婚活

年の差婚はどうして後悔する?結婚後に後悔しないために知っておきたいことと解決策

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.04 公開
「好きになった人と年が大きく離れていた。」そんなの全然気にならない、という方もおられれば、将来への不安や周りからの声に悩んでしまう方もおられますよね。でも、「大切な人とずっと一緒に生きていきたい。」その強い気持ちがあれば、年齢差に対する悩みも乗り越えられることもあります。そこで今回は、年の差婚で後悔しないために知っておきたいこと、解決策について解説していきます。パートナーとの結婚生活を幸せなものにするために、解決できることは先に解決しておきましょう。
この記事を読んでわかること
年の差婚には、年齢差から生じる後悔があります。例えば、どちらかが先に老いていくことでの将来への不安や、年下の夫の場合頼りないと感じられることもあるでしょう。ただ、お互いの足りないところを補う、将来のお金のことを考えておくなどで対策は可能です。年の差婚には、「喧嘩が少なくいつも穏やかに過ごせる」「会話が新鮮で発見が多い」などの良い点もたくさんあります。デメリットを知り、しっかり備えておけば、幸せな結婚生活を送ることは十分に可能ですよ!
もくじ
1. そもそも年の差婚って何歳から? 2. 年下男性との年の差婚にはどんな後悔がある? 3. 年上男性との年の差婚にはどんな後悔がある? 4. 後悔しない歳の差婚にするために大切なこと 5. 年の差婚は幸せも大きい!結婚して良かったと思える瞬間 6. 後悔しない年の差婚を叶えよう

そもそも年の差婚って何歳から?


そもそも、年の差婚って何歳からを言うのでしょうか。一般的には、10歳以上離れていると年の差婚とみなされる傾向があります。
これまで、同年代とのお付き合いが多かった方は、イメージがしづらいかもしれませんが、10歳以上の年の差カップル、年の差夫婦は探せば意外とあなたの周りにもおられるかもしれませんね。特に芸能界では、20歳以上で恋愛結婚している年の差夫婦も多いです。ここでは、年の差婚をデータから深掘りしていきます!年の差婚の実態を把握するところから始めていきましょう。

未婚男女が希望する年齢差


最初に、未婚男女が相手に希望する年齢差についてお伝えします。
婚活をしようと思った時に、絶対年上(年下)がいい!という希望がある方もいますよね。国立社会保障・人口問題研究所「独身者調査の結果概要」によれば、女性が相手に希望する年齢差は、1位が1歳〜2歳上(29.6 %)、2位が同い年(28.4 %)、3位が3~4歳年上(20.6%)、4位が5~6歳年上(11.9%)、5位が7歳以上年下(5.6%)、6位が年下(3.9%)です。このデータを見てみると、女性は相手に年上または同い年であることを希望する傾向があります。ただ、10歳近い年の差というわけではなく、1才〜2才の年の差を希望する人が1番多いです。逆に年下の相手を望む女性は6位と1番少なくなっています。一方、男性が相手に希望する年齢差は、1位が同じ歳(41.8%)、2位が1~2歳年下(14.9%)、3位が5~6歳年下(14.4%)、4位が3~4歳年下(13.6%)、5位が7歳以上年下(8.5%)、6位が年上(6.7%)です。同い年が高い順位に来ているのは女性と同じです。でも、女性のように年上を希望する人は少なく、年下を希望する人が多い傾向があります。女性は年上を、男性は年下を希望する傾向があることから、女性が年下、男性が年上のカップルが生まれやすいことが分かりますね。

実際に結婚した夫婦の年齢差


次に、実際に結婚した夫婦の年齢差について解説していきます。先ほど解説した未婚男女が希望する年齢差との違いはあるのでしょうか。見ていきましょう!実際に結婚した夫婦の年齢差は、1位が夫婦同年齢(21%)、2位は夫が年上(1歳)、3位は夫が年上(7歳〜)、4位は妻が年上(1歳)、5位は夫が年上(2歳)、6位は夫が年上(3歳)です。同年齢が上位に来ているのは、女性の希望、男性の希望とも一致している結果ですね。同じ学校や職場の同期がカップルになりやすいことも、同年齢夫婦が生まれやすいきっかけでしょう。2位、3位には夫が年上、妻が年下の夫婦がランクインしています。希望の年齢差との違いは、夫が7才以上離れた夫婦が上位に入っていることです。希望では、男女ともに7才以上離れた夫婦は下位でしたが、実際には7才以上年の離れた夫婦が多いことが分かります。

年下男性との年の差婚にはどんな後悔がある?


