婚活

やっぱり結婚には妥協が必要?婚活で理想と現実のバランスを取る方法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.11.21 公開
婚活を続けているけど、なかなかいい出会いがない。そうなると「このまま婚活を続けていても、結婚できるのかな」と不安になってしまいますよね。「理想が高すぎるのかな?」と自分の条件が合っているのか、悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。悩んだ結果、結婚するには妥協しないといけないと考え、落ち込んでしまう女性もいます。そこで今回は、結婚における条件と妥協の考え方について解説していきます。結婚するために妥協することを考え出したときには、参考にしてみてくださいね。
この記事を読んでわかること
結婚には、やはり妥協が必要なの?と悩んでしまう女性もおられると思います。ですが、妥協をして相手を選んでも、幸せになることは難しいでしょう。そんな時は、結婚相手に求める条件の中で、必要な条件と実は必要でない条件を明確に分けて考えましょう。これは妥協ではなく、自分が本当に大切にしたいポイントを「見直す」と考えてくださいね。本当に妥協してはいけないものは、性格の相性、居心地の良さや話し合いができる関係かどうかです。
もくじ
1. 結婚で妥協すべきか悩む条件は? 2. 男性よりも女性が妥協に関して悩みやすい理由 3. 【婚活経験者に聞いた】結婚に妥協しても良かった条件3選 4. やっぱり結婚には妥協が必要? 5. 自分の気持ちを大切にすれば妥協という考えがなくなる 6. 条件・妥協に拘らず気持ちを優先してみよう

結婚で妥協すべきか悩む条件は?


婚活女性が、結婚で妥協すべきか悩むのは、数値化できる条件であることが多いです。数値化できる条件であるからこそ、他の男性と比較しやすく、悩んでしまいます。ここでは、結婚相手を決めるうえで、妥協すべきか悩む女性が多い条件を取り上げていきます。あなたは、これまで男性のどんな条件が気になって、交際を迷ってきたのでしょうか。これまで引っかかったポイントを思い返しながら進めていきましょう。

年収


婚活女性が大切にする条件のひとつが、男性の経済力です。結婚相手とは、一緒に生活をしていくため、生活費のことを考えなければなりません。また、結婚式や新婚旅行などで大きなお金が必要になることを見据えて、貯金をしなければならないケースもあります。また、将来子どもを考えている場合は、子育ての費用も捻出していかなければならないことも。結婚生活は、現実的な生活であるため、お金が必要不可欠です。そのため、自分が望む結婚生活を実現できるような経済力が相手にあることを重要視する女性は多いです。特に、子どもを考えている女性は、思うように働けなくなる可能性もあるため、男性の経済力を重要視しやすいです。生活がかかっている分、男性の年収については、妥協すべきか悩む方が多いのです。

学歴


結婚するなら高学歴の男性がいいと考える女性もいます。特に、自分が高学歴である女性は、自分と同等かそれ以上の学歴を男性に求める傾向があります。学歴があまりにもかけ離れていると、会話の内容が合わず、お互いにストレスを感じてしまうこともあるため、それを懸念して高学歴の男性との結婚を考えている女性もいます。また、自分に学歴コンプレックスがあるからこそ、高学歴の男性と結婚したいと考えている女性も。学歴は、肩書きのひとつであり、その人の魅力が学歴で決まるわけではありませんが、重要視したい女性にとっては、妥協するか悩んでしまう条件になってしまうでしょう。

年齢


婚活での出会いだと、一回り以上年の離れた男性と出会うこともあります。少しの年の差なら気にならなくても、一回り以上となると悩んでしまう女性は多いです。他の条件がよかったり、自分に合っていると感じていたりしたとしても、相手の年齢がネックになってしまうケースもあります。年の差婚となると、欲しい子どもの数を諦めなければならない可能性があったり、お金や老後の介護の不安を感じたりするなど、現実的な課題があります。そういった課題に直面することを考えると、年齢を妥協していいのかどうかを悩んでしまう女性が多いのです。

顔・身長などの容姿


結婚相手とは、身体的な接触がある可能性もありますよね。そのため、顔や身長などの容姿がある程度、自分の許容範囲に入っていることも大切になっていきます。結婚相手においては、内面を重視して選ぶ女性が多いですが、かといって容姿をまったく気にしないわけではないです。生理的に無理だと感じる相手との交際、結婚には進まない傾向があります。

住む場所・環境


住んでいる場所が遠く、結婚後に大規模な引っ越しが必要であったり、別居婚をしなければならなかったり、義実家への同居をしなければならなかったりするなど、住む場所や環境が結婚を悩む原因になってしまっているケースもあります。結婚したいと思っていたとしても、結婚で大きな環境の変化が予想されると、頭を悩ませてしまうこともあるでしょう。特に、結婚によって仕事を変えなければならなかったり、長年住んでいた地元を離れなければならなかったりする女性は、結婚で妥協していい条件なのか悩んでしまいやすいです。

