結婚のベストタイミングを知ろう!
結婚のタイミングは、カップルによって違いますね。ただ、結婚ラッシュがあることからわかるように、同じような年齢に集中する傾向があります。ここでは、平均的な結婚のタイミングについて紹介していきます。まずは全体の傾向を把握し、そのうえでふたりに合うタイミングを考えていきましょう。
結婚までの交際期間は?
2022年のリクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査(全国推計値)」によると、結婚までの交際期間は、2~3年未満が25.9%、1~2年未満が21.2%、3~4年未満が15.9%となっています。2~3年未満が、1番多いですね。また、結婚までの交際期間の平均は、3.4年という結果になっています。結婚となると、ある程度数年単位の交際を経てから決めている方が多いです。学生時代からずっと付き合い続けて結婚するカップルの場合は、5~15年ほどの交際期間で結婚することもあります。逆に、結婚相談所を使った婚活を経た結婚では、交際機会が短期間になるカップルが多く、数か月から1年未満の交際期間で結婚しているのです。カップルによって結婚までの交際期間は、本当にさまざまですね。
出典:リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査(全国推計値)」
結婚を意識する年齢は?
令和4年の厚生労働省「人口動態調査 人口動態統計 結果の概要」によれば、令和4年の平均初婚年齢は、夫 31.1歳、妻 29.7歳となっています。そこから考えると、男性はその1年前の30歳、女性は28歳頃には、結婚を意識していることが多いでしょう。この結果からも、男女では結婚を意識する年齢に違いがあることがわかりますね。数年の差ですが、この数年の意識の差を埋めるのは難しく、カップルが結婚に関して揉める原因になってしまいやすいのです。結婚に対して、どれだけ現実的なものだと捉えているかが、男女では異なっていることが多く、その意識の差から「私との将来は本気で考えてないの?」と女性の不満が生まれてしまいます。
出典:厚生労働省「人口動態調査 人口動態統計 結果の概要」
女性が結婚を意識するタイミング
ここからは、男女別に結婚を意識するタイミングについてより詳しく考えていきましょう。男女では、結婚を意識する年齢に差があることがわかっていますね。女性は、どんなときに結婚を意識するのか。あなたが結婚を意識し出したタイミングやきっかけも思い出してみてくださいね。
節目の年齢に差しかかったとき
女性は、男性に比べて「30歳」を強く意識している傾向があります。30代間際のアラサーであることをネガティブに捉え「30歳までに結婚しないと」と焦ってしまうことも。30歳を節目と捉えている女性は、多いのですよね。そのため、女性は、30歳直前の29歳頃に結婚を強く意識するようになり、30歳をすぎるとその意識の強さは年々強くなっていく傾向があります。「30歳までに達成していないと」というミッションのように捉えて、焦りを感じている女性もいます。
友人が結婚したとき
仲のよかった友人が結婚したときは、結婚を意識しやすいです。結婚のタイミングは人それぞれではありますが、それでも自分の親しい人の結婚はどうしても気になってしまうことが多いのですよね。結婚式に参列する機会も増え、素直に「いいな、幸せそうだな」と思って結婚を意識することもあれば、置いていかれたような焦りや寂しさから、結婚を意識することもあります。女性の場合、結婚だけでなく、友人の妊娠や出産からも影響を受けることが多いです。どんどん次のステージに進む友人に対して、焦りや寂しさではなく、つらさを感じる女性もいます。
子どもが欲しいと思ったとき
結婚したい理由、結婚を意識した理由として、よくあげられるのが子どもに関することです。妊娠出産に関しては、年齢を重ねるごとにさまざまなリスクが高まりやすい傾向があります。特に、初産で高齢出産に該当するようになる35歳までに、出産をしたいと考える女性は多いです。そのため「なるべく結婚も早くに」と考える女性が多いのですよね。子どもが欲しいと思ったから、婦人科系の疾患が見つかったからなど、子どもを生み育てることを現実的に考えた結果、結婚を意識し始める傾向があるのは、女性の特徴だといえます。子どもに対しては、自分の体が大きく関わることであるからこそ、男性と意識の差が生まれてしまいやすく、カップルの衝突の原因になりやすいです。