ここでは、実際に年下男性と年の差婚をした場合、どんな後悔があるのか。実際の後悔や抱えやすい不安点について解説していきます。あなたが抱える不安に当てはまるものはあるでしょうか。今回は、4つご紹介していきます。

男性の浮気が心配


年下男性との結婚だと、夫が自分より若い女性と浮気してしまうのではないかという心配があると思います。すでに自分は夫より年をとっている、そしてさらに今後も年を重ねていく。今は、好きでいてくれているけど、年を重ねても好きでいてくれるのだろうかと不安を感じてしまいますよね。そういった不安をずっと抱えていく可能性があることで、年下男性との結婚を後悔してしまうことがあります。

自分(妻)の方が早く老いていく


先ほども少し触れましたが、年が離れている分、どうしても夫より先に老いていってしまいます。夫を置いて先に亡くなってしまう可能性が高いことも、心配や悲しさを感じてしまうポイントではないでしょうか。年齢差がある分、先に老いていくことを止めることはできません。その事実を受け入れて、一緒にいられる時間を大切に過ごしていくことが大切です。

夫の収入が低く生活が苦しい


年の差があると、結婚時に妻の収入が夫より上である場合も多いです。金銭的に夫に頼るのが難しい場合は、自分で稼いでいったり、協力して稼いでいったりする必要があります。将来的に子育てを考えている場合は、夫の年収が低いことが不安点になることもありますよね。

夫が頼りにならない


年下男性の付き合いでは、人生を生きてきた長さが違う分、自分より幼いと感じることもあるでしょう。経験が少ない、持っている情報が少ない、行動力がないなどと感じ、夫が頼りになく感じることもあります。また、同年代のカップルにおいても、一般的に彼氏よりも彼女の方が、精神年齢が高めだと言われています。あなたが、周囲から精神年齢高めだよね、大人だよね、と言ってもらえることが多い場合、この「夫が頼りない」を感じる機会はより多くなるでしょう。夫にはどっしり構えていてほしい、余裕を持っていてほしいという希望がある場合、頼りなさに不安を感じたり、なかなか甘えられないと感じるかもしれませんね。逆に、あまり男性にリードや頼り甲斐を求めない女性にとっては、特にデメリットは感じないという方も多くおられます。

年上男性との年の差婚にはどんな後悔がある?


続いて、年上男性と年の差婚をした場合、どんな後悔があるのか。実際の後悔や抱えやすい不安点について解説していきます。年下男性との結婚に不安を感じるように、年上男性との結婚でも、年の差があることで不安を感じることがあります。年下男性との結婚とはどんな違いがあるのか、振り返りながら進めていきましょう。

夫の老後が早くやってくる


年下男性との結婚では、自分が先に老いていくことが不安点でした。年上男性との結婚では、逆に夫が先に老いることで不安が生じることがあります。実際に、思っていたよりも早く夫の介護をすることになり、子育てや仕事との両立に悩まされることも。そうして、年上男性との結婚に後悔を感じてしまうことがあります。夫の老後が早くやってくることは分かっていても、急な体調不良で大変な環境になってしまうと、後悔を感じてしまうこともあるでしょう。

対等な夫婦関係を築けない


年上男性との結婚だと、彼のタイプにもよりますが、自分がイニシアチブを取りたいという男性の場合、関係性が上司と部下のようになってしまい、対等でいられないことがあります。何をするにも夫の顔色が気になってしまったり、自分の意見が言いにくかったりして、不満を溜め込んでしまうことも。結婚相手とは、なんでも話し合って決めていきたい、対等でいたい。そういった夫婦でありたいと思っている場合は、年上男性との結婚に後悔を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。時代の変化によって、このようなタイプの男性は減ってきていますが、可能性はゼロではありません。対等な夫婦関係を築ける相手かどうか、結婚前の交際期間に確認しておくことも大切でしょう。うまく話し合いができる男性なら、心配しないで大丈夫ですよ。

定年後の収入がなく不安


夫が年上の場合は、先に定年を迎えます。自分でも稼ぎがある場合は、あまり心配がないかもしれませんが、これまで扶養内パートであった場合などは、不安を感じてしまいやすいです。また、子育てが終わっていない状態で、夫が定年になることもあります。そうなると、子育てのお金は大丈夫なのかと不安を感じてしまうこともあるでしょう。

後悔しない歳の差婚にするために大切なこと


ここまで、年下男性、年上男性との年の差婚について解説してきました。年の差があることで、不安を感じることはそれぞれあると思います。では、その不安を解消し、後悔しない年の差婚にしていくにはどうしたら良いのか。「離婚なんて考えたことない!」とずっと心から思いあえる、そんな夫婦でいられるにはどうしたら良いのでしょう。ここでは、後悔しない年の差婚にするために大切なことを解説していきます。

相手の足りない部分を支え合う


これは年の差があるないに関わらず、全てのカップル、夫婦に大切にしてほしい部分でもあります。年の差によって生まれた不安がある一方で、年の差があるからこその魅力もあったはずです。当時の気持ちを思い出し、相手の素敵なところにまずは目を向けてみましょう。そして、相手の足りない部分は、自分が支える気持ちを持つことが大切です。片方だけでなく、どちらも相手を支える意識を持つことが特に大切になっていきます。

