こころの悩み

自分の話をしない人の心理や特徴は?婚活で出会ったときの対処法や自己開示の重要性を解説

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2024.02.07 公開
婚活デートをするときは、お互いのことを話しながら距離を縮め、関係性を深めていきますよね。ただ、そのためにはそれぞれが、しっかりと自分のことを話していく必要があります。自分のことをどちらかがあまり話さないとなると、なかなか距離が縮まらないのです。あなたも、婚活デートで「自分の話をしない人」に出会ったことがあるでしょうか? 今回は、自分の話をしない人の心理や特徴、婚活で出会ったときの対処法、自己開示の重要性について解説していきます。自分の話をしないことが、婚活でどんな影響をもたらすのか、自分の話をすることがどれだけ大切になってくるのか。婚活成功のために、しっかりポイントを押さえていきましょう。
この記事を読んでわかること
自分の話をしてくれない人とは仲が深まりにくく、特に婚活や恋活の相手となると関係が進展せずモヤモヤしてしまう人も多いでしょう。自分の話をしない人は、自分に自信がない人と、他者への関心が薄い人に分かれます。大人しい・警戒心が強い・コミュニケーションが苦手など、本人も苦手で悩んでいるというパターンもあります。自分の話をしない人と関係を築くには、まず自分から自己開示をすること。そして話を聞きたいという気持ちを言葉で伝えることです。焦らずに少し時間をかけて関係を気づくアプローチをすれば、きっと仲が深まっていきますよ。
もくじ
1. 自分の話をしない人の心理 2. 自分の話をしない人の特徴 3. 婚活に大切な自己開示について 4. 自分の話をしない人と関係を築くには? 5. まず自分から自己開示をすることが大切

自分の話をしない人の心理


まず初めに、恋愛で自分の話をしない人の心理について解説していきます。あなたが自分の話をよくするというタイプだとなおさら、自分の話をしない人の心理が理解できないですよね。自分の話をしない人は、それぞれに自分の話をしない、自分の話ができない理由を抱えています。まずは自分の話をしない人の心理を知り、なぜ自分の話をしないのかを理解するところから始めていきましょう。

秘密主義で自分のことを知られたくない


自分の話をしない人は、秘密主義であまり自分のことを人に知られたくないと思っていることがあります。婚活で出会う相手は、初対面であり、お断りをすれば「もう会わない可能性がある相手」でもあります。そのため、自分のことや仕事のことなど、プライベートに関わることはあまり話したくないと思う人は、婚活の場で多くを語らなくなってしまうのです。特に女性は、初対面の男性に対して警戒心を強く持っていることが多いため、こういった心理になる傾向があります。

他人への興味が薄い


他人への興味が薄いことで、自分の話をしない人もいます。他人への興味が薄く、同じように「相手も自分の話に興味がないだろう」と思って、自分のことを話さなくなってしまうのです。他人への興味が薄く、自分の話をしない人は、人にもそれを求めていないため、なかなか他人との関係性が深まりにくいです。人付き合いも苦手で、他人に興味がないように、相手も自分に興味がないと思っていることで「相手が自分の話をしてほしい」と思っていることに気づけないことが多いのです。

自分の話に価値がないと思っている


自分の話をしない人には「私の話なんて聞いてもおもしろくないから」と、自分の話に価値がないと思っている人もいます。自分の話に価値がないと思っているからこそ、自分から人に話そうとは思わないのです。また、自分の話はおもしろくないから、自分の話を人に聞いてもらうのが「申し訳ない」と感じることで、自分の話をしないケースもあります。

まず先に相手のことを知りたい


自分のことを話す前に、まずは相手のことを知りたいと考えている人もいます。こういうタイプの方は、相手のことをきちんと知ることができないと、なかなか自分のことを話さない傾向があります。「自分のことを話しても大丈夫な人なのか」を判断する目的で、まず先に相手のことを知りたいと考えていることもあるのです。