男性が結婚を意識するタイミング
続いて、男性が結婚を意識するタイミングについてみていきましょう。30歳になる前に、結婚を意識し始めやすい女性と違い、男性は30歳に入ってから意識し始める方も多いです。「30歳か……そろそろ結婚でも考えるか?まだいいか?」と、女性より比較的軽い気持ちで考え出す方が多いのですよね。そんな男性が、結婚を意識するようになるタイミングとは、どんなタイミングなのでしょうか。男性のことを、理解し、ふたりの決断に活かしていきましょう。
節目の年齢に差しかかったとき
女性と同様に、節目の年齢に差しかかったタイミングでは、男性も結婚を意識しやすいです。男性の場合、30歳を節目として、それ以降に結婚への意識が芽生える人もいます。30歳直前のアラサーの時期に結婚を強く意識する人は、女性に比べると少ないのが特徴です。また、女性は妊娠出産を現実的に考えて結婚を焦ることがありますが、男性は子どもが欲しいからという理由で結婚を焦る人は少ないです。そのため、その先の妊娠出産や子育てへの意識の違い、持っているイメージの解像度の違いによって、揉めてしまうカップルは少なくありません。
友人や同僚が結婚したとき
友人や同僚が結婚したことで、結婚を意識する男性もいます。これまで遊んできたり、一緒に働いてきたりしてきた仲間が結婚するとなると、急に結婚が現実的に思えて、意識するようになる男性は多いのです。また、女性同様に仲間が次のステージに行ってしまったような寂しさ、焦りから結婚を意識することもあります。ただ、どちらかというと「幸せそうだな、いいな、俺も家庭を持ちたい」と、結婚したら幸せが増えていきそうというイメージで結婚を考え出す男性が多いです。
仕事が落ちついたとき
男性は、結婚願望はあまり高くなく、仕事で成功したいという気持ちを持っている方も多いですよね。そのため、20代のうちしばらくは仕事に全力投球したいと考えていることもあります。「何よりも仕事が大事」と仕事を生活の中で最優先にしている男性もいるのです。そのため、全力投球してきた仕事が落ち着いてきたり、目標を達成できたりしたときは、次のフェーズへということで、結婚を考えやすいです。家事や家族との時間を確保する余裕を感じられるようになったことで、結婚を決断できるようになる男性もいるでしょう。
男性が結婚を考えられないタイミングはあるの?
続いて、男性が結婚を考えられないタイミングについて解説していきます。男女では、結婚への意識が違い、カップルが揉めるきっかけになりやすいです。男性が結婚に前向きになれていないとき、男性はどんな本音を抱えているのでしょうか。また、どんな事情が原因で結婚に前向きになれていないのでしょうか。男性の本音を知ることで、よりお互いが納得できる結婚のタイミングを探していくことができるでしょう。
収入が安定しないとき
共働き時代になっているとはいえ、結婚したら家族を養える経済力がないといけないと考えている男性は多いです。そのため、収入が安定せず、経済的に不安がある状態だと、なかなか結婚を考えられないのですよね。女性が「ふたりで協力したら、やりくりしていけるよ」と言葉をかけたとしても、男性のプライド的に、自分がそれを許せないこともあります。自分の力だけで、家族を養えるように。そんなふうに考えて、責任を感じてしまっている男性は多いのです。
仕事に慣れていない・忙しいとき
社会人になってすぐであったり、マネジメント業務が始まって忙しかったりするときは、なかなか結婚を考えることができない男性が多いです。仕事のことで頭がいっぱいになっていて、その他のことを考える余裕がないのです。そのため、社会人として慣れが出てきている社会人3年目以降は、結婚を考え出す男性が多い傾向があります。逆に、社会人になりたての1年目で結婚する男性は、少ないです。
時間とお金がかかる趣味に没頭しているとき
結婚すると、貯金をしたり、時間やお金を家族のために使うことも出てきますよね。そのため、時間とお金がかかる趣味に没頭している男性は、結婚に前向きになれないことが多いです。今、全力で楽しんでいる趣味に没頭できなくなってしまうとなると、結婚にデメリットを強く感じてしまうのです。気が済むまで楽しみたいと考え、落ちついたら結婚を考えられる男性もいます。ただ、趣味への愛はそう簡単に終わらないこともあるため、結婚を考えられない状態が続いてしまうケースも多いです。
周りが独身だらけの環境のとき
