婚活

バツイチの方が婚活で再婚をする秘訣は?出会いを前向きに活かすヒントを紹介

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.09.29 公開
バツイチの方が恋活や婚活サービスを利用して、再婚をしたいと思うこともあるでしょう。ですが、始める前に自分は不利ではないかと感じ、不安を抱える方もおられます。また、婚活を始めたけれど、なかなかマッチングしない、やはりバツイチは不利なのかな?という疑問を持たれる方もおられるはずです。今回は、バツイチの方の成婚事例をたくさんみてきた一婚活事業者として、皆さんの再婚を目指す上でのコツや、活動のヒントをお伝えしていきます。
この記事を読んでわかること
バツイチの方が婚活で再婚をするためには、まずは前向きさを忘れないようにしてください。「バツイチ」「再婚」という肩書きがつくことに、自分自身が必要以上にネガティブになっていませんか?今では、世の中の見方も変わってきていて、お相手が再婚であっても気にしないという方も増えてきています。そのようなお相手に出会えた時に、以前のパートナーを責めるよりも、過去の経験をどのように未来に活かしていきたいかを伝えるようにしてみましょう。そんなあなたのありのままを、良いと思ってくださる男性もきっとおられますよ。
もくじ
1. 1.バツイチの方が再婚を諦める理由 2. 2.バツイチの方との交際を気にしない人も多い 3. 3.バツイチの方が婚活で大切にすべきことは? 4. 4.バツイチの方が離婚理由を伝える上での大切なポイント 5. 5.バツイチの方の婚活は前向きさがポイント

1.バツイチの方が再婚を諦める理由


まず、初めにバツイチの方が婚活をする上で、婚活がしんどくなってしまう理由を考えていきたいと思います。再婚を目指すバツイチの方々にとって、婚活を始める際は前向きな思いが少なからずあるはずです。しかし、なぜ婚活を経験したバツイチの方々で、再婚を諦めてしまう方がおられるのでしょうか?本章では、バツイチの方が再婚を諦める理由について考察してみたいと思います。

①過去のトラウマや心の傷


元パートナーの言動によって深く傷ついてしまった方の場合、婚活で異性と接する中で、辛い記憶が蘇ってしまう方もおられます。これらの記憶は、再び結婚に踏み出すことに対する恐怖や不安を引き起こし、再婚を諦める理由となることがあります。

②子育ての負担と時間の制約


バツイチの方々の中には、子供を持つシングルペアレントの方もおられるでしょう。子持ちでお仕事もされていると、日常も忙しいはずです。子どもを守り育てるという責任感を持っておられる方も多いですよね。休日は子どもにサービスをしたり、夜遅くはデートができないなどの時間の制約もあるでしょう。これらが再婚を諦める理由となる場合があります。仕事だけでなく、子どもの世話や育児に忙殺される中で、自分自身の再婚のためのお見合いや婚活パーティーへの参加をすることが難しくなり、再婚を諦めざるを得ないと感じるかもしれません。

③社会的なプレッシャーや偏見


婚活サービスを提供する一事業者として、世間の婚歴に対する見方はだいぶフラットになってきたと感じています。ですが、まだ社会的な偏見はゼロとは言い切れない現実もあり、例えばマッチングアプリや結婚相談所でも「なんとなく初婚の方とマッチングしたい」と感じている方もおられます。お相手は気にしなくても、お相手の両親ができれば初婚の相手と結婚してほしいと思っているなど、まだまだステレオタイプな価値観が残っている現状はあります。周囲の婚活をしている人の目や評価に不安を感じたり、実際にお相手の両親に反対されることもあるでしょう。また、一部の婚活カウンセラーに「バツイチは不利」と決めつけられたことで、再婚できる可能性は低いと感じる方もおられます。