自分の話をしない人の特徴


続いて、自分の話をしない人の特徴について紹介していきます。自分の話をしない人には、いくつかの特徴があります。あなたがこれまでに出会った「自分の話をしない人」にも何か特徴があったでしょうか。これまで出会った相手を思い返しながら、照らし合わせてみてくださいね。

大人しく自己主張がない


大人しく、自己主張がない性格である方は、自分の話をあまりしない傾向があります。基本受け身で、聞かれないかぎりは、自分の話をしないことが多いのです。普段から自己主張しないタイプだと、自分から自分の話をするだけでも「図々しいと思われてしまうかな」と不安になってしまうこともあります。

人見知りで警戒心が強い


過去の経験や個人の性格で人見知りで警戒心が強いと、なかなか相手に心を許すことができません。そのため、心を許すことができないと、自分の話をすることもできないのです。相手とコミュニケーションをとり、関係を築く前に「この人は自分の話をして大丈夫な人か、関係を築いてOKな相手か」と判断する工程を挟んでいく必要があります。

自分に自信がない 


自分に自信がないことが原因で、自分が発言すること、発信することに対して悩みや恐怖感を抱いている人は多いです。そのため、自分の話をすることに抵抗があり、話すことが難しくなっていってしまいます。「こういったら相手にどう思われるかな」「悪い印象を持たれてしまわないかな」と、話す前から考えて不安になってしまい、余計に話せなくなってしまうこともあるのです。

コミュニケーションが苦手


もともとコミュニケーションが苦手な人は、自分の話をできないが多いです。しようと思っても、相手と話す時間が長くなると話題に困り、自分のコミュニケーション能力の低さを相手に露呈してしまうと考え、なるべく話さないようになってしまうのです。相手にたくさん話してもらえば、会話で聞き役に徹することができるため、そのほうがいいと考えてしまっていることもあります。

婚活に大切な自己開示について


ここからは、婚活で大切な自己開示について解説していきます。長い人生をともにする結婚相手を後悔なく選ぶためには、お互いに自己開示をすることがとても大切です。ただ、実際に婚活をしてみる男女では、この自己開示の部分がうまくできず悩んでしまったり、相手とすれ違ってしまったりするケースも少なくありません。この機会に、婚活で欠かせない自己開示について考え、改めて理解を深めていきましょう。

自己開示とは?


自己開示は、臨床心理学者のシドニー・M・ジュラード氏が著書の「The Transparent Self」で提唱した概念です。「他者に自分の考えや情報、感情をありのままに伝えること」という意味があります。今では、人間関係の構築やビジネスの場でもよく使われており、その重要性や必要性が広まってきています。婚活でも、相互理解のためにとても大切であるとされています。

自己開示のメリット①相手に興味を持てる


自己開示には、複数のメリットがあります。メリットの1つ目は、相手に興味を持てることです。お互いに自己開示をせず、どんな相手かわからない状態だと、ふたりの距離を近づけるのは難しく、なかなか相手に興味を持つことも難しいです。ただ、自己開示をすれば、相手の情報がわかり、相手に興味を持つことができます。興味を持つことができれば「もっと知りたい」「仲良くなりたい」と思えるようになっていき、関係性が変わっていくようになるのです。

自己開示のメリット②相手も自己開示しやすくなる


自己開示のメリットの2つ目は、自己開示をすることで、相手も自己開示しやすくなることです。初対面から仲を深めていくためには、お互いのことを知ることが大切です。片方だけが、自己開示をしているのでは、仲は深まりにくいのです。まず自分が自己開示をし「自分はこういう人です」と相手に示すことで、相手は安心して自己開示をすることができます。お互いに自己開示ができれば、距離は自然と近づいていくでしょう。

自己開示のメリット③共通点を見つけられる


知り合った相手とお互いに自己開示をすることができれば、お互いの共通点を見つけやすくなっていきます。これが、自己開示の3つ目のメリットです。お互いに自己開示をすると、それぞれに関する情報が共有されたことになります。そのため、その中で共通する部分が見つけやすくなるのです。共通点があることは、相手との距離をぎゅっと縮める大切なポイントです。婚活においても、共通点があることで関係が進展した男女は少なくありません。相手に興味を持つ、お互いのことを知る、共通点を見つけるためにも、婚活では意識して自己開示をするようにしていきましょう。

自分の話をしない人と関係を築くには?


