婚活

一生独身のリスクもある?無責任に結婚を反対する親を説得する方法と対処法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2024.02.29 公開
大好きな恋人と婚約できると、幸せな気持ちになりますよね。ただ、中には結婚に向けて準備を進めようとする中で両親の反対にあってしまい、結婚準備が進められなくなってしまうケースもあります。親の反対によって、結婚の話自体がなくなってしまうケースもあるのです。そこで今回は、無責任に結婚を反対する親を説得する方法と対処法について解説していきます。大好きな恋人との結婚を叶えられるように、この先どう動いていけばいいのかを考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
親に結婚を反対され、その意見に従ってしまう人は婚活でもいらっしゃいます。親の反対は子供側にとってショックが大きく、反対されるような結婚はしたくないと考えてしまうのです。親は本心から子供の幸せを願っている訳ですが、それが厄介でもあります。親に子供の人生の責任の責任は取れません。いっとき親との関係が悪化したとしても、自分で自分の人生の決断をすることから逃げないことが大切なのかなと思います。
もくじ
1. なぜ親は子どもの結婚を反対する? 2. 親が結婚に反対する主な理由 3. 子どもの結婚を反対する親の特徴 4. 親が結婚を反対するときの対処法 5. 親に結婚を反対されたときに覚えておきたいこと 6. 親が結婚を反対しても諦めないことが大切

なぜ親は子どもの結婚を反対する?


まず初めに、なぜ親は子供の結婚を反対するかについて解説していきます。親が子どもの結婚を反対するのには、さまざまな理由があります。あなたのことを思ってとは建前で言っているものの、本音は自分のために反対しているということもあるのです。あなたの親御さんは、なぜ結婚を反対しているのか、改めて頭の中で整理してみてくださいね。

【建前】心配だから


結婚したらこの子が苦労すると考え「あなたが心配だから」と結婚を反対する親もいます。特に娘に対して「心配」する親は多いでしょう。この場合、本当に心配して言っているケースもありますが、建前で心配だからと口にしていることも。実際は、自分のために反対していることを隠すために、使われることもある理由なのです。

【建前】幸せになってほしいから


「○○には幸せになってほしいから」と結婚を反対する場合も、親自身の身勝手な理由のための建前として話されることがあります。「あなたが幸せになるため」と伝えることで、子どもは親の言うことを聞き入れそうになってしまいやすいのです。

【本音】親にとって都合が悪くなってしまうから


家業を手伝ってくれない、実家を出てしまう、お金を入れてくれなくなるなど、親にとって都合が悪くなってしまうから反対しているケースもあります。子どもがそばにいること、子どもに支えられることで生活がスムーズだったものの、結婚したらそうではなくなることで、自分のために反対し、今の生活を維持しようと考えてしまうのです。

【本音】子どもや家族の価値を下げたくないから


相手の学歴が低い、職業が気に入らない、再婚だから、片親だから、自営業だからなど、相手の条件が気に入らず、子どもや家族の価値を下げたくないために結婚を反対するケースもあります。肩書きを重要視するタイプの親は、自分の子どもの結婚相手にもいい肩書きがあることを求めるのです。周りからの評価が大切であるため「すごいね」と言われるような条件の相手でないかぎり、結婚を反対し続けてしまうこともあります。

【本音】子どもを手放したくないから


子離れできていないことで、相手のマナーや態度がやけに気になってしまい「この人に子どもを渡すのは嫌」と思ってしまうこともあります。子どもの結婚相手は「自分から子どもを奪う人」だと敵対心を向けてしまうため、認めようとは思えないのです。子どもが幸せになることよりも、自分が幸せでなくなることを優先し、結婚を反対してしまっているケースも少なくありません。

親が結婚に反対する主な理由


続いて、親が結婚に反対する主な理由を詳しく見ていきましょう。親が結婚に反対する主な理由は、基本的に子どもの結婚相手に納得できていないことから生まれています。さまざまな結婚に反対する理由について知り、あなたの親御さんが結婚を反対する理由を深掘りしていきましょう。

相手との年齢差があるから


相手との年齢が離れていることで、男性が年上すぎる、女性が若すぎるなどの年齢差を理由に結婚を反対されることもあります。年の差婚だと大変なのではないか、将来的に不幸になるのではないかなどと、反対されるケースが多いです。

あなたがまだ若すぎると思っているから


あなたが、周りと比べて少し早めに結婚しようとしていることで「まだ結婚には若すぎる」と反対されるケースもあります。また、結婚適齢期だったとしても「自分のもとから離れないでほしい」ことから「まだ早い」と反対するケースもあります。

相手の職業に不満があるから


転勤族である、年収が低いなど、相手の職業に不満があり、結婚を反対することもあります。結婚相手の条件に納得できないことで、子どもが不幸になってしまうのではないか、大変な結婚生活になってしまうのではないかと反対するのです。

相手の学歴が低いから


ある程度、子どもの学歴が高い場合、相手の学歴が低いことを理由に結婚を反対するケースもあります。「自分の子どもには釣り合っていない」と考えてしまうのです。また、肩書きを大事にする親の場合、子どもの価値が下がる、家族の価値が下がると考えて反対することもあります。

相手の家柄が釣り合っていないから


子どもの結婚相手の条件ではなく、結婚相手の親の条件で結婚を反対することもあります。相手の家柄が釣り合っていないと判断し、認められないと考えるのです。恋愛とは違い、結婚となると親同士の付き合いも出てくるため、相手の家柄を重要視するケースも少なくありません。

