こころの悩み

私って結婚に向いてない?不安になる人へ幸せな結婚生活を送るポイント

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.09.30 公開
結婚している人の話を聞いて「私に結婚は向いてないな」と感じてしまうことはありませんか?結婚は、パートナーと家族になっていくことなので、1人の生活とは違ってくる部分が多いです。そのため、結婚に対して、自由度がなくなり、自分らしく生きられなくなってしまうイメージを持っている方もいます。結婚へのネガティブなイメージから、結婚が不安になってしまう人は多いです。そこで今回は、結婚が不安になる人が幸せな結婚生活を送るポイントを紹介していきます。ポイントを押さえながら、自分に合った結婚のスタイルはどんなものなのか、一緒に考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
「結婚したら家庭的にならなければいけないの?」とプレッシャーを感じている女性の方もおられますよね。私は結婚に向いていないのでは?と不安になったり、結婚を諦める方もおられるかもしれません。ですが、例えば「家事や料理が嫌い」という女性も結婚をして幸せな生活を送ることは十分可能です。家事や料理は完璧を求めず、二人で手分けすればいいのです。意見の相違があっても、話し合ってお互いの価値観を認め合えるなら問題ありません。趣味やパーソナルスペースを尊重し合うカップルも増えています。世間の求める完璧な夫婦像はあまり意識せず、あなたらしく過ごせるお相手を見つけられたなら、きっと不安は解消されていくはずですよ。
もくじ
1. 自分が「結婚に向いていない」と思う理由は? 2. 結婚に向いていない女性が幸せな結婚を送るポイント 3. 結婚に向いていない女性は結婚しない方がいい? 4. 結婚に向いていない人でも結婚生活がうまくいく方法 5. 結婚に向いていない女性が意識したいこと 6. 夫婦の形は人それぞれ!結婚に向いてなくても大丈夫

自分が「結婚に向いていない」と思う理由は?


まず初めに、結婚に向いていないと思う理由として、よくあがりやすいものを解説していきます。結婚に向いていないと感じる理由は人それぞれです。自分の性格的に1人の方が向いているということもあれば、生活力がないから結婚はできないと感じていることもあります。あなたが結婚に向いていないと感じる理由は何なのか、まずは今の自分の気持ちをしっかり確認していきましょう。

家事や料理が嫌い


結婚となると、パートナーと生活を共にしていくことが多いですよね。日々の食事や家庭運営も一緒にしていくご夫婦が多いため、家事や料理が嫌いなことが結婚の懸念点になることがあります。共働き世帯が増え、家事育児も夫婦で分担しているケースが増えてきましたが、実態はまだ女性に家事育児の負担が寄ってしまっているところもあります。そのため、特に女性は「結婚するなら家事や料理ができないと……」と思ってしまうことが多いです。基本的に家事については、得意な人が得意なことをやるスタイルが理想的です。男性だから、女性だからではなく、お互いの得意不得意に合わせて分担し、家庭運営を行っているご夫婦も増えてきています。

自己中心的で思いやりがない


自分は自分中心だから自由に生きていきたい、人を気遣うことは得意でないという方は、結婚に懸念を抱きやすいです。結婚生活は、別居婚を選択しない限り、同じ家で暮らすことが多くなるでしょう。生活を共にしていくとなると、相手が大変そうな時は相手を気にかけたり、フォローをしたりすることも出てきます。自分は自己中心的で思いやりがないと感じている方の場合、この性格で人と生きていったら、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれないと考えやすいです。相手がくれた優しさや思いやりを、自分は返すことができないと感じてしまうこともあるでしょう。

夫婦は支え合って生きていくものという認識が全体的に強いことによって、自分は結婚に向いていないと思うきっかけが生まれてしまうこともあります。ただ、ここで付け加えたいのは、この例に当てはまるなと感じる女性が周囲からも「自己中心的」と思われているとは限りません。周囲から優しい人と思われていることもあります。セルフイメージと周囲からの目線は必ずしも一致しないため、自分を自己中心的だと責めないであげて下さいね。

趣味や仕事が充実していて削りたくない


趣味や仕事など、今の生活が充実している場合、結婚を特に望まない人も多いです。結婚すると、それぞれの人生であることには変わりないですが、2人の人生、家族としての人生も同時に進んでいくことになります。そうなると、今までのようには趣味や仕事に全振りできない可能性もあり、それが結婚のネックになりやすいです。今が充実していて満たされているのであれば、それを上回る気持ちがないと、なかなか結婚には前向きになりにくいでしょう。今、自分は何を優先したいか、何を楽しみたいか。それを素直に考えた結果、今の自分のライフスタイルを維持したいという結論に辿りつく方もいます。