最後に、自分の話をしない人と関係を築くにはどうしたいいのかについて解説していきます。婚活デートやお見合いを重ねていくと、なかなか自分の話をしてくれない人に出会うことがあるかもしれません。そんなときには、どうやって相手との関係を築いていけばいいのでしょうか。少しずつステップを踏みながら、相手と関係を築いていく方法を紹介します。

まずは自分から自己開示をする


なかなか自分の話をしてくれない人に婚活で出会ったときは、まず自分から自己開示をするようにしていきましょう。相手は何らかの理由で、自己開示することに抵抗感があったり、意味を感じていなかったりする状態です。そのため、まずは自分から自己開示をして、少しでも相手に安心してもらえるようにしてみてください。

話を聞きたいという気持ちを伝える


自分の話をしない人は、自分の話に対して「おもしろくない」「どう思われるかわからない」などと、自信を持てていないケースが多いです。そのため、自分のことを話すことが申し訳ないと思ってしまっていることもあります。好きな人に相手に自己開示をしてもらいたいときは「話を聞きたい」というあなたの気持ちを率直に伝えることが大切です。「○○さんの話、聞きたいです」「聞いていて楽しいです」「もっと知りたいです」など、あなたの話に興味があり、聞きたいという気持ちをまっすぐに伝える方法がおすすめです。話を聞きたい気持ちが伝われば、自分の話をすることに自信がなかったり、恐怖感があったりする方も、話しやすくなっていきます。

相槌やリアクションを意識する


あまり自分の話をしない人が、何かしら話してくれているときは、相槌やリアクションを意識することが大切です。自分の話をしない人は、自分が話すことに不安を感じていることが多いため、共感やリアクションが薄いと「つまらないのかな」と感じてしまい、余計に不安になってしまいます。相槌やリアクションを意識して、聞く態度を整えておくと「ちゃんと聞いてくれている」と感じてもらえるようになります。聞いてくれている、自分の話で楽しんでくれていることがわかれば、自分の話をしない人も、安心して自分のことを話せるようになっていくのです。

焦らず時間をかけて関係を築く


早く結婚したいと婚活を進めていると「相手と早く距離を縮めないと」と思い、焦ってしまうことがあります。比較的早いスピード感で、関係構築が進んでいく男女もいますが、人それぞれ、カップルごとでもそのスピード感は違います。そのため、まずは焦って関係を築かないことを意識しておくことも大切です。焦ってしまうと、その焦りが相手に伝わってしまい、相手が不安な状態のまま勝手に心をこじ開けてしまうことも。特に自分の話をしない人との関係構築は、あまり焦らないことがポイントになっていきます。焦らず時間をかけて、少しずつお互いの自己開示をし、安心して一緒に過ごせるようにしていきながら、関係を築いていきましょう。あなたが「自分に興味を持ってくれている」「仲良くなりたいと思ってくれている」ことがわかれば、あまり自分の話をしない相手も、少しずつ自分の話をしてくれるようになっていくはずです。

まず自分から自己開示をすることが大切


婚活デートやお見合いで相手との距離を縮め、仲を深めていくためには、お互いに自己開示をすることが大切です。自己開示をすることによって、お互いに興味を持って、それぞれのことを知ることができ、共通点も見つけられるようになっていきます。もし、あなたが婚活で自分の話をしない人に出会ったときは、まず自分から自己開示をし、相手に安心してもらえるようにしていきましょう。そして「あなたの話を聞きたい」「あなたの話を聞けて嬉しい」という気持ちをしっかり伝えていくことが大切です。相手を否定せず、焦らせず、相手のペースを大切にしながら、ぜひゆっくり関係を築いていってくださいね。