④お相手を信頼するのに時間が必要


離婚理由がお相手の行動に不義理や問題があった場合、再婚を目指すにあたって特に信頼できる方かを見極めたい気持ちになりますよね。一方、「誠実な方か、本当に安心できる方か」という見極めを、しようとするあまりに、初婚の方ならあまり気にしないお相手の言動まで引っかかってしまい、信頼できないと感じる方もおられます。

再び同じような経験をすることを避けるためではありますが、結婚相談所など近年の婚活サービスはスピード婚を目指す形式になっているものも増えています。そのような環境下で、ペースがあっておらずお相手を短期間で信頼できないと感じてしまいます。一方、自分のペースで進められる結婚情報サービスなどの婚活サービスももちろんありますので、合わない場合は様々な婚活サービスを利用するのも一つでしょう。

⑤自己肯定感


バツイチの方々で、前回の結婚の経験から「自分には価値がないんだ」「お相手に訳ありと出会う前から思われており、チャンスがない」と自分を責めてしまっている方もおられます。その結果、自分との結婚を希望してくれる方が現れることはないと感じてしまい、再婚を諦める方向に向かうこともあるかもしれません。また、異性と出会えても、お相手に自信のない態度が伝わってしまい、結婚相手としてイメージが湧かなかった、と言われることもあります。

⑥婚活サービスは多様化してきている


今までみてきたように、バツイチの方が再婚を諦める理由は様々ですが、個々の事情や感情に寄り添った婚活サービスや、婚活アドバイザーも最近では増えてきました。現在利用している婚活サービスが合わないと感じても、結婚を目指す方法はたくさんあります。また、バツイチに関するお相手の捉え方も実は様々です。恋活や婚活は大変な面ももちろんありますが、自分はダメなんだ、と思わないことがまずは何よりも大切です。

2.バツイチの方との交際を気にしない人も多い


婚活サービスの運営事業者として感じるのは、実は婚活でお相手がバツイチであることを気にしない方も多くおられます。世間はバツイチを悪く思っているのではないか、と不安に思うこともあるかもしれませんが、大体は「何となく初婚の相手が良い」というくらいフワッとしたもので、決定的に初婚が良いと感じている方は少数です。本章では、婚活においてバツイチのお相手との交際を視野に入れる方が意外と多い理由について考察してみたいと思います。

①婚歴はパートナーとしての経験であり、頼りになると感じる


結婚歴があることを、人としての経験値だと捉える方もおられます。特にこれは、30代後半や、40代になるほど、初婚の方に多くみられる価値観です。例えば、一度結婚をしているということは、

  • 誰かに愛された経験を持っている
  • 結婚の現実的な部分を理解しており、多くを求めない
  • 婚歴のある男性はデートやエスコートなどに長けている

これらの経験の要素にメリットを感じる方も多いのです。

②共感や理解を期待する


同じくバツイチの方々が再婚を考える場合、同じような経験をした相手との交際を希望することもあります。バツイチ同士であれば、お互いの背景や感情に共感し合い、理解しやすい環境が生まれます。また、結婚に至らずとも、過去に異性と真剣に向き合い、傷ついた経験のある方にとっても共感が生まれやすい面もあります。そのため、同じような事情を持って婚活をする人の中で、バツイチのお相手との交際を積極的に視野に入れる方も多いのです。

③社会的な偏見が減っている


以前はバツイチを悪く思う社会的な偏見が今よりも存在しましたが、近年ではその考え方が変化しています。「ダイバーシティ」などの言葉に象徴されるように、多様性や個々の経験を尊重する風潮が広まり、バツイチの方々に対して「離婚理由が理不尽なものでなければ気にしない」という方も増えてきました。このような社会的な変化により、婚活において初婚か再婚という経歴より、趣味や価値観の一致を大切にする方が増えているのです。

④まとめ


お伝えしている通り、バツイチという条件が、以前ほど不利になることはなくなってきました。ですが、バツイチの方々が再婚を目指す際には、前向きな気持ちで自分自身をアピールすることが大切です。「自分はどうせ不利なんだ」と決めつけず、また、世間の考え方が変化していることも忘れずにいてくださいね。

3.バツイチの方が婚活で大切にすべきことは?