1人が気楽で相手に合わせたくない


1人の生活が長くなると、自分の心地良いライフスタイルが確立されていきます。気楽に、自由に日々を過ごせる今の生活が気に入っている場合、相手に合わせる機会が増える結婚には、魅力を感じないこともあるでしょう。結婚は、転居や転勤が伴うこともあるため、今までの安定したライフスタイルが維持できなくなってしまう可能性もあります。今のライフスタイルを崩すくらいなら1人でいる方が幸せ、と結婚を望まない方も多いです。

何でも1人でできて自立している


経済力もあり、生活力もあり、何でも1人でできて自立している場合は、特に結婚に魅力を感じないこともあります。1人で生きていけるからこそ、本当に一緒に生きていきたいと思う相手でない限りは、人と生きるメリットを見出せないこともあるでしょう。このタイプの方の場合は、結婚願望が強くない限り、結婚にあまり必要性を感じていないことがあります。他方、この方だ!と自分が感じる男性に出会えれば一気に結婚へと進んでいくのもこのタイプの女性であったりします。

結婚に向いていない女性が幸せな結婚を送るポイント


続いて、結婚に向いていない女性が幸せな結婚を送るポイントについて解説します。女性の場合、結婚したら家庭的にならなければいけない、とプレッシャーを感じてしまっていることがあります。育ってきた家庭が専業主婦家庭だった場合は、家事育児を全て担う母親を見てきたことで「自分は母のようにはなれない」と、結婚に懸念を抱いてしまうことも。では、さまざまな理由で自分は結婚に向いていないと感じている女性が、幸せな結婚を送るにはどうしたら良いのでしょうか。結婚に向いていないと感じているのは、あなたが思う「普通の結婚像」の生活をあなた自身がパートナーと送る姿のイメージができないということでもあるでしょう。そのため、自分に合う結婚のスタイルが見つかれば、幸せな結婚生活を送ることもできますよ。あなたの母親の女性像はあくまで数ある一つの例に過ぎず、あなたに当てはまるかはわからないのです。自分に合う結婚のスタイルを見つけ、パートナーと生活を工夫していくことで、心地よい生活が実現できることもあります。

家事や料理は完璧を求めず手分けする


家事や料理は、女性がやらなければいけないと決まっているものではありません。お互いの得意不得意に合わせて、手分けしてやっていけば良いのです。完璧を求める必要もなく、お互いが「このくらいでいいよね」と思えるラインさえ満たせていればOKです。また、外部のサービスに家事を頼んだり、宅食サービスを利用したりする方法もあります。家事や料理が苦手なことで結婚を不安に思う場合は、2人で協力したり、外部のサービスを使ったりすることによって、不安を解消することが可能です。

過度に干渉せず個人の時間を大切にする


自由がなくなってしまうことが結婚への懸念点である場合、個人の時間を大切にできる仕組みを作ることで、結婚への不安を解消できることがあります。例えば、お互いの財布は完全に分けて、生活費以外は自由に使えるような制度にする。2LDK以上の部屋に住み、それぞれの部屋を確保する。個人のおでかけには干渉しないなど、夫婦で話し合って個人の時間を大切できるようなスタイルを考えてみてください。2人に合ったスタイルを考えることができれば、個人の時間を大切にしつつも、幸せな結婚を送ることができるでしょう。仕事や趣味など、自分の大事にしたいものがある男性を夫とするのも方法の一つです。

問題は都度話し合いコミュニケーションを取る


違う家庭で育ち、違う環境で生きてきた2人なので、意見が合わなかったり、問題が生じてしまったりするのは自然なことです。問題が合った時には、都度話し合いをし、コミュニケーションをしっかり取るようにしていきましょう。定期的に夫婦で話し合いの時間を作るようにしておくのもおすすめです。

お互いの違いを認めて歩み寄りを大切にする


夫婦とはいえ、他人同士が一緒に住むことになるのが結婚生活です。そのため、お互いの違いを感じることは、さまざまな場面で出てくるでしょう。お互いの違いを感じた時は、違いがあることを悲観するのではなく、まずは違いを認めていきましょう。そして、それぞれの違いを受け止め合い、歩み寄っていくことが大切です。また、違いの中でも「面白い」と思えるものを見つけると、また違いについてもポジティブに感じることができます。歩み寄りによって、お互いが自分の人生、自分の大切にしたい価値観を守りながらも、結婚生活を過ごしていくことができるようになっていきます。

結婚に向いていない女性は結婚しない方がいい?


