こころの悩み

好き避けをやめたい!嫌い避けとの違いの見分け方や幸せを遠ざけてしまう心理と対処法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.12.09 公開
好きなのに、大好きなのに、好きな人を避けてしまう。好きな異性ができてもうまく関係を築けないことが続いてしまうと、仲を深めたいのに、避けてしまう自分が嫌になってしまいますよね。好きな人を避けてしまう、いわゆる「好き避け」は、幸せを自ら遠ざけてしまうこともあります。婚活をしている人にとっては結婚が遠のいてしまう大きな問題です。そこで今回は、好き避けと勘違いされやすい「嫌い避け」について、好き避けが幸せを遠ざけてしまう心理、対処法について解説していきます。後悔なく好きな人と向き合っていけるように、対策を考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
好き避けは、好意があるのにわざと避けてしまう、本心とは違うような行動をとってしまうことです。嫌い避けは、言葉の通りに嫌いだからこそ、苦手だからこそ相手を避けてしまうことです。好きな人を遠ざけてしまう心理は、自分に自信がなく、相手を意識しすぎてしまうから。対処法は、好きな気持ちを受け入れ、また好きな気持ちが相手に伝わることを恐れないことです。結果、相手に意識してもらえ、プラスに働くこともあります。
もくじ
1. 「好き避け」ってなに? 2. 「好き避け」と「嫌い避け」の違い 3. 女性がやりがちな好き避け行動5選 4. 女性が好き避けしてしまう心理とは? 5. 好き避けをやめたいときの対処法 6. 素直な行動で幸せをつかもう!

「好き避け」ってなに?


まず初めに、「好き避け」とはどういうものなのか?について特徴を解説していきます。好き避けとは、好意を抱いている人を避けてしまったり、冷たい態度をとってしまったりするなど、本心とは違う行動をしてしまうことです。好きな人を目の前にしたときの恥ずかしさや不安、緊張などから「仲良くなりたい」という本心とは違った行動をしてしまうのです。頭では「今度こそちゃんと話そう」と思っていても、いざ好きな人を目の前にすると好き避けしてしまい、なかなか自分でも制御できないことが、悩みになってしまうこともあります。
 

「好き避け」と「嫌い避け」の違い


好き避けは、好意があるのにわざと避けてしまう、本心とは違うような行動をとってしまうこと。嫌い避けは、言葉の通りに嫌いだからこそ、苦手だからこそ相手を避けてしまうことです。好き避けも嫌い避けも、相手を避けてしまうことであるため、勘違いされてしまうこともあります。似ているようですが、相手に対して思っていることは真逆の内容なのです。好き避けと嫌い避けでは、それぞれどんな感情を持って、どんな行動をしてしまうのかを知っておきましょう。
 

好き避けの場合


好き避けの場合は、好きだからこそ感情が乱され「無理」となってしまい、好きな人の前から逃げ出そうとしてしまいます。また、自分が好きであることが、好きな彼や周りにバレてしまうのが怖くて、恥ずかしくて、あえて冷たい態度を取ってしまうのです。好きな人を悪くいってしまったり、関わるのを避けてしまったりした結果、好きな人に「嫌われているのかな」と思わせてしまうこともあります。
 

嫌い避けの場合


嫌い避けの場合は、嫌いだから、苦手だからこそ「関わりたくない、会いたくない」という気持ちから避けるようになります。あなたも、これまでの人生で「苦手な人とはなるべく関わりたくない」と考えたことがあるのではないでしょうか。好き避けも嫌い避けも、行動自体はほとんど同じであるため、なかなかその判別が難しいです。
 

女性がやりがちな好き避け行動5選


続いて、女性がやりがちな好き避け行動を5つ紹介していきます。好きだからこそ、いざ好きな人を目の前にすると、思うように動けない。そんな経験がある女性は、多いと思います。どんな行動をしてしまうと、好き避けだと言えるのか、好き避けのサインを確認してみてくださいね。
 

