婚活

なぜ?「結婚しない」選択を取る人の理由と本音|女性が独身生活を充実させるポイント

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.11.20 公開
結婚が当たり前の時代は終わり、結婚しなくても、してもよい時代になりましたね。自分は結婚しない人生にすると決めて日々を過ごしている方は、年々増えていっています。そんな「結婚しない」選択を取る人は、どんな理由から、どんな本音から決断をしたのでしょうか。今回は「結婚しない」選択を取る人の理由と本音、女性が独身生活を充実させるポイントについて解説していきます。自分が自分らしく生きられる選択をしながら、日々を充実させていきましょう。
この記事を読んでわかること
未婚で過ごす選択をする女性の理由として、穏やかな自分の生活を壊したくないという方も多いです。結婚をすると、家事・育児や介護など、考える課題が増えますよね。また、女性の社会進出に伴い、結婚という形にこだわる必要が無くなったこともあります。生涯独身を決めたなら、病気や孤独などの老後のリスクに備えるため、健康や、家族や男女問わず友人との人間関係をこれまで以上に大切にするようにしましょう。今後の自分の人生をより充実させるために、自分の支えになるようなコミュニティを築くことをぜひ意識してくださいね。
もくじ
1. 結婚しない人が増えている 2. 【女性の本音】なぜ結婚しない? 3. 結婚しないことのメリットは? 4. 結婚しないことの不安やリスクはある? 5. 結婚しないと決めたら意識したいポイント 6. 結婚しない人は健康とコミュニティが大切

結婚しない人が増えている


生き方が多様化している現代では、結婚しない人が増えてきています。結婚できないのではなく「結婚したいと思わない人」が増えているのです。ただ、結婚しない人も全員が同じ理由ということはなく、人それぞれに自分の考えがあります。それぞれの考えによって、結婚しない生き方としても、いろいろなタイプがあるのですよね。ここでは結婚しない人の大まかなタイプを3つ紹介していきます。あなたの考えに近いものはあるでしょうか。ぜひ、確認してみてくださいね。

恋愛・結婚に興味がなく一生独身


恋愛や結婚に興味がないことで、一生独身を選ぶ女性もいます。興味が持てないものは、選択肢しない。それは、とても自然な流れですよね。物事への興味は、無理して持つものではないため、興味が持てないことを悪く思う必要はありません。興味を持つことができる選択をし、自分自身が穏やかでいられる環境で生きていくのが大切です。

結婚より大切なものがあるから今は独身


仕事や趣味など、自分の中で恋愛や結婚より大切なものがあるから、独身を選ぶ人もいます。自由に仕事や趣味に没頭したい、縛られたくない。そんな思いから、独身を選ぶ人は多いのです。このタイプの女性の場合、その気持ちが変わらないこともあれば、趣味や仕事が落ちついたタイミングで気持ちが変わることもあります。そのため「今は独身」と考えていることが多いのが、このタイプの特徴です。

事実婚やパートナーシップを選ぶ人も


結婚も多様化していることを知っていますか? 結婚といっても、よく知られた法律婚だけでなく、事実婚や同性カップルのパートナーシップ宣誓など、さまざまなパターンがあります。また、法律婚を選択した状態で、子どもを持たない共働き夫婦「DINKs」になるケースも。結婚するといっても、さまざまな形があるのです。そして、結婚しないという言葉の意味も多様化し「法律婚はしない」という意味で語られることもあります。

【女性の本音】なぜ結婚しない?


続いては、結婚したくない女性の本音にフォーカスを当てていきます。結婚しない女性は、どのような本音から、その選択に至ったのでしょうか。本音をしっかり分析していくことで、自分の結婚しない理由はより明確になっていきます。あなたの本音にも耳を傾けながら、結婚しない理由を改めて考えてみてくださいね。

結婚という形にこだわる必要がない


恋人と、この先も一緒に生きていきたいと思っているものの、結婚は必要ないと考えている女性もいます。法律婚をするとなると、どちらかが姓を変える必要があったり、世間から共同体として見られるようになったりして、個としての意識が薄れてしまうと感じる女性もいるのですよね。また、姓を変更するという負担を、どちらかにかけないと結婚できない制度自体に、不満を感じている女性もいます。そのため、結婚という形にこだわらず、お互いの存在を大切にしていきたいという思いから、結婚しない選択を選ぶこともあるのです。

穏やかな自分の生活を壊したくない


独身生活を続けていると、自分のライフスタイルができあがっていきますよね。心がホッとする自分のルーティーンがある独身女性も、多いのではないでしょうか。そんな穏やかな自分の生活を壊したくないという思いから、結婚したくないと考える女性もいます。また、結婚することで、人に感情を振り乱されてしまうのが嫌だと思っている女性も。常に一定でいたい、自分らしい自分でいたいと望む女性は、結婚にあまり惹かれない傾向があります。