将来のお金のことは計画的に考えておく


先ほど、年上男性と結婚した場合に、定年後の収入が不安になってしまうことがあるという話をしました。年の差がある場合、片方が先に老いていくことはどうしても止められません。そのため、早めに将来のことを考えることが大切です。何才までにいくら貯めておくか、定年後の生活はどうしていくかなど、計画的に考えておきましょう。

相手の考えや価値観を尊重する


年の差婚だと、それぞれに生きてきた時代が違うこともあります。その場合、それぞれの考え方や価値観にギャップあることがありますね。多くのギャップがあることを理解し、相手の考えや価値観を尊重する姿勢を持つことが大切です。むしろ、そのギャップも楽しんでいけると良いですね!

問題は都度話し合って解決する


年上男性との結婚では、女性が自分の意見を伝える時に、彼が気の強いタイプだった場合、なかなか言い難いという特徴があります。また男性側が、自分が年上なんだからと気負っていたり、負担をかけたくないと、自分の意見を伝えることを我慢しているパターンもあります。不満を蓄積しないためにも、問題は都度話し合って解決できる関係性を作っておきましょう。なかなか話し合いのタイミングが持てない場合は、話し合いの日を定期的に設定しておく方法もあります。例えば、毎週の金曜日に、話し合いの時間を作るようにしておくのも良いでしょう。1ヶ月で気になったこと、相談したいことを話し合うのと一緒に、良かったこと、感謝していることを伝え合う時間にするのもおすすめです。

年の差婚は幸せも大きい!結婚して良かったと思える瞬間


ここまで、年の差婚の後悔や不安点について解説してきました。ここからは、年の差婚をして良かったと思える瞬間について解説していきます。不安を感じやすい年の差婚ではありますが、年の差婚でよかった、幸せ!と感じているご夫婦もたくさんいます。そんな声に耳を傾けながら、大切なパートナーとの幸せな結婚生活を想像してみてください。

喧嘩が少なくいつも穏やか


これはそれぞれの性格による部分がありますが、年の差婚だと喧嘩が少ない傾向があります。理由としては、片方が年上であることで余裕があり、喧嘩になりにくいからです。また、お互いに違う部分が多いからこそ、その違いを楽しめれば衝突が起きにくいです。さらに、年が離れているからこそ、相手に過度に期待をしないこともポイントでしょう。同い年だと、なんでできないのだろうと相手の欠点が目につきやすいです。年の差があると、年下なのにしっかりしている!自分より大人なのに可愛いところもある!とプラスの目線で見ることが増えていきます。

会話が新鮮で発見が多い


年の差があると、それぞれに生きてきた時代が違うことがあります。その場合、育ってきた環境も持っている価値観も違うでしょう。お互いの違っている部分が新鮮に感じ、発見が多いことで、会話が楽しい!と感じるご夫婦は多いです。それぞれの趣味を共有し合うのも、お互いの理解が深まりそうですね。お互いの視野を広げてくれる存在がパートナーであるというのは、とても素敵なことです。お互いの違いを楽しめるかどうかは、年の差婚を楽しめるかどうかに大きく関わってくるでしょう。

いつまでも若くいられて楽しい


年の差があると、年下であるパートナーに対して「若いなあ」と感じることがあると思います。そんな若いパートナーと生きることで、いつまでも若々しくいられるのが楽しい!と感じる人は多いです。自分では行かないような場所でデートをしたり、自分では選ばないファッションをしたり、視野が広がるのも年の差婚の楽しさなのではないでしょうか。パートナーに見合う人でいたいという気持ちで、若くいられる努力をすることもあると思います。若くいたいという気持ちを持てること自体も、年の差婚の素敵なところです。


後悔しない年の差婚を叶えよう


今回は、年の差婚で後悔しないために知っておきたいこと、解決策について解説しました。年の差婚は、年齢差が大きいからこそ、老後はどうなるの・・・?と気にされる声が多く聞かれます。また、年の差ゆえに価値観が合わず、相手との違いに悩む日もあるでしょう。時には同世代婚のメリットを考えてしまったり、それが理想のように思えるかもしれません。ただ、歳の差がある相手だからこそ、惹かれ合った部分もあると思います。また、そもそも年齢差が関係なく、こんなに自分が好きになれる人はいない!と感じたからこそ、前向きに将来を考えたのではないでしょうか。自分とは生まれも育ちも全く違う相手と結婚生活を共にしていくためには、年齢差以上に、お互いに良い関係を保つ努力していくことが必要です。大変な時期もあるかもしれませんが、年の差を乗り越えた夫婦の絆は強いです。後悔しないように、結婚前から対等な関係性作りや話し合いを進め、幸せな結婚生活を叶えていきましょう。そして、一緒にいられる時間をぜひ楽しんでくださいね。