バツイチの方が婚活をする際には、いくつかのポイントに気を付けることが重要です。
以下に、バツイチの方が婚活で気を付けるべきポイントをまとめました。

①過去の経験を自分の中で受け止める


まず、自分自身の過去の結婚についても、前向きに捉えられることを探し、自分自身を責めない、悲観しないことが大切です。婚歴があることは、あなたの一部であり、それによって得た新たな気づき価値観、人との接し方、また近い境遇の方への理解など、素敵な側面はたくさんあるはずです。自分自身を受け入れ、過去の経験に対する前向きな態度を持つことが、婚活において自信を持つための基盤となります。

②コミュニケーション


婚歴に関わらず、婚活では相手とのコミュニケーションが非常に重要です。特に、過去のパートナーと早い段階から意見や価値観がすれ違っていたかなと感じる方は、お互いの理想とする結婚生活について、話し合う機会が足りなかったのかもしれません。また、自分の気持ちを溜め込み、お相手に爆発させてしまった、という方は遠慮してしまい、あまりモヤモヤを相手に伝えられていなかったのではないでしょうか。お相手を思いやりつつも、正直な自己開示を心掛け、相手と意見や価値観を共有し合うことで、よりよい関係性を築くことができますよ。

③パートナーの選択基準を明確にする


再婚を考える際には、自分自身の希望や要望を明確にし、「どのようなパートナーと、どのような人生を送ってきたいか」というパートナーの選択基準を持つことが重要です。過去の経験で気づいた、お相手のこんなところが苦手だった、こういう言動が嫌だった、こういう価値観が合わないと思ったなど、自分が感じたことから、今度はこんな方に出会いたいという自分軸をつくっていきましょう。今後の結婚生活に求める理想的なパートナー像を描くことで、自分に合ったお相手を見つける手助けになります。

④自己肯定感を高める


自己肯定感を高めることも婚活において重要です。過去の経験や失敗に囚われるのではなく、自分自身の魅力や現在自分が持っているものを再確認し、自信を持つことが大切です。仕事を頑張ったり、趣味に打ち込むことでも気持ちが前向きになったり、新たな出会いに繋がったりします。婚活だけに取り組むのではなく、自分の魅力の総合力を高めることで、心に余裕が生まれますよ。

⑤婚活サービスや婚活アドバイザーの活用


婚活においては、結婚相談所や婚活アドバイザーによるサポートを受けるという手段もあります。婚活の専門家やカウンセラーからのサポートを受けたり、同じく再婚を目指す人たちとのコミュニティに参加することで新たな出会いもあるでしょう。最近では、再婚の方を専門にしたマッチングアプリや婚活パーティーもあります。また、マッチングアプリでは、再婚希望の方のコミュニティなどもあります。

⑥自分自身を大切にしよう


再婚を目指して婚活をされている方の中には、自分がバツイチであることを悪いことのように感じてしまったり、気持ちが焦っているからこそ、婚活を詰め込むことで自分を追い詰めてしまう方も多いです。まず、自分自身を大切にし、前向きな姿勢を持ちながら婚活に取り組むことで、これから出会っていく異性に自分の魅力がスッと伝わるようになります。また、自分を大切にすることで、お相手のことも大切にできるようになりますよ。

4.バツイチの方が離婚理由を伝える上での大切なポイント


バツイチの方が、お相手に離婚理由を伝える上で、大切なポイントがあります。

  • 離婚理由をどの様に伝えるべきなのか
  • タイミングはいつが良い?
  • 伝えた内容によってお相手が自分から離れていかないか?
これらを懸念される方もおられますよね。実はご離婚の経験がマイナスに映ってしまうかは、伝え方次第になります。また、伝え方を考える上で、過去のことをもう一度振り返ってみましょう。振り返りを行うことで、ご経験を婚活にプラスに活かすことも可能です。この章では、バツイチの方が婚活を成功させる上で大事な「離婚理由の伝え方」についてご紹介します。

