婚活

結婚ラッシュに乗り遅れたらどうなる?周りの結婚に焦ってしまうときの考え方と対処法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.08 公開
20代半ばに入ったあたりから、周りの結婚ラッシュが止まらない!と感じている方は多いのではないでしょうか。SNSを開けば、結婚報告投稿や結婚式投稿ばかり……気にしないと思っていても、結婚を意識してしまいますよね。そこで、今回はまわりの結婚に焦ってしまうときの考え方と対処法について解説していきます。なぜ焦ってしまうのか、自分も早く結婚したいからなのか。そんな自分の気持ちを確認しながら、一緒に考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
結婚ラッシュに乗り遅れると、結婚をあせってしまったり、今まで遊んでいた独身の友人が急に減ったりと、寂しい気持ちを抱く方も多いですよね。ただ、結婚適齢期は人によって違います。周囲が結婚をしているからではなく、結婚が自分に必要かを考え、自分らしく歩んでいくことが大切です。焦ってしまう時は、特に結婚ラッシュ時にはSNSを協力見ないようにするなどの工夫もぜひ試してみてくださいね。
もくじ
1. 結婚ラッシュはいつ?合計3回やってくる! 2. なぜ結婚ラッシュが起こる?急に周りが結婚しだす理由 3. 結婚ラッシュの何が嫌?乗り遅れた側の意見 4. 結婚ラッシュに乗り遅れたら結婚できない? 5. 結婚ラッシュをきっかけに婚活を始めるのもアリ 6. 結婚ラッシュに乗り遅れても大丈夫!

結婚ラッシュはいつ?合計3回やってくる!


まず初めに、結婚ラッシュとは何なのか、いつ発生するのか解説していきます。結婚ラッシュとは、急に結婚する友達が増える時期のことを指します。同世代の友達や同僚などが一気に結婚し、結婚報告や結婚式のお誘いが止まらない。そのような状態のことです。結婚ラッシュは、合計3回やってくるとされています。ここでは、その3回のタイミングについて、詳しく解説していきます。あなたは、何回目の結婚ラッシュを体感したことがあるでしょうか。当時のことを振り返ってみてください。

1回目の結婚ラッシュ


1回目の結婚ラッシュは、25歳前後です。25歳前後での結婚だと、人によっては少し早いと感じるタイミングですね。この1回目の結婚ラッシュでは、学生時代からお付き合いしてきた恋人と結婚する人が多いです。高校時代、大学時代から付き合っていると、25歳前後には交際して3年以上になっているカップルが多いのではないでしょうか。長い期間を共に過ごし、このあたりでと結婚を決意するカップルが出てくるのは自然な流れです。また、結婚は地域によってもかなり差があるので、1回目の結婚ラッシュが結婚のピークになる地域もあります。沖縄では、さらに早い20代前半が結婚のピークとされており、かなり地域差があるのが分かりますね。1回目の結婚ラッシュが早い地域は、その後も前倒しで結婚ラッシュが来るようになっています。

2回目の結婚ラッシュ


2回目の結婚ラッシュは30歳前後です。結婚ラッシュが来ている……と体感できるのは、この2回目の結婚ラッシュであることが多いでしょう。全体の傾向としても、この2回目の結婚ラッシュがピークとされています。学生時代から付き合ってきたカップル、社会人になってから出会ったカップルの結婚が重なり、結婚数が増えるタイミングです。30歳前後は、社会人として余裕が出てきていたり、収入が安定してきたりしているタイミングでもあります。結婚のタイミングとしてちょうどいいと、結婚を決めるカップルが多いです。また、妊娠出産などのライフプランを考えた時に、逆算して選ばれやすいタイミングです。

3回目の結婚ラッシュ


3回目の結婚ラッシュは、35歳前後です。仕事を頑張りたいという気持ちが強い場合、一度仕事にグッと集中し、少し落ち着いた35歳前後で結婚を選ぶことがあります。また、35歳を境に自然妊娠がしにくくなってくると認識している人が多いのも、結婚ラッシュが起きる理由に含まれているでしょう。そのため、子どもを産みたいと考えている女性は、35歳前後では結婚しておきたいと考える人が多いです。今後の妊娠出産と年齢を考慮して婚活をした結果、3回目の結婚ラッシュのタイミングになったという女性も多いのではないでしょうか。

なぜ結婚ラッシュが起こる?急に周りが結婚しだす理由


次に、なぜ結婚ラッシュは起きるのか。結婚ラッシュが起こる理由、つまり周りが結婚しだす理由について解説していきます。ラッシュが起こるということは、ある程度同じ考え方を持ち、同じ決断をする人が多いということですよね。どんな考えを持って、結婚を決意する人が多いのか……結婚ラッシュの謎に迫っていきます。

