こころの悩み

自己肯定感が低い女性が幸せを遠ざけてしまう理由は?恋愛がうまくいく方法を解説します

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.04 公開
自己肯定感という言葉が広く使われるようになってきましたね。自己肯定感が低いなと感じたことがある人もいれば、他人から「自己肯定感が低いね」と言われたことがある人もいると思います。実は、自己肯定感の低さは、恋愛と大きな関わりがあります。自己肯定感の低さが、幸せな恋愛を遠ざけてしまうこともあるのです。そこで今回は、自己肯定感が低い女性が幸せを遠ざけてしまう理由と恋愛がうまくいく方法について解説します。自分に向き合う時間は、辛く感じることもありますが、今後の幸せに繋がる大切な時間でもあります。自己肯定感と自分の現状を照らし合わせながら、幸せな恋愛に向けて、自己肯定感の向上を目指していきましょう。
この記事を読んでわかること
自己肯定感が低い女性が恋愛を遠ざけてしまうのは、幼少期の体験、コンプレックスや人間関係のトラウマが原因になっていることがあります。ですが、本当は「愛されたい」と思っている方も多いもの。まずはその気持ちを受け止めてあげてください。その上で、何事も深読みをしすぎず、素直な気持ちで答えることを意識してみましょう。わからない時は「本当は?」と自分の心に問いかけを続けていきましょう。自分の気持ちや、本当にやりたいことが見えてきたら、自分らしくいられるまでもう少しです!自分の気持ちに大らかになることで、幸せを幸せとして受け入れられるように、きっとなっていきますよ。
もくじ
1. 自己肯定感が低いってどういうこと? 2. 女性の自己肯定感が低くなる原因 3. 幸せを遠ざける自己肯定感が低い女性の特徴 4. 自己肯定感を高めて幸せを引き寄せるには? 5. 自己肯定感の低い女性が避けるべき男性の特徴 6. 自己肯定感を高めれば自然と恋愛はうまくいく

自己肯定感が低いってどういうこと?


まず初めに、自己肯定感について解説していきます。自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定できる感覚のことです。自己肯定感が低いとは、ありのままの自分を肯定できる感覚が低く、自分の考えや価値観を否定している状態を指します。自己肯定感が低い状態が続いていると、自分の考えや感情をネガティブに考える癖がついてしまい、自分を肯定することができなくなってしまいます。日本では、謙遜の文化があることで、自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。褒められても「そんなことないです」と口にしたことがある人も多いと思います。本来は自己肯定感が低くない方も、風潮によって自己肯定感が下がってしまうこともあります。

女性の自己肯定感が低くなる原因


日本人の中でも、女性は特に自己肯定感が低くなりやすいと言われることもあります。ここでは、女性の自己肯定感が低くなる原因について解説していきますね。女性の自己肯定感が低くなる原因には、育つ過程での影響もあります。そして、その影響を生み出しているのは、社会の仕組みや風潮であることもあります。女性の自己肯定感が低くなる原因を探りながら、日本社会の風潮についても振り返っていきましょう。こちらの章は日本社会の仕組みや風潮を断じたり、批判するものではありませんが、自己肯定感が下がってしまう要因の一つの可能性として、ご参考にいただければ幸いです。

①褒められる機会が少なかった


褒められる機会が少なかったことは、自己肯定感の低さに影響を与えることがあります。女性は、小さいうちから「女の子は大人しい、しっかりしている」など、控えめであることを求められることもあると思います。その結果、男の子だったら「静かにできてえらいね、しっかりしているね」と褒められるかもしれませんが、女の子はそれが当たり前とされてしまいやすいです。出来て当然!と、小さいうちに褒められる機会が少ないと、自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。女性はメイクをして仕事に来るのが当たり前、家事や子育てをして当たり前と、大きくなってからも「当たり前」が付き纏います。その結果、頑張っても他人に肯定されず、自分も肯定できないという状況になってしまいやすいです。女性はできて当然、やって当然という感覚が社会全体にあることで、褒められる機会が少なく、自己肯定感の低下に繋がってしまいます。

②コンプレックスを抱えている


コンプレックスも、女性の自己肯定感の低さに影響を与えることもあります。自分の容姿や性格などにコンプレックスを抱えていると「自分は人と比べて劣っている」という意識が強くなり、自己肯定感が低くなってしまいます。女性の場合、容姿を評価されたり、容姿によって異性からの扱われ方が変わったりする経験をしてきていることが、男性に比べても多いです。可愛いことが正義!とされがちな風潮の中、自分の容姿のコンプレックスがどんどん嫌になって、自己肯定感が下がってしまう女性は多いです。また、容姿だけでなく、性格のコンプレックスも、人と比べることによって強くなってしまうことが多いでしょう。

