「話し合いができる人」の見つけ方
あつた:婚活で「話し合いができる人」はどうやって見つけたら良いのでしょうか?逆に、やってはいけないNG行動みたいなものはあったりしますか?
坂田:例えば、まだ出会ってすぐ仮交際くらいの段階で「話し合いができる人」かどうかを見極めようとしないことは大切です。話し合うにはある程度の関係性が必要なので、最初から「話し合いができる人」を探してしまうと、難しいと思いますね。
あつた:お互いに遠慮しあっているし、探り合っているような関係性では、見えるはずもないですよね。
坂田:この段階で意見交換や話し合いはレベルが高いですよね。
あつた:まずは、自分の希望や考えを「伝える」ことをした方が良いのかなと思いました。
坂田:そうですね。そこを組んでくれる人であれば「話し合える人」である可能性は高いかもしれませんね。
婚活疲れはなぜ起こるのか?
あつた:婚活の初期の段階で疲れちゃう人って、自分の言いたいことを我慢してしまっている人が多い気がするんです。相手にも仲人さんにも気を使いすぎている方が多い印象です。婚活には自己理解も必要なのかなと思います。
坂田:婚活に疲れやすい人の特徴として、ルールに縛られてしまうという点もあります。例えば「LINEは1日1往復くらいしたいな」という理想が自分の中にあると、それができないとうまくいっていないと感じてしまい、ストレスになってしまうんですよね。でも、婚活は相手ありきなのでもちろん自分の思う通りにいかないこともあるので、柔軟に構えられると良いですよね。
あつた:こうあるべきという考えは自分を追い込んでしまいますよね。週に1回は会うべきって思っていると、しんどくても言ってしまう。その結果「楽しめなかった」と落ち込んでしまう。こうなると悪循環になってしまいます。もっと肩の力を抜いて、リスケしても良いんだよって言ってあげたいですね。
頑張って無理をしてしまう人は、相手に対しても「こうあるべき」という姿勢が強い傾向があります。「私はこんなに頑張っているのに!」と相手にも同じ頑張りを求めてしまうんですよね。疲れた、辛いって思うことは悪いことではないので、自分の感情をもっと素直に認められると良いですよね。
坂田:素直に考えを伝えるっていうことが大切なんですよね。まずは伝えないと「話し合い」が始まらないですよね。
話し合いが出来ずに破局するカップルもいる
坂田:婚活でも話し合いが出来ずにすれ違ってしまうカップルは多いです。先日も、真剣交際に進んだカップルが破局してしまったんですが、女性側は話し合いが足りないと思っていたのに、男性はもう十分話し合ったと思っていて、気持ちがすれ違っていってしまったということがありました。
あつた:それはもったいないですね。話し合いが出来ないカップルの特徴として「勝手に解釈して終わらせる」という面があるんです。本人に事実を確認すればなんてことないことでも、勝手に悪い方向に解釈をして別れの原因に繋げる人はもったいないと思ってしまいます。
坂田:「今のってどういう意味?」とか、気になるならその場で聞いたほうがいいですね。お互い好意を持っている者同士でも、歯車が狂うと途端に気持ちが冷めてしまいます。それは結婚してからも同じだと思うので、完全に歯車が狂ってしまってから「離婚したいんだけど」と話し合いを持ち出しても、もう遅いんですよね。
あつた:特に男性は、全く気がついていないというパターンも多いです。奥さんから離婚届を出されて初めて「え?うまくいってなかったんだ」と気が付く。という話もよく聞きます。奥さんはずっと会話ができていなくて、不機嫌な態度をとっていて、明らかに上手くいっていないのに、男性は意外と気が付かないんですよね。
坂田:小さなことでも、その都度伝えて行くことが大切ですね。
仲のいい夫婦でも最初はストレスを抱えているもの
あつた:感覚って違うので、綺麗の感覚や、時間の感覚など言い出せば違いはキリがないですよね。あとちょっとが5分の夫と、20分の私が待ち合わせをした時に、「あとちょっとで着くね」という一言で誤解が生まれたりしたこともありました。夫は5分以内に来ると思ってたけど、私の感覚では20分くらいだったんですよね。笑
坂田:意見が違う、価値観が違うのは当然だし、どれだけ中のいい夫婦でもコミュニケーションにストレスを抱えていた期間は必ずあるということですね。
あつた:本当に、コミュニケーションて難しいですよね。
元カノの話題で離婚の危機!?
坂田:先日、成婚退会した方から「離婚を考えている」って連絡があってびっくりしたんですよ。話を聞くと、旦那さんが元カノの話題を頻繁にしてきて、嫌だと言っているのにやめてくれないそうなんです。
あつた:えー!伝えてるのに?
坂田:そうなんです。でも、ちゃんと真剣なトーンで伝えましたか?もしかすると冗談で受け取られてるかもしれないですよ?と伝えたら「もう1回真剣に伝えてみます」ってなったんです。再度真剣に「2度と言わないで欲しい」と伝えたら、無事にもう言わなくなったそうなんですが、これもコミュニケーションの落とし穴ですよね。
あつた:よくありますね。「伝えたんですよ」とは言っても、温度感が全く伝わっていない。何度言ってもなおしてくれない、私のことは大切に思ってくれていない。という訳ではなく、深刻度が伝わってなかったんですよね。
坂田:話し合う時の声のトーンや表情、真剣度も含めて、気持ちを伝えないといけないんですね。コミュニケーションは奥が深いですね。
あつた:話し合いはひとりで作るものではなく、相手と一緒に作って行くものなので、何度も繰り返して二人の形を築いていくことが大切ですね。価値観が合う、話し合いができる関係の最初の一歩は自分の気持ちを伝えることかもしれません。そして、自分を理解することが、話し合いの土台を作ることに大切ですね。