①会うと逃げてしまう


 好きな人に会うと逃げてしまう、わかりやすく避けてしまうのは、好き避け行動です。好きだからこそ、意識しすぎて会うと戸惑ってしまうのですよね。会いたいはずなのに恥ずかしいから、むしろ「会いたくない」と思ってしまうケースもあります。
 

②冷たい態度を取ってしまう


 好きな人を意識しすぎた結果、冷たい態度で接するのも好き避け行動のひとつです。どうしてもうまく話せなくて冷たい態度になってしまうこともあれば、好きなことが相手や周りにバレたくなくて冷たくしてしまうこともあります。目が合うのに視線をそらす、せっかく話しかけてくれたのに素っ気ない対応をする、メールの返信をわざと遅らせる、などの対応をしてしまった経験はありませんか?
 

③意地悪を言ってしまう


相手の気を引きたかったり、好きな気持ちを隠したかったりして、つい好きな人に意地悪を言ってしまう好き避けのパターンもあります。意地悪を言ったり、ちょっかいを出したりすることでしか、彼とのコミュニケーションが取れなくなってしまっていませんか?
 

④本心と反対の言葉を言ってしまう


素直になれなかったり、好きな気持ちを隠したかったりして、本心と反対のことを言ってしまう好き避け行動もあります。本当は、大好きで付き合いたいと思っているのに、周りや本人に「興味がない」と言ってしまう。そういった行動を続けていると、より自分の本音を伝えづらくなり、悩んでしまいやすいです。
 

⑤笑顔になれない


「会ったら、好きな人の前でかわいくいたい」と思っていても、笑顔になれず、真顔や冷たい表情になってしまう。そういった好き避け行動もあります。この好き避け行動は、好きな人に対する緊張や関わることへの不安が原因になってしまっていることが多いです。
 

女性が好き避けしてしまう心理とは?


続いては、女性が好き避けしてしまう心理について考えていきましょう。好きな人とは「近づきたい、もっと仲良くなりたい」と思う女性が多いです。ただ、そう思っていたとしても、気づいたら好き避けをしてしまっているという女性もいます。それは、なぜなのでしょうか。まずは、あなたが好き避けをしてしまう原因を探してみてくださいね。
 

相手を意識し過ぎてしまう


好きだからこそ、相手を意識しすぎて好き避けをしてしまうケースは多いです。「好きな人の前で悪いところを見せられない」「どんなふうに思われているのだろう」など、意識をし過ぎてしまい、カチコチ状態になってしまうのです。また、意識しすぎた結果、自分の本心とは違った行動や言動が出てしまうこともあります。「なんでこんな行動をしてしまうのだろう」と、自分でもわからないときは、相手を意識し過ぎてしまっているからであることが多いです。
 

恋愛経験が少ない


恋愛経験が少ないと、男性とのコミュニケーション自体に苦手意識があるケースが多いです。そのため、好きな人となるとなおさらどう関わっていいかがわからなくなり、挙動不審になってしまうことも。それを繰り返した結果、好き避けをするようになってしまうこともあります。「好きな人の前で挙動不審になり、嫌われるくらいなら」と、関わること自体を避けようとしてしまうのです。
 

自分に自信がない


自分に自信がない女性は、好き避けをしてしまいやすい傾向があります。好きな人に対して「嫌われてしまったらどうしよう」「印象を悪くしてしまったらどうしよう」と不安になってしまい、好き避けをするようになってしまいます。また「私なんて好きになってくれるはずがない」と考えてしまうと、関わるのが怖くなってしまい、好きな人に近づけなくなってしまうパターンもあります。
 

周りの目が気になってしまう


周りに好きな人がバレてしまうことが気になり、好き避けをしてしまうタイプの女性もいます。同じコミュニティに所属している男性を好きになると、特にこの好き避け行動が起こりやすいです。周囲の人の目や今後のコミュニティでの活動を考えずに2人で会えれば「もっとアピールできるのに」と思っている方もいるのではないでしょうか。長く所属するコミュニティの中での恋愛は、どうしてもやりづらい部分がありますよね。