①自己分析を行う


まず最初に、自己分析を通じて離婚理由を客観的に捉える様にしましょう。ご離婚の経験は、あまり振り返りたくない記憶と感じる方もおられます。一方、その体験によって、

  • 自分自身が気づいたこと
  • 反省したこと
  • 未来のパートナーと実現したいこと

上記のような気づきや発見があるはずです。これらは、初婚の方にはない、婚活をする上での大きな強みになります。ご経験を経て、自分自身の気持ちがどのように変わったのかを明確にすることで、離婚理由が以前のパートナー、もしくは自分自身を責めるものから、前向きに次回に活かせるものに変わるはずです。また、自己分析を深めると、お相手に離婚理由を伝える際に、内容がブレないメリットがあります。伝え方を予め検討しておくことで、「マイナス印象にならないかな」と心配をしすぎてかえってお相手に伝わらない、ということも避けられますよ。

②適切なタイミングを選ぶ


離婚理由を伝えるタイミングはとても重要です。初対面や最初のデートでは、お相手に聞かれない限り、離婚の理由を詳細に話す必要はありません。まだ、好きになっていない段階で重い話になると、どうしても女性の気持ちは冷めてしまうからです。そのため、信頼関係を築き、恋人になりたいと思えた段階で話すのが良いでしょう。将来を前向きに考えていることが、お互いにそれとなくでも伝わっている段階も理想です。もし、お相手が自分のコンプレックなど、言いにくいことを話してくれたタイミングでも、離婚の理由を受け入れてもらえることが多くなってきます。

③率直に、誠実に伝える


離婚理由を伝える際は、率直かつ誠実に伝えることが重要です。隠し事をしていて、それが後で発覚するとお相手は「他にまだ隠していることがあるのかな」「以前のパートナーと解決していないトラブルがあるのでは」と不安になります。結果、信頼関係を損ねることになりかねません。そのため、離婚理由を伝える際は、事実を率直に伝えましょう。その際、感情的な言葉遣いや、以前のパートナーを強く責めることは避けてくださいね。以前のパートナーに感謝できることがあれば、それを添えてみるのも一つの方法です。

④辛い経験も前向きな姿勢で伝える


離婚理由を伝える際には、過去を引きずった内容ではなく、過去をどう前向きに活かすかをお相手に話すようにしましょう。辛い経験も、それを生かして新しいパートナーとの未来に役立てるという文脈で伝えれば、お相手も前向きに受けとってくれるはずですよ。

⑤婚活アドバイザーや結婚相談所を利用する


離婚理由を伝える上で、お相手にマイナス印象に映らないか、客観的な判断が難しい場合もあるでしょう。その際は、友人など信頼できる方に一度相談し、一緒に伝え方を考えてもらうとより安心です。なかなか相談しづらい、という時はプロの婚活アドバイザーや、結婚相談所のスタッフにお願いをするのもおすすめです。

5.バツイチの方の婚活は前向きさがポイント


バツイチの方の婚活は何よりも前向きさが大切です。自分自身のこれまでを受け入れてあげるだけでなく、新しいパートナーとの出会いや、自分が前に進みたいと思っている気持ちを、ぜひ自分自身でも肯定してあげてくださいね。バツイチというだけで、婚活が不利になることはありません。実は、結婚相談所の利用者の意向においても、再婚者の方との結婚を「気にしない」「お相手による」と意思表示されている方が「難しい」にしている方を上回ります。とはいえ、過去の辛い経験を、すぐに全てポジティブに捉えることは難しいですよね。そんな時は、少しずつで構いません。周りの人に聞いてもらうことで気持ちの整理ができることもあります。過去の経験から、未来はどんな家庭を築いていきたいか、そんなお話が異性と自然とできるようになれば、きっと素敵なご縁にも出会えるはずです。あなたの婚活を応援しています。