家事・育児・介護を背負いたくない


夫婦共働きの時代になり、家事育児は夫婦で分担することがスタンダードになってきましたね。ただ、そうはいっても、実態としては女性に負担が偏ってしまっている現実があります。共働きでありつつ、家事育児も全て女性がやっているというご夫婦もあるでしょう。家事や育児を背負いたくないという思いから、結婚したくないと思う女性は多いです。既婚の女性を見て「大変そうだな」と思ってしまい、結婚したくない思いが加速してしまうこともあるのですよね。また、結婚すると夫の両親の介護をする可能性があります。そういった責任を負うのは嫌だと判断し、結婚しないことを決める女性もいるのです。

女性の社会進出で既存の価値観に変化


女性の社会進出により、女性の年収が上がり経済的に自立した女性が増えていますね。その結果「生きていくための生活保障」の側面があった女性の結婚の価値観から「一緒にいたいからする結婚」という価値観に変わってきています。結婚してもしなくてもいい状況の中で、本当に結婚したい人が、結婚する時代になってきています。結婚の必要性が薄くなっているからこそ、本当に結婚したい人は結婚していき、結婚したくない人は、その本音を出しやすい環境になってきています。

結婚しないことのメリットは?


続いて、結婚しないことのメリットについて解説していきます。独身という言葉だけで見ると、世間的にネガティブなイメージを持たれてしまうこともありますよね。ただ、結婚しないという選択には、多くのメリットもあるのです。結婚しないことのメリットを把握し、より独身生活を楽しむヒントを探してみてくださいね。

自由にお金と時間を使うことができる


独身だと、自由にお金と時間を使うことができます。自分で稼いだお金を、全て自分のために使うことができるのです。これは、独身でいることの大きなメリットでしょう。また、自分のために使える時間がたっぷりあることも、とても価値があることです。結婚し、子どもがいる状態だと、自分の時間を確保することが本当に難しくなっていってしまうのです。既婚者から「独身はいいな」といわれるのは、このお金と時間に関してであることが多いです。

行動が制限されない


結婚して、家族がいる状態だと、出かけるときに許可を取ったり、報告をしなければならなかったりすることがあります。また、家族のことを思って、本当はもっとやりたいことを早めに切り上げたりすることともあるでしょう。独身だと、そういった行動の制限をされることがありません。仕事帰りにどこへ行こうが、何を食べようが、何時に寝ようが自由なのです。行動が制限されず、思いのままに過ごすことができるのは、結婚しないメリットだといえるでしょう。

自由に恋愛ができる


自由に恋愛できないことを理由に、結婚を迷う女性は意外と多いです。結婚したら、夫以外の男性との恋愛は不倫になってしまうため、自由に恋愛できないことがネックだと感じてしまうのですよね。独身だと、自由に恋愛を楽しむことができます。出会いの場に足を運んだり、さまざまなタイプの男性と付き合ってみたり、女性としての日々を謳歌できるのです。恋愛をいつまでも楽しみたいと考えている女性にとっては、結婚しないことは大きなメリットになります。

煩わしい人間関係がない


結婚すると、パートナーとの関係だけでなく、自分の親族、相手の親戚を巻き込んで、複雑な人間関係が形成されていきます。贈り物をしたり、気を遣ったり、休日を使って顔を見せたりすることが必要になってしまうこともあるのですよね。結婚しない選択をした場合、煩わしい人間関係に頭を悩ませることはありません。仕事以外は、自分が選んで関わることになる相手との関係であるため、なるべくストレスを溜めずに過ごしていくことができます。人生の中で、悩みの種になりやすい人間関係の部分の自由度が高いことは、人生の充実度にも影響してくるでしょう。

結婚しないことの不安やリスクはある?


結婚しないことには、さまざまなメリットがあります。では、逆に「結婚しないことへのデメリット」になるような、不安やリスクはあるのでしょうか。ここでは、結婚しないことの不安やリスクについて解説していきます。結婚しないで独身でいることは、とても自由です。ただ、自由には孤独がつきまとうこともあるのですよね。結婚しないことでの不安やリスクを把握しておくことで、事前に対策をすることもできます。あなたは「結婚しないことへの不安」を感じることがあるでしょうか。まずは、あなたの今の気持ちを把握し、そのうえで対策を考えていきましょう。

