こころの悩み

愛情とはなに?男性からの嫉妬・束縛は愛情表現?理解して良いパートナーシップを築く方法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.02 公開
彼と交際している中で「本当に彼は私のことが好きなのかな」と不安になってしまったことはありませんか? 彼からの愛情表現が少なかったり、逆に彼からの嫉妬や束縛が激しかったり、カップル間の「愛情」については、悩みが生まれやすいです。また、彼だけでなく、自分が「彼にちゃんと愛情を持てているのか」が不安になってしまう女性もいます。そこで今回は、愛情とは何なのかについて、男性の嫉妬や束縛について、男性の気持ちを理解して良いパートナーシップを築く方法について解説していきます。彼や自分の愛情について理解し、より良いパートナーシップを築いていきましょう!
この記事を読んでわかること
愛情には、相手を「いつくしむ」だけではなく「異性に対して恋い慕う心」という意味もあります。男性から束縛や嫉妬をされると「愛されている」と感じる女性もいるかもしれません。ただ、嫉妬の気持ちは自分の不安からきています。一方的に自分の気持ちをぶつけることは愛情とは言えません。男女では、愛情の表現方法が違っていて、それがすれ違いのきっかけになってしまうこともあります。良いパートナーシップを築いていくためには、普段から愛情を伝え合うことを大切にしたいですね。
もくじ
1. そもそも愛情とは何? 2. その行動本当に愛情?と疑った時のチェックポイント 3. 男性からの嫉妬や束縛は愛情と捉えてもいい? 4. 男性からの愛情を感じない時は愛されていない? 5. 愛情表現が苦手な人ができる愛の伝え方 6. 愛情を伝え合って素敵な恋人関係を築きましょう

そもそも愛情とは何?


まず初めに「そもそも、愛情とは?」というところからお話していきます。恋愛や結婚、子どもについてなど、幅広い場面で愛情という言葉が使われていますよね。愛情は、昔から馴染みのある言葉だと感じる人が多いと思いますが、改めて意味を考える機会はなかなかないのではないでしょうか。まずは、愛情の意味を確認し、その上で男女間における恋愛の愛情についても理解していきましょう。

愛情の意味


愛情とは、深く愛し、いつくしむ心という意味があります。愛情と聞くと、親が子どもに向ける感情を想像する人が多いのではないでしょうか。また、自分のペットや大切にしている物事に対しても愛情という言葉が使われることがありますね。愛情と似ている言葉の1つが「愛」です。愛と愛情は似ている言葉ですが、異なっている点もあります。愛は、抽象的な対象に向けても広く使われますが、愛情は、基本的に特定の身近な相手に対して使われる言葉です。愛や愛情など、普段何気なく使っている言葉も、改めて意味や使い方に向き合ってみると、気づきがあることもがありますよ。

男女間における恋愛の愛情とは?


男女間における恋愛の愛情には、深く愛し、いつくしむ心という意味の他にも「異性に対して恋い慕う心」という意味があります。男女間における恋愛の愛情は、お互いがそれぞれに恋人に持つ愛情もあれば、2人の間で育まれる愛情もあるのです。男女では、愛情の表現方法が違っていることもあり、それがすれ違いや揉め事のきっかけになってしまうこともあります。すれ違いや揉め事を減らしていくためには、お互いがどんな方法で、愛情を表現しているのかを知ることが大切です。

その行動本当に愛情?と疑った時のチェックポイント


自分の言動や彼の言動に対して「本当に愛情があるのかな?」と疑ってしまった時は、ここからご紹介していくチェックポイントを確認してみましょう。確認した後、もし彼に愛情を持てていない可能性、彼が愛情を持っていない可能性がある場合は、その原因に合わせて対処法を考えていくことが必要になっていきます。これまでの自分の言動や彼の言動を振り返りながら、チェックポイントに当てはめて、確認していきましょう。

見返りを求めていない


これまでの自分の言動、彼の言動が、相手に見返りを求めるものではない場合、しっかり愛情を持てている可能性が高いです。逆に、恋人に対して見返りを求めてしまう時は、相手を試してしまっていたり、自分の利益を考えて行動してしまったりしている可能性があります。そういった言動をしてしまう時は、恋人への愛情があまり持てていなかったり、恋人に対して不安やもやもやした感情を持ってしまったりしていることも。恋人に対して、見返りを求めているか、求めていないかは。1つのチェックポイントとして大切にしてみてください。

相手を喜ばせたい、笑顔にしたいという気持ち


相手を喜ばせたい、笑顔にしたいという気持ちがあるかどうかは、本当の愛情かを確かめる上で、重要なポイントです。相手を喜ばせたい、笑顔にしたいという気持ちは、相手のことを大切に思う心から来ています。相手を深く愛し、いつくしむ心があるからこそ、相手を喜ばせたい、笑顔にしたいという気持ちが生まれる。そう考えていくと、そこにはしっかり愛情があると考えられるでしょう。