③過保護な親に育てられ、自ら選択する機会が少なかった


過保護な親に育てられ、自ら選択する機会が少なかったことが、自己肯定感が低くなる原因になることもあります。親が、娘に対して人生をコントロールしようとしてしまうケースは多いです。自ら選択する機会が少ないと、自分がしたいことが分からなくなってしまい、あまり感情を持てないまま大人になってしまうことも。また、過保護で何でも親に決められてしまうからこそ、ありのままの自分を否定されているようにも感じてしまいます。

④人間関係のトラウマがある


人間関係のトラウマがあることが、女性の自己肯定感が低くなる原因になることもあります。女性は、男性と比べて集団意識が強く、人との関わりを重視する傾向があります。そのため、集団での関わりや繋がりの中で、価値観や気持ちのすれ違いが起こりやすく、それがトラブルに発展してしまうこともあります。人間関係のトラブルによってトラウマを抱えてしまうと、人と関わること自体が苦手になってしまいやすいです。また、他人に指摘を受けて傷ついたことがトラウマになってしまい、自己肯定感が低くなることも。人間性や容姿などを全否定されるような指摘は、どうしてもトラウマになってしまうと思います。指摘された内容は、人に知られるのが怖いコンプレックスとして、心に刻まれてしまうこともあるでしょう。トラウマによって、人と関わりを持つこと自体が苦手になってしまうと、自己肯定感の低下は進んでしまいやすいです。

幸せを遠ざける自己肯定感が低い女性の特徴


いつも何だかうまくいかない、すぐに悩んでしまう。そんな女性の悩みの裏には、自己肯定感の低さが隠れている可能性があります。自己肯定感の低さが、無意識に幸せを遠ざけてしまっていることも。自己肯定感が低いかどうか分からないという方は、まず自分がよく悩んでしまうことを思い浮かべてみましょう。そして、その悩みはどんな気持ちから来ているものなのかをじっくり分析してみてください。分析の先に、自己肯定感と繋がる気持ちが見つかるかもしれません。

「どうせ私なんて」と卑屈


褒められても素直に受け取ることができず、自分を否定してしまう。それが癖づいてしまっている場合は、自己肯定感が低くなってしまっている可能性が高いです。また、他人に何かを言われるのが怖いという理由で、予防として自己否定するような言葉を吐いてしまうこともあります。先に言っておくことで他人に言われない、自分が傷つかない、と安心感を覚える人もいます。

ネガティブな深読みをしてしまう


憶測でネガティブな深読みをして、自分を追い込み、責めてしまう。そういうことはありませんか?例えば、「後は僕がやっておくね」と上司に言われた時「私には任せてもらえないのかな。自分の能力が足りないのが原因かもしれない」と思ってしまったり。その時に、例えば自分を下げるような発言をしてしまったり、必要以上に「すみません」「ごめんなさい」を言ったりしてしまうことで、相手は困惑するかもしれません。ネガティブな深読みは、自分はダメなんだという感覚、つまり自己肯定感が低いからこそ引き起こされています。

1人の時間が耐えられない


自己肯定感が低く、自分を受け入れられない場合は、他人に自分を認めてもらおうという気持ちが強く働きます。また、1人でいると不安になってしまうため、人にLINEの連投をしてしまったり、即返信をしてしまったりすることも。このタイプの女性は、彼氏に依存してしまう可能性が高いです。自分で埋められない穴を恋人に埋めてもらおうと必死になってしまうことで、相手に負担をかけすぎてしまうこともあります。

サバサバ女子を演じてしまう


サバサバ女子は、一見自己肯定感が高いように感じることもあると思います。中には自己肯定感が高い人もいますが、面倒な女だと思われたくないという気持ちから、サバサバ女性を演じてしまう人もいます。本当は傷ついているのに、なんでもないように振る舞ってしまうことで、都合のいい女になってしまうことも。

自己肯定感を高めて幸せを引き寄せるには?


自己肯定感の低さは、自分から幸せを遠ざけてしまうことがあります。逆に、自己肯定感が高い場合、幸せを自分から引き寄せることができるようになっていきます。ここでは、自己肯定感を高めて、幸せを引き寄せる方法について解説していきます。少しずつ自分の自己肯定感を高めながら、幸せを引き寄せていきましょう。

卑屈をやめる


卑屈をやめるには、まず自分と他人の間に線をしっかり引くことが大切です。自己肯定感が低い人は、自分と他人の境界線があまりないことが多いです。そのため、相手の言葉をダイレクトに受けてしまったり、人と比べてしまったりしてしまいやすい傾向があります。前提として、自分は自分、他人は他人であること、それぞれに考え方が違うことを頭に入れてみてください。「他人がこう思っているだろうから」という不安は、あなたの考えに過ぎず、答えかどうかはわかりません。他人との境界線をしっかり引くことで、不安を膨らます前に、止めることができるようになっていきます。