結婚適齢期を20代後半と考える人が多いから


社会人としてある程度経験を積み、収入も安定してきたこのタイミングは、結婚を決断しやすいです。また、このタイミングにしよう!と思ったのではなく、なんとなくこのタイミングかなと周りの結婚ラッシュの流れに合わせるカップルもいるのではないでしょうか。そして、20代後半では、学生時代から付き合っているカップルの交際期間が5年以上になっていることも多いです。5年も一緒にいたとなると、お互いについての理解が進んでいます。この人となら一緒に生きていけそうという思いから、結婚に至るカップルも多いでしょう。

子供や家など将来を考えて最適な時期だから


ライフプランを考えると、家を建てたい、子供2人は欲しいなど、自分の理想が分かってきます。そのライフプランから逆算し、30歳前後までには結婚しておくのが最適だと考える人が多いです。2回目の結婚ラッシュは、特にこの考えで結婚を決断したカップルが多いでしょう。子供が2人欲しいとなると、すぐには妊娠できない可能性も考え、20代で一人産んでおきたいと考える女性もいます。そうなると、20代のうちには結婚しておきたいと、20代後半での結婚を選ぶことも。ライフプランに合わせ、結婚のタイミングを選ぶ人が多いことで、全体的に結婚のタイミングが揃いやすくなります。

仕事がひと段落して余裕が出るから


ある程度社会経験を積むと、少し余裕が出てきますね。そろそろ結婚のための行動をしようかな、と考える方も多いのがこのタイミングです。また、仕事で掲げていた目標を達成した時に、結婚が選択肢に入ってくることもあるでしょう。2~3回目の結婚ラッシュで結婚をするカップルは、このキッカケが多いようです。

男性が、結婚をもう少し待ってほしい場合、「今は仕事を頑張りたい」と彼女告げて、待ってもらっていることもあるでしょう。時間が経過し、仕事がひと段落したタイミングでプロポーズを進めていくと、ちょうど世間の3回目の結婚ラッシュと重なりやすいようです。

仕事と結婚との兼ね合いは、男女によっても感覚が違うこともあり、カップルで揉める原因になりやすいポイントです。多くの女性にとって、彼氏に結婚を待たされている間は「彼氏は結婚する気がなさそう」「プロポーズしてくれない」と、不安になるのも無理はありません。その場合、2人で話し合い、入籍は遅くとも1年後などと目標を設定をしておくことも大切です。彼を待っていると、どうしても自分の望むライフプランが叶いそうにない場合は、別れて次に進むことも検討しましょう。

周りが結婚する焦りから


周りで結婚ラッシュが起きると、急に結婚に関する話題が増え、焦ってしまうことがあります。ペースは人それぞれだと分かっていても、変に焦ってしまったり、不安になってしまったり。その焦りや不安から「結婚相手を探さないと!」と婚活を始める人もいます。元々そんなに結婚について考えていなかったけど、周りに合わせて婚活を急ぎ、結婚することになったという人も中にいるのではないでしょうか。昔より弱くはなりましたが、今でも「結婚して一人前」という感覚を持っている人はいます。特に、家族や親戚からそういった言葉をかけられ、焦ってしまうこともあるでしょう。特に日本は、同調圧力が強く、何事も周りに合わせる傾向があります。結婚に関しても、みんながそうだからという理由で義務感を感じ、焦ってしまうことがあるでしょう。

結婚ラッシュの何が嫌?乗り遅れた側の意見


結婚はおめでたいことであるのに、なぜこんなに複雑な気持ちになるのか。不安になってしまうのか。周囲の結婚を心から祝福できない自分が嫌になってしまうこともあるでしょう。ここでは、結婚ラッシュはなぜ複雑に感じるのか。その気持ちを深堀していきます。

結婚をあせってしまう


結婚ラッシュが起きると、結婚していく人たちがとても幸せそうだと感じることが多いでしょう。そして、周りと比較して、自分はこのままでいいのかなと不安になってしまいます。今まで幸せに暮らしてきたのに、結婚ラッシュを目の当たりにして、気持ちがぶれる。そんな自分の心の乱れに対して、嫌な気持ちを感じる人は多いです。自分はこのままでいいのかと、考えることを強制されるような感覚に陥り、嫌な気持ちを感じることもあります。

遊ぶ独身の友人が減って寂しい


周りで結婚ラッシュが起きると、友人がどんどん結婚していき、家庭ができていきます。家庭ができると、今までのように友人と遊べなくなることも多いです。そのため、周りの友人が結婚していくことは、遊べる友人がいなくなっていくことでもあります。また、結婚していく友人に対して、違うステージにいってしまったと感じることもあり、自分だけ成長できていないと感じることも。自分だけが取り残されてしまったような感覚になることも、結婚ラッシュで焦る要因の一つです。

親や親戚からのプレッシャー


結婚適齢期になると、家族から「いい人いないのか?結婚しないのか?」と言われることがあります。そういった家族からの声がプレッシャーとなり、結婚を考え出すことも。もう言われたくないから、プレッシャーがしんどいからと婚活を始める人もいますね。家族から「○○結婚したんだって?」などと言われる機会が増えることも、結婚ラッシュを複雑に感じる要因になっていくでしょう。

結婚ラッシュに乗り遅れたら結婚できない?