どんな時も一番に考えてくれる


恋人が、どんな時も一番に考えてくれる、恋人に対してどんな時も1番に考えている場合は、愛情を持てていると考えられます。逆に、自分勝手な振る舞いをしていたり、いつも恋人より自分を優先していたりする場合は、愛情がきちんと形成されていない可能性があります。これまでの自分や彼の言動を振り返り、お互いに相手を1番に考えていたかを振り返ってみると、現状や改善点が見えてくることも。恋人のことを考えていたようで、無意識に自分に都合の良いように考えてしまっていたり、行動してしまったりしていることもあるので、注意が必要です。

男性からの嫉妬や束縛は愛情と捉えてもいい?


恋愛に関する女性の悩みとして挙がることがあるのが、男性からの嫉妬や束縛についてです。少しの嫉妬や束縛なら「かわいい」と思えることもあるかもしれませんが、キツいものになってくると心が疲れてしまうこともありますよね。ここからは、男性からの嫉妬や束縛は愛情と捉えても良いのかについて解説していきます。彼の嫉妬や束縛は、自分へのどんな思いから来ているのか、彼の心理を探っていきましょう。

束縛や嫉妬は自分自身のためにしている


男性から束縛や嫉妬をされていると「私のことが好きすぎる、愛されている」と感じる女性もいると思います。確かに、束縛や嫉妬をする男性は、恋人のことが好きすぎるからこそ、そういった行動になっているという側面もあります。嫉妬の気持ちが湧き上がること自体は悪いことではないのですが、それを相手にぶつけることはNGです。束縛や嫉妬は、自分の不安な気持ちや相手を支配しておきたい気持ちから来ていることが多く、自分自身のための行為と言えます。「恋人が離れていったらと思うと不安だから、信じられないから」と、自分の感情から束縛や嫉妬に繋がっていることが多いのです。

一方的に気持ちをぶつけることは愛情ではない


嫉妬や束縛は、自分自身のための一方的な行為です。相手を大切に思い、相手のためにするものではなく、自分のためのもの。そう考えると、嫉妬や束縛は、愛情から来ているとは言えません。嫉妬や束縛は、強い愛情から生まれると認識されてしまいやすいです。ただ、嫉妬や束縛で相手の感情を無視し、自分の思い通りにしてしまうとなると、それが愛情だと言うのは難しいでしょう。彼からの嫉妬や束縛で悩みながらも「私は愛されているから」と、我慢してしまう女性は多いです。彼からの嫉妬や束縛に辛さを感じている場合は、彼がどんな思いから嫉妬や束縛をしているのかを辿っていくと、問題が解決しやすいこともあります。

男性からの愛情を感じない時は愛されていない?


「彼から好きな気持ちが伝わらない」と悩む女性は多いです。好きな気持ちがわからない、愛されているかわからないとなると、不安な気持ちになってしまいますよね。愛情に対しては、男女で表現方法が異なりやすいです。そのため、愛情の表現方法の違いが、すれ違いや揉め事のきっかけになってしまうことも少なくはありません。ここでは、男女の愛情表現の違いについて解説していきます。彼は、自分を好きでいてくれているのか。その答えは、彼の愛情表現の仕方に隠れていることがあります。男女の愛情表現の違いを知り、彼の本音を確かめていきましょう!

女性は気持ちや言葉を愛情と捉える


女性は、気持ちや言葉を愛情と捉える傾向があります。彼からプレゼントを貰ったとしても、気持ちが込もっていなければ嬉しく感じず、毎日彼と電話していたとしても「好き」と言われないと不安になってしまうのです。女性は、恋人から手紙のプレゼントを特別に感じる人が多いことからも、気持ちや言葉を愛情と捉える人が多いことがうかがえます。さまざまなプレゼントの中でも、手紙と花束のセットにどうしてもやられてしまう、グッときてしまうという女性は多いのではないでしょうか。

男性は行動で愛情を表現する


男性は、行動で愛情を表現する傾向があります。言葉よりも行動で相手に伝えようと考えるのです。そのため「毎週会っているんだから、言わなくても好きと伝わっているはず」などと考えやすく、愛情があるのに女性には届いていないことも。愛情表現の違いによって、お互いに思い合っているのに、お互いが不満を抱えてしまっている、すれ違いがおき寂しさを抱えてしまっている状態のカップルは意外と多いです。

