こころの悩み

【婚活】好きじゃない人との結婚はやめるべき?結婚を後悔しないための考え方

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.12.18 公開
そろそろ結婚したいけど、相手のことを男性として好きになれていない。そんなときは「このまま好きじゃない人と結婚して大丈夫なのかな」と悩んでしまいますよね。「好きじゃない人と結婚したら、離婚や後悔をしてしまうのではないか」と思って、結婚の決断ができない女性もいると思います。そこで今回は、好きじゃない人との結婚はやめるべきか、結婚を後悔しないための考え方について解説していきます。結婚を決めるうえで、好きという気持ちをどのように考えていけばいいのか、そのヒントを見つけていきましょう。
この記事を読んでわかること
婚活をしていると、好きじゃない人との結婚を迷う瞬間もありますよね。好きじゃない人との結婚を考えてしまう理由は、より良い条件の相手を探すばかりで、自分の気持ちを大切にできていないことが原因です。今は好きじゃなくても、相手を良いと思う気持ち、その人の前だと自分らしくいられるという感覚を大切に、シンプルに正直に決めることを大切にしましょう。
もくじ
1. 婚活は条件と気持ちで悩みやすい 2. そもそもなぜ好きじゃない人との結婚を考える? 3. 好きじゃなくても結婚してうまくいく相手の特徴 4. 好きじゃない人との結婚を迷ったときの対処法 5. 結婚は自分の気持ちに正直に決めよう

婚活は条件と気持ちで悩みやすい


婚活は、年収や年齢などの条件と自分が異性として心惹かれるかという気持ちの部分で悩みやすいです。人としてはすごくいい人で、条件もいいものの、どうしても結婚を決断できず悩んでしまっているときは、あなたの気持ちの部分が引っかかってしまっている可能性があります。逆に、すごく心惹かれているのに、結婚が決断できないときは、相手の条件の部分で不安に思っているところ、納得できていないところがある可能性が高いです。条件でも気持ちの部分でも、いい印象を持てていればスムーズに決断できることが多いですが、どちらかが引っかかってしまっていると、決断に不安を感じてしまいやすいのです。「結婚してから後悔しないようにしたい」と考える場合、条件と気持ちの部分がどちらもOKでないと、なかなか決断できないでしょう。

そもそもなぜ好きじゃない人との結婚を考える?


人生の大きな決断である結婚は、運命の人としたい、心から大好きな人としたい。そんなふうに考えている女性が、多いですよね。では、なぜそんな意見とは反対ともいえる「好きじゃない人との結婚を考えるケース」があるのでしょうか。好きじゃない人との結婚を考えるケースは、決して珍しくなく、婚活を経た結婚だとわりとよくあるケースです。ただ、その真相についてはあまり語られていません。あなたは、なぜ好きじゃない人との結婚を考えだしたのでしょうか。そのきっかけや今の状況について、ここでは改めて考えてみてくださいね。

年齢的に焦りを感じているから


例えば妊娠、子供を望む場合、年齢的に結婚に焦りを感じていることで、好きじゃない人との結婚を考えるケースは多いです。「早く結婚したい」という気持ちが強いからこそ、本当は好きな人と結婚したいのに、好きになれていなくても「早く結婚できそうな相手」と結婚しようと考えるのです。ただ「早く結婚できそう」という思いだけで、結婚相手を決めてしまうと、結婚後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。

相手が熱心にアプローチしてくれるから


相手からの熱心なアプローチで付き合い始めると、好きじゃなくても結婚を考えることがあります。大切にしてくれている、自分のことを思ってくれていると感じることで「この人となら幸せになれるかもしれない」と考えるようにもなっていくのです。また、アプローチをされている相手だからこそ、自分が応えれば「一刻も早く結婚できる」と考えることもあります。

条件が良く結婚相手としていい人だと思うから


条件が良く、結婚相手としていい人だと思う男性とは、好きじゃなくても結婚を考えやすいです。自分が結婚相手に求める条件をすべてクリアしているとなると、好きじゃなくても「この人を逃したくない」と考えてしまうのではないでしょうか。「いい夫になりそう」と思える相手だからこそ、好きじゃなくても、未来をについて想像してしまいやすいのです。具体的には、仕事や年収、職業、年齢、学歴などの条件が重視される傾向があります。