深読みをやめて素直に答える


自己肯定感が低いと、すぐに深読みしてしまい、自分の感情より先に相手の気持ちを優先してしまいます。「こう答えたら相手は嬉しいかな、相手は嫌に思うかな」と相手の気持ちを考えてしまうのです。そんなあなたは、とても優しい人であるとも言えますね。それだけ、人のことを考えられるということです。また「相手にこう思われたら怖いから」と不安で深読みをしてしまうこともあると思います。すぐに深読みを止めるのは難しいかもしれませんが、まずできるだけ自分の気持ちに素直になることを心がけていきましょう。そして、日常的に「本当は?」と自分の心に問いかけてみてください。最初は口に出せなくても、自分の心に問いかけるだけで大丈夫です。自分の心に「本当は?」と問いかけることを続けていくと、自分の素直な気持ちが見えやすくなっていきます。

1人の時間を楽しむ


自己肯定感が低いと、他人の存在で自分を満たし、自分を保とうとしてしまいがちです。そうなると、気づいたら人に依存してしまっていた……ということもあります。自己肯定感が低いと、自分への興味関心が薄く、好きなことが分からない場合も。アイドルのライブでも、お散歩でも何でも良いので、これをしていると心が安らぐなというものを見つけてみてください。1人の時間を楽しめるようになると、人の時間もまた違った感覚で楽しめるようになります。

「愛されたい」気持ちを受け入れる


自己肯定感が低いと、自己肯定感が低い自分のことも否定してしまうことがあります。自己肯定感が低い自分もまずは受け入れる。今の自分の気持ちをまるごと受け止めてあげることが大切です。過去を振り返って、もっと人に褒めてもらいたかった、愛されたかったという気持ちも受け止めあげましょう。記憶の中の自分の頭を撫でてあげるような気持ちで、欲しかった言葉をかけてみてください。

自己肯定感の低い女性が避けるべき男性の特徴


自己肯定感が低いと、恋愛で辛い思いをしても、その状態を続けてしまいやすいです。辛いけど、こんな私と付き合ってくれているから……と、本当は好きでない相手に尽くしてしまうこともあります。ここでは、自己肯定感が低い女性が避けるべき男性の特徴について解説していきます。ここで紹介する男性の特徴に当てはまる男性と関係を続けていこうと考えている場合は、注意しておきましょう。

バカにしたり否定してくる


日常的に恋人からバカにされたり、否定されたりしてしまえば、自己肯定感はさらに下がってしまいます。また「自分はダメな人間なんだ」と自信もなくしてしまいかねません。自分を否定してくるタイプの男性からは、距離を取るようにしておきましょう。

できないと決めつける


「お前にはできない」と決めつける男性は、あなたを傷つけ、支配することで自分の欲を満たしている可能性があります。そのような男性と一緒に過ごしていると、自己肯定感がさらに下がってしまいかねません。何事も「応援するよ、やってみなよ」と背中を押してくれるような男性の方が、長く付き合っていけるでしょう。

周囲の目を気にさせる


自己肯定感が低い女性は、周囲の目が気になることが多いです。例えば、飲食店でのマナーが悪い、クレーマー気質であったり、身だしなみに無頓着で一緒に歩くのも恥ずかしい・・・など。ただでさえ周囲の目が気になる性格なのに、一緒に過ごす中であなた自身も安心できず、周囲の目を気にさせるような男性は、やめておくのが懸命です。また、「普通のカップルはこうだよね?もっとこうしてほしい」など、普通・周囲などを極端に主張してくる、比べたがる男性も、要注意です。逆に、周囲の目も気にならなくなるほど褒めてくれて、愛情表現してくれる男性との付き合いでは、自己肯定感を向上していけるでしょう。

わざと不安にさせる


自己肯定感が低い女性は、人一倍不安になりやすいです。そんな中、わざと不安にさせるような男性と付き合ってしまうと、疲れてしまうでしょう。わざと不安にさせる男性は、男性自身も自己肯定感が低い可能性があります。わざと不安にさせることで、自分への愛を確かめているのかもしれません。自己肯定感が低い同士の恋愛では、共依存関係になってしまうこともあります。自分を試すような行動が続く男性とは、1度距離をおくことを考えてみても良いでしょう。

自己肯定感を高めれば自然と恋愛はうまくいく


あなたが自己肯定感を高め、自分自身を褒めてあげられるようになった先に、きっと素敵な恋愛との出会いがあるでしょう。自己肯定感が低いと、自分が辛くなってしまうだけでなく、時に他人に負荷をかけてしまうこともあります。自分に厳しく接することは、時に他人にも、厳しい見方をしてしまうことがあります。自己肯定感を高めていくと、自分にも、男性にも、きっと今以上に大らかになれるはずです。自己肯定感が低い人は、プラスの見方をすれば周囲や自分のことをしっかりと考えています。その優しさは自己肯定感を高めてからもきっとお強みとして、活かしていけますよ。急に自己肯定感を上げることは難しいですが、少しずつ上げていくことはできます。まずは、自分に「本当は?」と問いかける癖をつけ、自分の気持ちを大切にしていきましょう。そして、過去の自分、今の自分を受け入れ、時間がかかっても良いので認めてあげてください。