自分は結婚に向いていないと思った時、結婚はしないほうが良いのだろうか……と考えてしまうこともあると思います。今は、結婚にあまり興味がない、気乗りしていないからといって、結婚しない方がいい!と決めつける必要はありません。結婚したいと思う人が現れたら、自分の結婚に向いていない部分も変えることができるかもしれませんし、そのままのあなたで結婚生活を楽しめるパートナーが見つかるかもしれません。自分は結婚に向いていない!と決めつけてしまうと、もし結婚をしたくなった時に、柔軟に動けなくなってしまいます。気持ちや価値観は変化することもあるので、自分の選択肢はあまり狭めすぎないようにしておきましょう。

結婚に向いていない人でも結婚生活がうまくいく方法


続いて、結婚に向いていない人でも結婚生活がうまくいく方法について解説していきます。結婚に向いていないといっても、世間一般で多く見られる結婚のスタイル、夫婦像に合わないだけである可能性もあります。周りと比べるのではなく、自分にとって幸せだと感じるスタイル、2人にとって幸せだと感じるスタイルを見つけることを意識してみましょう。自分らしい、2人らしい結婚生活で、日々を楽しんでみてくださいね。

一般的な価値観ではなく相性を大切にする


一般的には思いやりがある、子煩悩、穏やか、家事が得意な女性が「結婚に向いている女性」とされていること多いです。ただ、それは一つの意見であって、それを望まない男性もいます。活発で行動的な女性が好きな男性もいれば、穏やかで優しい女性が好きな男性もいるのと同じですね。一般的な価値観に縛られずに、自分に合う人と巡り会うことができれば、結婚生活はうまくいきます。ただ、自分に合う人であっても、最初から全ての価値観が合っているということまでは難しいかもしれません。無理なく価値観をすり合わせることで、2人の価値観を作っていくことを大事にしてみてください。

他人の幸せと自分の幸せを比べない


人に個性があるように、恋愛や結婚にもそれぞれのカップルの個性があります。今結婚している人全員が、一般的な「結婚に向いている人」ではないはずです。夫婦の関係も幸せの形も、人それぞれ。他人の幸せと自分の幸せを比べるのではなく、自分の幸せ、夫婦の幸せの形を見つけていきましょう。

結婚に向いていない女性が意識したいこと


最後に、結婚に向いていない女性が意識したいことについて解説していきます。結婚に向いていないという言葉を、他人から言われたことがあるという女性はあまりいないのではないでしょうか。人と比べてしまった結果、自分自身が「結婚に向いていない」と思ってしまったという方が多いと思います。結婚の形は1つではないため、そもそも向いているか、向いていないかという言葉はしっくりこないこともあります。結婚の形を1つと認識してしまうからこそ、自分は向いていないと感じてしまいやすいのです。まず、結婚の形、幸せの形は無数にあるという認識を持つことを大事にしてみてください。

相手に完璧を求めない


婚活では、自分に自信がない人ほど、相手に完璧を求めてしまう傾向があります。自分の価値を相手の存在によって、上げようとしてしまうからです。結婚に向いていないと思っている女性は、自分に足りない部分がある、人と違う部分があると認識していることが多いです。自分は完璧ではないという認識を持っているからこそ、相手にも同じ認識を持っておくことが大切になります。お互いの欠点も含めて、受け入れ合えるような関係性を構築できるように意識してみましょう。

相手の前で自分を偽らない


結婚生活は、長く続くものです。そのため、結婚相手の前で自分を偽ってしまったり、我慢をしてしまったりするとストレスを溜め込んでしまいます。理想の女性を演じるのではなく「家事が苦手、1人が好き、趣味に没頭する」など、自分のありのままの部分を出していくことを大切してみてください。そこに魅力を感じてくれる男性は、きっといます。お互いにありのままの姿で思い合える2人は、仲良くやっていけるでしょう。

「結婚に向いていない」と決めつけない


自分の価値観や思いは、変化していくこともあります。そのため、結婚に興味がなかったのに、急に結婚をしたいと思うこともあります。その時に、いや、でも私は結婚に向いていないから・・・と自分の気持ちに蓋をしてしまっては、モヤモヤが募り行動したくてもできないかもしれません。また、結婚に向いていないのは、自分がそう判断しているだけで、やってみないと分からないことも多いです。自分に合った形の結婚なら、楽しくやっていけることもあります。自分に結婚は向いていないと決めつけずに、さまざまな選択肢の中から自分に合うものを探してみてくださいね。

夫婦の形は人それぞれ!結婚に向いてなくても大丈夫


結婚は、決まった1つの形式のように認識されやすく、そこにハマらない自分は結婚できないと考えてしまう人が多いです。結婚するなら家庭的でないと、自分の時間を諦めないと……など、決まった形に自分を当てはめて考えてしまいます。結婚の形は1つではなく、夫婦の形も、家庭運営の形も人それぞれです。一般的な夫婦像に当てはまらないからといって、あなたが結婚に向いていないわけではありません。自分に合う結婚の形や、自分に合うパートナーとなら、幸せな結婚生活を過ごしていけるでしょう。そのためには、自分を偽ることなく、大切にすることが重要です。結婚したい気持ちを認識した時には、自分に合う結婚のスタイルを探し、無理なく過ごしていきましょう。