病気や怪我をしたときの収入


結婚していると、もしあなたが病気や怪我をして働けなくなった場合も、生活を支えてくれる人がいますよね。ただ、独身の場合は、病気や怪我で働けなくなると、無収入で生活をまわしていかなければならなくなってしまいます。家賃や食費の他に、医療費も必要になってくるとなると、生活に困窮してしまうケースもあるのですよね。独身で生きていく場合、病気や怪我をしたときの生活に困ってしまう可能性があることは、頭に入れておくとよいでしょう。そういったケースも踏まえて、何かあったとき用の貯金をしておくことも大切です。

社会的な孤立や孤独


結婚しなくてもいい時代になってきましたが、独身の女性への厳しい目が完全になくなったわけではないのですよね。残念ながら、そういった風潮はまだ残ってしまっています。そのため、まわりの目が気になったり、嫌な思いをしたりすることが、中にはあるかもしれません。また、心身ともに家族に支えられている既婚者の友人を見て、孤独を感じてしまう可能性もあります。自分で選んだ選択だとはいえ「楽しそうで、幸せそうでいいな」と思ってしまう可能性もあるのですよね。

生活習慣や食生活が乱れやすい


独身でいると、とにかく自由です。何を食べても、何時に寝ても、毎日飲みに行っても、誰かに小言をいわれることがありません。そのため、自由がゆえに、生活習慣や食生活が乱れやすい傾向があります。自分の好きなものだけを好きな時間に食べる、夜ふかしをするなど、自由だからこそ、生活が乱れてしまうことがあるのですよね。生活習慣や食生活の乱れは、心身の不調に繋がってしまうこともあるため、その点には注意が必要です。

今は良くても老後に不安を抱える人が多い


独身の生活を今は楽しんでいたとしても、老後に不安を抱えてしまう人もいます。年齢を重ねた先で「やっぱり結婚しておけばよかった」と思ってしまう女性もいるのですよね。老後に子どもや孫に囲まれている友人を見ると、孤独感や不安を感じてしまうこともあるのです。老後、心身ともに支えてくれる存在がいないことで、孤独死を心配してしまう女性もいます。

結婚しないと決めたら意識したいポイント


結婚しないと決めたのなら、なるべく独身生活を謳歌していきたいですよね。充実した独身生活を目指していくためには、意識するとより日々が楽しくなるポイントがいくつかあります。ポイントを押さえて、あなたらしく楽しい独身生活を目指していきましょう。

家族・友人と普段からよく関わる


独身でいると、日常を支えてくれる存在がいないことが多いです。そのため、何かトラブルがあったときに、ひとりで悩みを抱えることになってしまうのですよね。そうならないようにしていくためには、家族や友人と普段からよく関わっておくことが大切です。普段からよく関わるようにしておくと、あなたの微妙な変化に気づいてもらえやすいです。また、お互いに支え合えるような未婚の友人を作っておくと、より安心して日々を過ごしていくことができます。

健康的な生活を送る


自由だからこそ、生活習慣が乱れやすいのが、独身生活の特徴です。好きな時間に食べ、毎日お酒を飲み歩く。そんな生活をしていたら、体を壊してしまった……というケースもあります。独身生活を楽しむためには、なるべく健康的な生活を送ることが大切です。自分の好きなように生きることを大切にしながらも、心身の負担を考え、バランスを取って過ごしていきましょう。また、定期的に健康診断を受け、自分の体に向き合うことも大切ですよ。

結婚の可能性を常に残しておく


結婚しないと決めたのに「結婚したいかもしれない」と思うようになった。そんなふうに、気持ちが変わることは、よくあることです。人は変化していくものなので、今の気持ちと、10年後の気持ちは違うかもしれません。気持ちが変わったらダメということはないため、気持ちが変わることを柔軟に受け入れるようにしてみてくださいね。もし気持ちが変わったときのために、結婚の可能性は常に残しておくのがおすすめです。気持ちが変わったとしても、柔軟に変化を受け入れられるように、可能性は残しておき、その時々のあなたに合わせて選択していきましょう。

結婚しない人は健康とコミュニティが大切


結婚が当たり前の時代から、結婚してもしなくてもいい時代になり、より生き方を自由に選択できる世の中になってきましたね。結婚するのも、しないのも個人の自由です。結婚するからこそ得られるメリットも、しないからこそ得られるメリットもあるのですよね。もし、あなたが結婚しないことを決めた場合は、普段から人と関わり、自分の支えになるようなコミュニティがあることが大切です。また、日々の暮らしで、家族から心身の変化を指摘されることが少ない分、自分で健康への意識を高く持っておくことが大切になっていきます。そして、もし気持ちが変わったときのために、結婚の可能性は常に残しておくのが、おすすめです。「結婚しないと決めたのに、変えるなんて」と自分を責める必要はありません。柔軟に考えながら、あなたがあなたらしく過ごせる生き方を選んでいきましょう。