婚歴


相手に婚歴があることに対して、悩む女性もいます。初めて同士で結婚したいという気持ちから、婚歴のある男性との結婚を悩む女性もいれば、離婚経験があることで「うまくいかないのではないか」と不安になり、婚歴のある男性との結婚を悩む女性も。離婚経験があることを、一度結婚に失敗していると捉えてしまうと、この男性を選んで大丈夫なのか不安になってしまいやすいです。相性がよかったり、心惹かれていたりしても、また離婚してしまうかもしれないと思うと、相手に婚歴があることを妥協していいのか、考えてしまうのです。

男性よりも女性が妥協に関して悩みやすい理由


続いて、男性よりも女性が妥協に関して悩みやすい理由について解説していきます。女性は、男性よりも妥協に関して悩みやすい傾向があります。では、その理由はなぜなのでしょうか。その理由には、女性の現実的な部分が大きく関わっています。そして、その理由は、女性の婚活がうまくいかない理由でもあるのです。あなたの婚活は、なぜうまくいっていないのか、あなたが妥協を考え始めたのはどんなきっかけだったのか。女性だからこそ直面する婚活の壁を理解していきましょう。

女性は結婚を現実的に考えてしまう


女性は、男性に比べて何事も現実的に考えてしまう傾向があります。結婚においても、女性は結婚後の生活や子育て、老後のことまでを考えて、その理想の未来を叶える相手を具体的に数値化し、探そうとします。結婚する時点で、未来のことまで現実的に考えてしまうのですよね。それが女性のいいところでもありますが、結婚に踏み切れない原因にもなってしまいます。

感情・感覚よりも理性が勝つ人が多い


出会った男性に対して「話が合うな」と思っていたとしても「年収がちょっと……」という理性で、気持ちにブレーキがかかる傾向があるのが、女性の特徴です。感情や感覚より、理性が勝つ人が多いのですよね。すぐに頭であれこれ考えてしまうため、心惹かれている相手に対しても「悪いところもあるのかもしれない」「信じていいのかな」と考えてしまうのです。理性が勝ってしまいやすいからこそ、自分の感性の部分を信じることができず、悩んでしまう婚活女性は多いです。

好きになるスピードが遅い


男性は、理性より感情が勝つ人も多いため、自分の感覚を信じて「この人だ」と結婚相手を衝動的に決められることもあります。ただ、女性は理性的で、現実的であるからこそ、なかなか男性を好きになることができません。頭で考えてしまい、好きになるのに時間がかかってしまうのです。ただでさえ、結婚相手を選ぶ過程で「この人でいいのかな」「妥協していいのかな」と考えやすい女性が、自分の好きな気持ちに確信を持てないとなると、より不安になってしまうでしょう。

【婚活経験者に聞いた】結婚に妥協しても良かった条件3選


続いて、婚活経験者に聞いた、結婚に妥協しても良かった条件を3つご紹介していきます。すべて理想通りの相手に出会うことができるのが理想ですが、なかなかそうはいかないケースが多いです。どんな条件であれば、結婚に妥協しても大丈夫なのか、経験者の声からヒントを探していきましょう。

顔・身長などの容姿


顔や身長などの容姿に関する条件は、内面に関する条件に比べて、妥協しても大丈夫であることが多いです。生理的に無理だと感じる容姿の結婚相手との結婚は難しいかもしれませんが、自分の中での許容範囲に入っている容姿の男性となら結婚を考えてみるのもひとつの手です。実際に、タイプではない男性と結婚した女性でも、一緒に長い時間を過ごす中で、愛おしく感じるようになったというケースがあります。

学歴


学歴は、人に聞かれて答えない限りはわかりません。そのため、日常生活で出会う人がどの程度の学歴なのかは、聞かない限り、詳細な情報までわからないのです。自分の夫として高学歴であって欲しいと思う女性もいますが、周りの人があなたの夫を判断するとしたら人柄や職業の部分で判断されることが多いでしょう。学歴が大事な場面もあるかもしれませんが、それより大切なのはあなたと相性が合うか、価値観が合うか、愛情を持てるかどうかなどです。もし、あなたにとって大切に思える男性がいるのであれば、高学歴でなかったとしても気にしすぎなくてもよいでしょう。高学歴の男性にこだわって婚活をし、結婚したものの、話が合わず、上下関係ができてしまって悩んでしまうケースもあるのです。

年齢


婚活を経た出会いでは、年が離れた男性と出会うこともあります。あまりに年が離れている男性との結婚だと、子育てや老後、介護、ローンのことなど、将来的な不安を感じてしまう女性も多いです。確かに、年の差婚では大変なこともありますが、お互いに思い合える大切なパートナーに出会えていることは、とても価値のあることです。支え合える関係性ができているのであれば、年齢による壁もふたりで話し合って乗り越えていくことができるでしょう。結婚前は、相手との年齢差が気になっていたという女性でも、普段の生活では意外と気にならず、むしろ年齢差を忘れてしまっているということもあります。

やっぱり結婚には妥協が必要?