周りが独身だらけの環境で、独身生活を謳歌しているときは、結婚を考えづらいです。まわりも同じ状況だと「まだいいかな」という感情になってしまうのです。また、結婚すると独身の仲間とあまり遊べなくなってしまうと考え、結婚を考えられないことも。やはり、人と同じであることには安心感を感じやすいため、わざわざ変化しようとは思わないのです。
結婚への覚悟がまだできていないとき
結婚となると、環境が大きく変化しますよね。カップルによっては、結婚後に同居するために仕事を変えたり、住む地域を変えたりすることもあります。また、ひとりで自由に生きられる独身とは違い、相手の人生に責任を持って生きていくようになります。パートナーだけでなく、それぞれの親族やこどもなど、責任を持たなければならないことが増え、関わる人も増えていきます。そういった状況になると、今までのように時間もお金も自由には使えず、縛られている窮屈感を感じることも。そういった不自由さや責任の重さから、結婚への覚悟がまだできていないときは、結婚を考えられないことが多いです。
逃したくない!結婚に進むきっかけ
最後に、結婚に踏み切るきっかけについて紹介していきます。彼と結婚したいけど、いつできるのか不安、うまく結婚のきっかけ作りをしたいと思ったときは、どんなタイミングを意識していけばいいのでしょうか。きっかけを掴む流れや方法を知って、結婚に進みやすいタイミングを逃さず、彼との幸せな結婚生活を目指していきましょう。
将来の話が出たタイミング
日常会話の中で、付き合っている彼氏と将来の話が出た時は、結婚へのきっかけになりやすいです。将来の話が出たタイミングで「これからのこと、どうする?」と具体的な結婚生活やプランの話をすることができれば、結婚に近づいていけるでしょう。ただ、中には将来の話が出ることがないというカップルもいると思います。その場合は、友人や知人の結婚について話題にし、そこから将来の話に繋げるのもおすすめです。共通の友人の結婚の話から、初めて具体的にふたりで将来の話をし、結婚することになったというカップルもいます。
交際や年齢の節目
3年記念日や5年記念日などの交際の節目や、年齢の節目は、結婚を考えやすいタイミングです。交際歴が長く、なかなか結婚のきっかけが作りづらいカップルにとっても、動き出しやすいタイミングなのですよね。あまり圧をかけすぎるのはよくないですが、ほどよい圧なら、男性がプロポーズをするきっかけとして働くこともあります。「○歳までに結婚したい」ということをさりげなく伝えてみたり、記念日を特別な日にしたいと話してみたりすることで、男性がプロポーズにむけて動きやすくなることもありますよ。
クリスマスや誕生日などイベント
クリスマスや誕生日などのイベントも、結婚のきっかけが生まれやすいタイミングです。プロポーズするなら「特別な日に、ロマンチックなシチュエーションで」と考えている方は多いため、プロポーズが起きやすいタイミング。女性が知らないうちに、男性がクリスマスや誕生日に合わせてプロポーズを準備していることもあるため、それを感じとることも時には大切です。もし、彼にそういった様子があるようであれば、彼がプロポーズをしやすいように、さりげなくサポートしてみてくださいね。また、女性からプロポーズをしたというカップルもいるため、あなたがプロポーズを企画してみるのも、ひとつの手ですよ。
結婚は二人のタイミングが合うことが大切
結婚は、ひとりでするものではないため、お互いにとって納得できるタイミングを話し合うことが大切です。普段、仕事をしている社会人同士のカップルだと、仕事の兼ね合いや経済状況、精神的な余裕など、さまざまなことが障壁となり、なかなか結婚のタイミングを決めるのが難しいですよね。また、男女で結婚への意識が違うこともあり、同じ温度感で結婚までのプロセスを進められないこともあります。結婚への意識の違いで、結婚どころか、別れに繋がってしまうこともあるのです。結婚を具体的に進めていくためには、お互いの事情や本音を理解することが大切です。今、それぞれにとって大切なもの、時間とお金をかけたいものは何なのか、お互いの事情と本音をまずは知ることから始めていきましょう。結婚を焦ってしまっていると、男性の事情や本音を無視して、自分の考えを押しつけてしまうことも。その点には、注意が必要です。お互いの事情と本音を把握することができれば、ふたりにとって納得のできる結婚のタイミングを見つけていけるでしょう。