ドキドキはないけれど居心地が良いから


ドキドキはないものの、一緒にいて居心地が良く、安心感のある相手とは、好きじゃなくても結婚を考えることがあります。実際、結婚は長年続く現実的な生活であるため、一緒に暮らすパートナーには居心地の良さを感じられていることがとても大切です。好きじゃなくても「いい家族になれそう」と思えるような男性であれば、結婚を考えられるのです。あなたは、相手の前でどんなふうに過ごしているのでしょうか? 居心地が良いと感じられていますか? もし、居心地が良い相手なのであれば、あなたにとって、とても貴重な存在であるため、大事にしていってくださいね。

親や周囲の後押しがあるから


両親や周囲の後押しがあると、好きじゃない相手との結婚に対しても、前向きに思えることがあります。親や友人など、自分のことをよく知っている人の言葉の影響力は思っているよりも強いです。自分では、まだ決めきれない相手に対しても、親や周囲の後押しがあると、決断できることもあるのです。ただ、このケースの場合、親や周囲の人のいうことを聞いたことで、自分の本音に気づかず、結婚後に後悔してしまう可能性もあります。親や周囲の後押しがあったとはいえ、一番大切なのはあなた自身の気持ちなのです。親や周囲の後押しで結婚を決めようとしているときは、あなたの本当の気持ちをしっかり確認したうえで進むようにしていきましょう。

好きじゃなくても結婚してうまくいく相手の特徴


続いて、好きじゃなくても結婚してうまくいく相手の特徴について解説していきます。好きじゃないからといって、その相手との結婚がうまくいかないとはかぎりません。好きじゃない相手との結婚であったとしても、幸せに過ごしている夫婦もいるのです。どんな相手であれば、好きじゃなくてもうまくいきやすいのか、うまくいかないのか。結婚相手を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

素の自分を出せる


結婚して、一緒に暮らすことを考えたとき、彼に素を出せるかどうかはとても大切なポイントです。どんなに好きであっても、一緒にいて緊張してしまったり、気疲れしてしまったりする相手だと、生活でストレスが溜まってしまいかねません。例えば、あなたの好きなイケメン俳優やアイドルと毎日暮らすと考えてみてください。そうなるともう、気が気ではないですよね。自分のカッコ悪いところ、だらしないところを見せられないと感じてしまうはずです。逆に、好きじゃなかったとしても、素の自分を出せる相手となら、無理することなく、結婚生活をうまくやっていくことができるでしょう。

人として好き


異性としては、好きに思えていなくても、性格が合い人として好きだと思えている相手とは、結婚生活をうまくやっていけることがあります。異性としての恋愛感情は、年齢を重ねるにつれて落ちついてくることもあるため、むしろ人として好きだと思えているかどうかが、結婚生活には大切になってくるのです。人として好きだと思えている相手となら、お互いの良さを理解し合って過ごしていくことができるでしょう。人として好きな気持ちがあれば、家族としても大切に思うことができるようになるのです。

問題が起こったときに話し合いができる


一緒に過ごしている中で、何か問題が起こったときに話し合いができる相手は、好きじゃなかったとしても、いい結婚相手になる可能性が高いです。結婚生活では、ライフスタイルが違う相手と新しく家庭を築くことになるので、何かとふたりで決めていくことが多いですよね。そのため、普段から話し合いができる関係性だと、スムーズにさまざまな決断をしていくことができます。また、意見が食い違ってしまったときにも、話し合いをすることができれば、感情的なケンカにならずに解決していくことができるのです。

価値観の違いをお互いに受け入れられる


これまで違う人生を歩んできたふたりが一緒に生きていくとなると、お互いの価値観に違いを感じることもあるのではないでしょうか。価値観の違いを感じたとき、無理にどちらかに合わせたり、合わないことで相手を責めたりしてしまうのではなく、価値観の違いをお互いに受け入れられると、ふたりの妥協点を探していくことができます。お互いを尊重しながら、ふたりが生きていくための方法を見つけていくことができるのです。好きじゃなかったとしても、価値観の違いを受け入れられる相手であるのなら、結婚生活をうまくやっていくこともできるでしょう。また、価値観の違いをむしろ楽しみ、それぞれの視野を広げていこうと思えると、より結婚生活を楽しいものにしていけるはずです。