結婚には、妥協が必要という言葉を聞いたことがある女性も多いと思います。ここでは、結婚には妥協が必要なのかどうかについて解説していきます。結婚相手を選ぶうえで、妥協をどう捉えていけばよいのか。あなたが、妥協に対して感じているイメージを思い返しながら、考えてみてくださいね。

妥協ではなく見直しと考える


結婚における妥協を「何かを諦めること」「男性のレベルを下げること」だと認識している女性は多いです。世間的にも、妥協と聞くとネガティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。結婚の条件を変更することに対して、妥協という言葉を当てはめ、ネガティブなイメージを持つ必要はありません。結婚の条件を変更することは、妥協ではなく「見直し」と考えることが大切です。結婚に備えて、自分の結婚観を整理する。そのための見直しだと考えていきましょう。

見直しは自分にとって結婚に求めるものを見つける作業


結婚の条件を見直すこと、自分の結婚観を整理することは、自分にとって結婚に求めるものを見つける作業です。婚活を続けていると「いい結婚相手とはこういう男性」という固定概念に囚われてしまい、一般的ないい結婚相手像に合うような男性を探してしまう傾向があります。ただ、一般的ないい結婚相手像があなたに合うとは限らないのです。改めて結婚の条件を見直し、結婚観を整理すると、自分が結婚に求めるものが見えるようになっていきます。結婚に求めるものが見えるようになれば、自然とどんな結婚相手を選べばよいのかがわかってくるのです。妥協と呼ばれることもありますが、定期的に結婚の条件を見直すことは、あなたらしい結婚を目指していくうえで欠かせないことです。

自分の気持ちを大切にすれば妥協という考えがなくなる


妥協という言葉が出るというのは、一般的な正解や自分の理想があって、そこから外れたとき、外れたと感じたときであることが多いです。自分は正解にたどりつけなかった、理想が叶わなかったと考えると、妥協はネガティブな印象になってしまいます。ただ「自分はこう思う」という気持ちを大切にすれば、妥協という考えはなくなっていきます。条件を変えた、見直したとしても、それは自分の意見であり、妥協ではないのです。ここでは最後に、この点は「結婚相手を選ぶうえで大切にしてよかった」という婚活経験者の方の意見を紹介していきます。自分の気持ちを大切に、あなたが、あなたらしくいられる結婚相手を探していきましょう。

素の自分を出せる居心地の良さ


長い人生をともにする結婚相手には、素を出せること、居心地の良さがあることが大切です。一緒にいてドキドキする、ときめきがある男性だったとしても、長い時間をともにすると疲れてしまう相手は、結婚相手には向きません。結婚相手を最終的に選んだ理由としても、よく耳にするのが「居心地が良かった」「安心感があった」「素でいられた」などの言葉です。あなたが婚活デートをする中で、一緒にいて落ちつくと感じる男性がいるのであれば、その男性はいい結婚相手になる可能性が高いでしょう。

性格の相性


話し合いや歩み寄りで解決できることもありますが、もともとの性格が合わない相手とは、結婚生活で苦労してしまう傾向があります。性格が合わない人とは、お互いが大事にしている価値観が違っていることが多いです。価値観もすり合わせでうまく妥協点が見つかることもありますが、これは譲れないという価値観を相手のために変えることは難しいです。逆に、もともとの性格、大切にしている価値観が合っていると、スムーズに関係構築をしていくことができます。結婚前の段階で、性格が合っている、価値観が合っていると感じた相手に関しては、貴重なことだと認識し、結婚相手に選ぶ女性が多いです。

話し合い・歩み寄りができる


交際を続ける中で、話し合いができること、歩み寄りができることがわかり、それが結婚のきっかけになったという女性もいます。夫婦とはいえ、価値観がすべて一致しているということはなかなかありません。一緒に過ごす中で、何かしら価値観の違いを感じることもあるはずです。そういったお互いの違いに直面したとき、話し合いや歩み寄りで解決できるかどうかは、結婚生活でとても重要になっていきます。話し合い、歩み寄りができない相手との結婚生活だと、感情的なケンカで解決したり、向き合わないまま自然消滅してしまったりすることも。結婚相手を選ぶうえでは、相手の内面の部分、お互いを尊重し、話し合い、歩み寄りができるかどうかを大切にしていくとよいでしょう。

条件・妥協に拘らず気持ちを優先してみよう


婚活を続けていると、どんな条件で男性を選んだらいいのかわからなくなってしまう女性が多いです。ただ、そこで条件を変えようと思うと「妥協して大丈夫かな」とまた別の不安が生まれてしまうこともあります。結婚における妥協とは、条件を見直すことです。希望の条件を諦める、レベルを下げるのではなく、自分に合った条件を改めて探すと考えていきましょう。「今の自分はこう思う」という気持ちをしっかり大切にすることができれば、妥協という考え自体がなくなっていくはずです。妥協ではなく、自分のその時々考え方、意見だと考えればよいのです。日々、さまざまな男性の条件に目を通す婚活では、どうしても条件で頭を支配されてしまうこともあるかもしれませんが、あなたの気持ち、あなたの感覚を優先しながら、婚活を進めてみてくださいね。そうすれば、あなたがあなたらしくいられる結婚相手との出会いも訪れるようになっていくでしょう。