どの結婚ラッシュも過ぎ去ってしまったのに、結婚できていない。チャンスを逃してしまった気がする。そう思うと、焦りや不安でいっぱいになってしまうこともあるのではないでしょうか。もう自分は結婚できないのではないかと感じてしまうこともあると思います。でも、そんなことはありません。人それぞれに結婚適齢期があり、自分らしいタイミングがあります。焦るとどうしても自分のことが見えなくなってしまいがちです。まずは、自分は本当に恋愛や結婚がしたいのかというところから、今一度ゆっくり考えてみましょう。

結婚適齢期は人それぞれ違う


全体の傾向はあるものの、結婚適齢期は人それぞれ違います。それぞれに人生があり、タイミングや縁は一人一人異なるからです。結婚ラッシュがあると、結婚していない自分はマイノリティであると感じてしまうと思います。マイノリティであることは、どんなことに関しても、不安や心配を生み出してしまう傾向があります。割り切ることは難しいですが、今は自分にとっての結婚適齢期ではないんだなと思えると、少し気持ちが落ちつくと思います。焦ってしまったら、結婚適齢期は人それぞれ違うということを、まず頭に思い浮かべてみましょう。

人の結婚は気にせず自分のペースで生きよう


周りの結婚は、どうしても気になってしまうと思います。ただ、周りが結婚しているからといって、あなたが結婚しなくてはいけないわけではありません。まずは、自分は本当に恋愛や結婚がしたいのか、自分に問いかけてみてください。自分に向き合う時間を取ることも、時には必要です。実はそんなに結婚願望はないけれど、早く結婚しないと!と思ってしまっていたということもあります。焦りや不安は、自分の気持ちを掻き消してしまうことが多いです。一度ゆっくり自分の気持ちに向き合い、自分の気持ちを知る。そして、自分のペースで生きることを大切にしてみてください。SNSを見ていると複雑な気持ちになってしまう場合は、情報を遮断し、SNSと距離を取ってみるのもおすすめです。

結婚ラッシュをきっかけに婚活を始めるのもアリ


結婚ラッシュとは言っても、昔に比べると結婚する人は減っています。最近は、結婚しない、事実婚をするなどさまざまな選択肢がある多様な時代になりました。結婚しなくても良い時代だからこそ、焦らずにゆっくり運命の相手との出会いを探すのもアリなのではないでしょうか。結婚ラッシュをきっかけに婚活を始めるというのも一つの選択です。周りの夫婦を見て、自分が結婚するならこんな夫婦がいいなと、まずはイメージしてみるのも良いでしょう。そして、今の自分の生活が気に入っているなら、それを続けていくのもアリです。焦らず、自分に合った選択をゆっくり探していきましょう。

結婚ラッシュに乗り遅れても大丈夫!


人生に3回結婚ラッシュが訪れると言われています。結婚ラッシュに接するたびに、きっと色々な気持ちが湧き起こると思います。結婚ラッシュに関連する形で、「よい人いないの?」と会社で聞かれたり、周囲から独身の仲の良い友人が少なくなると、どうしても気持ちは焦ってしまいます。また、「私は結婚できるのかな?」と不安になりますよね。その度に心がざわつき、自分の気持ちが分からなくなってしまうこともあるでしょう。気持ちがざわつくこと、焦ってしまうことは、決しておかしなことではありません。イライラしたり、悲しくなったり、友人たちの幸せを喜ぶのが辛い時があるのも、決してあなたが悪いからではありません。自分を嫌だなと思うのではなく、その気持ちをまるごと、まずは受け入れてあげてください。そして、その上で自分はどう生きていきたいか、自分の幸せはどこにあるのか、焦らずにゆっくり考えてみてくださいね。その上で、マッチングアプリに登録したり、婚活パーティーに参加したり、結婚相談所などの婚活サービスの利用を検討するのも一つの手段です。今は、昔に比べて女性の方の、学校を卒業してからの進路が多様化してきました。また、趣味や習い事が充実している方もいます。結婚適齢期という言葉も、人それぞれで全ての方に当てはまるわけではありません。あなたにあった素敵な選択を見つけていきましょう。
その上で、今の自分を前向きに捉えることができれば、きっとその姿勢はこれから出会う方々に伝わっていきますよ。
あなたの選択を応援しています。