愛情を持つことができる


好きにはなれなかったとしても、家族として愛情を持つことができそうな相手であれば、うまくやっていけることが多いです。恋愛感情がなくても、家族として愛情を持って大切にできる。そんなふうに思える相手であれば、うまくやっていくことができるでしょう。好きになれない、愛情も持てていないとなると、どんなにいい条件の男性だったとしても、一緒にいることでストレスが溜まってしまうこともあります。相手が大変そうなときは、支えたいと思えるのか、守りたいと思えるのか。そんな家族としての愛情を持てるかどうかは、ひとつの判断基準にしてみてくださいね。

好きじゃない人との結婚を迷ったときの対処法


最後に、好きじゃない人との結婚を迷ったときの対処法について解説していきます。相手がいい人であればあるほど、好きになれない自分に嫌気が差してしまったり、決断ができないことにもやもやしてしまったりすることもあるのではないでしょうか。好きじゃない人との結婚に迷ったときはどうしていけばいいのか、前に進むヒントを探していきましょう。

結婚生活に求めるものを考えてみる


好きじゃない人との結婚を迷ったときは、結婚生活に求めるものを改めて考えてみるのがおすすめです。自分は「どんな結婚生活をしたいと考えているのか」を考えると、それを実現するには何が必要なのかが見えてきます。そして、その延長でどんな相手を選べば、理想の結婚生活が実現できるかもわかってくるのです。あなたにとっての結婚生活には、お互いを刺激し合えるような関係でいることが必要なのか、お穏やかでいられるような関係でいることが必要なのか。あなたが結婚生活に求めるものが、ときめきがある日々ではなく、穏やかで安心感のある日々である場合は、好きじゃない人との結婚を考えてみてもよいでしょう。

関係性や気持ちは変化していくと認識する


最初は好きじゃないと思っていたとしても、長年一緒に暮らし、家族として思い合ううちに愛が育まれるケースもあります。そのため、関係性や気持ちは変化していくと認識し、決めつけずに過ごしていくことも大切です。一気に感情がたかぶるのではなく、ゆっくり温まっていく関係もあるのですよね。例えば、結婚するときは相手の容姿が気になっていたとしても、愛情を持つことで、少しずつ容姿まで愛おしく感じられるようになるケースもあります。相手との関係性やあなたの気持ちは、結婚後も変化していく可能性があることを認識しておくと、好きじゃない相手との結婚に足を踏み出せることもあるのではないでしょうか。

自分が幸せになれる選択を取る


結婚をするうえでは、まずあなた自身が幸せになれる選択を取ることができているかが大事なポイントです。容姿がいいから、条件がいいから、一緒にいて居心地が良いから、と自分の理想だけを軸に相手を選んでしまうと、心の底にある素直な気持ちを無視してしまい、後悔してしまう可能性があります。結婚相手を選ぶうえでは「この人と結婚したら幸せになれそうか」という視点を常に持って、選択をしていくことが大切です。結婚相手選びにおいて、答えが見えなくなってしまったときほど「自分が幸せになれる選択はどれか」とシンプルに考え、動いていくようにしていきましょう。考えれば考えるほど、婚活では結婚相手を決めきれないことが多いため、たまには考えをリセットすることが必要です。さまざまなことを検討しなければならない中でも、自分が幸せになれるかどうかの視点は、見失わないようにしてみてくださいね。

結婚は自分の気持ちに正直に決めよう


婚活から結婚をすると、日々さまざまな男性の条件を目にしていくため「あれもダメ、これもダメ」と、より条件のいい相手を探すようになってしまいます。そのため、条件ばかりをみてしまい、自分の気持ちを大切にできていないことも。好きじゃない相手と結婚する場合は、人としてお互いを好きになれているか、価値観の違いを話し合いで解決できるか、などを大切にしていきましょう。また、自分が「いい」と思った相手に対しては、好きという気持ちに固執せず、相手を信じてみることも大切です。そのときは好きだと思えていなかったとしても、少しずつ好きな気持ちが育ってくることもあるのです。人生の大きな決断だからこそ、ときにはシンプルに考え、自分の気持ちに正直に決めていきましょう