今の関係を壊したくない


友達や同期としてはいい関係が続いていたり、仕事の中だけで話す関係であったり、今の関係を崩したくないという思いから、好き避けをしてしまうこともあります。好きな気持ちはあるものの、今の関係が壊れることを考えると「仲を深められない」と考えてしまうのです。特に職場に好きな人がいると、今後の関係性によっては仕事がしづらくなってしまうこともあるため、悩みになってしまいやすいです。

素直になれない


自分の気持ちにどうしても素直になれず、好き避けをしてしまうケースもあります。好きな人にだけ素直になれない人もいれば、もともと素直じゃない性格の人もいますよね。気になっていること、好きなことを自分の中で認められず、いざ相手を目の前にすると挙動不審になってしまうのです。また、気になっていること、好きなことは自分の中でわかっていても、相手の前で素直になれないことで、好き避けしてしまうこともあります。

好き避けをやめたいときの対処法

 
最後に、好き避けをやめたいときの対処法について解説していきます。好き避けは、無意識にやってしまっていることも多いため、なかなかやめるのが難しいです。ただ、好き避けをしていることで、あなたの恋の行方が変わってしまうこともあります。どうしたら好き避けをやめることができるのか、あなたが好き避けをしてしまっている原因を考えながら、好き避けをやめる方法をチェックしてみてくださいね。

好きな気持ちを認める


好き避けをしているときは、自分の中で好きな気持ちを認められていない可能性があります。まずは、相手のことを気になっていること、好きであることを認め、自分の中で受け入れるようにしてみてください。自分の中で認め、受け入れられるようになれば「なんでこんな行動しているのだろう」と自分に疑問を持つことは、減ってくるはずです。疑問を持つことが減っていけば、冷静に自分の気持ちを整理できるようになり、好きな人の前で挙動不審になることも少なくなるでしょう。

好きな気持ちがバレてもいいと思う


好きな気持ちがバレてしまうことを極端に恐れてしまうと、無意識のうちに相手に冷たい態度をとってしまっていることがあります。中には、好きな人を無視してしまったというケースも。好きな人ともっと仲良くなりたいという気持ちがあるのであれば、好きな気持ちがバレてもいいと思っておくことがポイントです。積極的なアプローチができなくても、好きな気持ちが伝わることで、相手に意識してもらえるケースもあり、プラスに働くこともあります。
 

勘違いされる可能性を考える


好き避けのネックになってしまうのが、相手に「自分のことが嫌いなのではないか」と勘違いをされてしまう可能性があることです。好きなのに、真逆の意味で捉えられてしまう。それは、今後好きな人との距離を近づけるうえで、大きな痛手となってしまいかねません。好きな人と付き合いたいという思いがあるのであれば、好き避けは損になってしまうこともあると考えていきましょう。そうすれば、好き避けをする前に、踏み止まることができるかもしれません。

慣れるためにコミュニケーションを取る


好き避けをやめるためには、好きな人とコミュニケーションを取ることに慣れていくことが大切です。ただ、避けてしまっているのが現状となると、なかなかハードルが高く感じることもあるかもしれません。急に距離を縮めなくてもいいので、まずはあからさまに避けてしまうことからやめるようにしていきましょう。積極的に関わることはできなくても、まずは自然と近くにいられるようにする。その後は、イベントなどを通して少しずつ会話を増やしていくようにできると良いですね。「好きな人」と思って意識をしすぎるのではなく、あなたが友人を作るとき、初対面の人と出会ったときのような会話の仕方を思い出して、コミュニケーションを取るようにしていきましょう。

素直な行動で幸せをつかもう!


好きだからこそ「うまく話せなかったらどうしよう」「好きだとバレてしまったらどうしよう」と不安になり、好きな人と関わることが怖くなってしまうこともありますよね。その結果、好きな人をあえて避けてしまうこともあるでしょう。ただ、好き避けをしてしまうと、良い出会いがあっても「嫌われているのかな」と好きな人に悪い印象を持たれてしまうこともあります。また、好き避けをしている間に、他の人に取られてしまうこともあるかもしれません。好きな人と関わるときは、素直になることが大切です。勇気を出して素直に行動し、幸せをつかんでいきましょう。