愛情表現が苦手な人ができる愛の伝え方


「ラブランゲージ」という言葉を聞いたことはありますか? ラブランゲージは、5つに分類される愛情表現の仕方、愛の言語のことです。「言葉で伝える愛」「2人の時間を過ごすことで伝える愛」「スキンシップで伝える愛」「プレゼントで伝える愛」「手助け・サービスで伝える愛」の5つがあります。自分が普段どの表現で愛を伝えているのか、恋人がどの表現で愛を伝えているのかを把握しておくと、お互いの愛情をしっかりと受け止め合うことができます。恋人が伝えてくれた愛情表現を、見逃すことも無くなってくるのです。自分は愛情表現が苦手だな、彼は愛情表現が苦手そうだなと思った時は、どんな伝え方なら愛情を伝えやすいかを考えてみましょう。自分に合う愛の伝え方、恋人に合う愛の伝え方が把握できれば、お互いの気持ちをしっかり受け止め合うことができるはずです。

素直な気持ちを伝える


言葉にして愛を伝える時は、上手に伝えよう!と思う必要はありません。うまく言葉にできなかったとしても、素直な気持ちを伝えることが大切です。上手に言おうとしてしまったり、カッコつけてしまったりすると、あなたの本当の気持ちが相手に伝わらないこともあります。愛情表現が苦手でも、あなたが素直な気持ちを一生懸命伝えてくれたら、きっと彼はとても喜んでくれると思います。

スキンシップをする


言葉にして愛を伝えるのが苦手な場合は、スキンシップで愛を伝えるのも1つの手です。自分から彼にハグをしたり、キスをしたり、手を繋いだりすることで、愛を伝えていきましょう。口下手でも、スキンシップでたくさん愛を伝えてくれる女性を「かわいい」と思う男性は、多いのではないでしょうか。みんなにするのではなく「あなただから、こんなふうにスキンシップをしている」という気持ちが伝われば、あなたの愛情や恋人を信頼している気持ちも伝わっていくことでしょう。

手紙を書く


直接言うのは恥ずかしいけど、手紙なら伝えられるという女性も多いです。手紙だと、じっくり時間をかけて伝えたいことをまとめ、届けることができるのも魅力的ですよね。記念日などの節目の時に手紙で伝えるのも良いですが、日常的にミニレターで思いを伝えるのもおすすめです。わかるところに書き置きをしておいたり、こっそり彼のカバンに手紙を忍ばせておいたりすると、サプライズ的な感覚も含め、彼を喜ばせることができます。

プレゼントを贈る


恋人が喜ぶプレゼントを用意できるのは、それだけ相手のことを普段から見ているからですよね。じっくり時間をかけて、恋人にプレゼントを贈る。そうすることで、あなたの愛を伝える方法もあります。「なんでわかったの?」と言われるくらい、本当に恋人が欲しかった物をプレゼントできた、なんてことがあったら、あなたの愛情はしっかり届いていくでしょう。

自分を大切にする


どうしても愛情表現が苦手だったり、相手からの愛情をうまく感じられなかったりする場合は、あなた自身の自己肯定感が低くなってしまっている可能性があります。難しいかもしれませんが、その場合はまず自分に愛情を向けることが大切です。自分を大切にできてくると、相手にも自然と優しくできるようになっていきます。自己肯定感が低いと、相手に嫌われることを恐れたり、場の空気が悪くなることを不安に思ったりして、相手に言いたいことを我慢してしまいやすいです。また、気を遣って、自分をないがしろにしてしまうケースもあります。焦らず少しずつで大丈夫ですので、まずは自分を大切に、自分に愛を向けられるようにしてみてくださいね。

愛情を伝え合って素敵な恋人関係を築きましょう


恋人にしっかり愛情を持てているか、恋人からしっかり愛情を感じられているか。普段の交際では、あまり深く愛情については考えず「これが普通なのかな」と認識してしまうこともあると思います。恋人からの嫉妬や束縛は、愛情ゆえの行動と捉えられやすいですが、恋人が自分自身のために一方的にしている行動であることもあります。交際している中で、少しでも何か違和感を感じた時は、立ち止まって「2人の間にしっかり愛情があるか」を考えてみてください。また、良いパートナーシップを築いていくためには、普段から愛情を伝え合うことが大切です。まずは、自分や恋人がどんな伝え方なら愛情表現しやすいかを、把握していきましょう。どうしても愛情表現ができない、恋人からの愛情をうまく感じ取れない場合は、あなた自身の自己肯定感が原因になってしまっていることもあります。いつも相手を気遣い、相手に寄り添おうとするあなたのあたたかい心を自分に向け、まずは自分を愛してあげてくださいね。自分を大切に。そして、恋人を大切に。しっかり愛情を伝え合って、素敵な恋人関係を築いていきましょう!