相手に婚歴があるから


相手に婚歴があることで、自分の子どもとの結婚を反対するケースもあります。自分の子どもが初婚である場合は特に反対される傾向があります。一度結婚に失敗していることから「また失敗するのではないか」と心配になり、結婚を認められないのです。

国籍が違う相手だから


国籍が違う相手であることで「大変なのではないか」と結婚を反対することもあります。国籍が違うとなると、文化の違いがあり「うまくやっていけるのか」と親は不安になってしまうのです。また、結婚のために海外移住するケースもあり、子どもが遠くに行ってしまうことが嫌で反対していることもあります。

相手の宗教が気になるから


子どもの結婚相手が宗教に入っていたり、相手の親が宗教活動に熱心だったりすることが気になり、結婚を反対するケースもあります。結婚したら、子どもも宗教に入信するのではないか、大変な生活になってしまうのではないかと考え、反対してしまうのです。

相手の出身地が遠方だから


相手の出身地が遠方であることで、結婚を反対するケースもあります。特に、結婚で子どもが相手の出身地に引っ越す予定である場合は、反対されるケースが多いです。子どもがその地でやっていけるのかという不安と、子どもが近くにいなくなってしまう不安の両方から反対することもあります。

相手の印象が悪いから


会ったとき、連絡をとったとき、子どもから話を聞いたときに相手の印象が悪く、そのことが原因で結婚を反対するケースもあります。「この人で大丈夫なのか」と考え、懐疑的になってしまうのです。一度印象が悪くなってしまうと、印象をよくすることは難しく、平行線になってしまいやすいです。

子どもの結婚を反対する親の特徴


続いて、子どもの結婚を反対する親の特徴について解説していきます。子どもの結婚を反対する親と言っても、そのタイプはさまざまです。あなたの親御さんは、どんなタイプで、そのどんな部分が結婚反対につながってしまっているのでしょうか。あなたの親御さんの特徴と照らし合わせて考えてみてくださいね。

専業主婦の母親


娘、息子の結婚に反対するのは、圧倒的に専業主婦の母親である場合が多いです。専業主婦の母親は、家のこと、子どものことに時間をかけて長い人生を過ごしてきています。そのため、子どもの存在、子どもの世話をすることが生きがいになっているケースも少なくありません。その状態が大人になっても続いてしまっていると、子どもが結婚で家を離れること、自立していくことに大きな寂しさを感じてしまい、その結果結婚を反対してしまうことがあります。

子離れできていない親


子離れできていない親は、結婚を反対しやすいです。子どもが離れていくことに不安を感じ、あの手この手で自分の近くにいるようにします。子どもが自分の手から離れて幸せになっていくことをあまり喜べず、子どもの結婚相手にケチをつけてしまったり、過度に心配してしまったりして、結婚を反対してしまうのです。

親の結婚生活がうまくいっていない


子どもが自立して家を出ていくと、基本的には夫婦ふたりの生活になります。ただ、親の結婚生活がうまくいっていなかったり、離婚している状態だったりすると夫婦ふたりで過ごしていくという選択肢がとれず、子どもの存在を求めてしまうのです。子どもが結婚すると「ひとりになる」と考え、その結果子どもが罪悪感を抱いてしまうことも。結婚することは、親を捨てることのように感じてしまい、苦しんでしまうケースもあります。毒親育ちであったり、機能不全家族で育っていたりする場合は、この罪悪感を強く感じてしまいやすいです。

プライドが高く肩書きを重要視する


プライドが高く、肩書きを重要視する親は、結婚を反対する傾向があります。周りからの見え方を気にしているため、自分の子どもには肩書きのいい相手と結婚してほしいと考え、少しでも劣ると感じると反対してしまうのです。また、子どものためではなく、自分の価値、家族の価値を保つために肩書きを重視し、結婚を反対する親もいます。

親が結婚を反対するときの対処法


続いて、親が結婚を反対するときの対処法について解説していきます。もし、親に結婚を反対された場合は、どのように対応していけばいいのでしょうか。あなたの幸せのために、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。

反対されても「説得」は大切 


反対されたとしても、親を説得することは大切です。説得しても難しいということもあるかもしれませんが、最初から諦めずに、まずは説得するようにしていきましょう。恋人と別れるか、絶縁かと考える前に、まずは説得を試みましょう。

反対されても相手にはなるべく伝えない


親に結婚を反対された場合、なるべく相手には伝えず「自分が親を説得する」という気持ちを持ちましょう。相手に伝えると、傷つけて不安にさせてしまうだけではなく、ふたりの関係性自体にヒビが入ってしまうこともあるからです。あなたと親御さんの間で解決できそうなのであれば、あなたがまず親御さんを説得するようにしていきましょう。もし、ふたりで説得したほうがいいという状況なのであれば、ふたりで説得を試みるようにしてみてください。

対等な大人同士として話す


親子であれ、大人同士です。そのため、子供として話を聞くのではなく、対等な大人同士として話すことをおすすめします。対等な大人同士として自分の意見を伝え、親の意見を聞き、そのうえで話し合いをするようにしていきましょう。親の言うことをすべて飲み込むのではなく、あなたの意見もしっかり主張するようにしてみてくださいね。

親に結婚を反対されたときに覚えておきたいこと


最後に、親に結婚を反対されたときに覚えておきたいことについて解説していきます。親に結婚を反対されると、幸せな気持ちから一気に絶望を感じてしまうこともあると思います。気持ちが沈んでしまいやすいからこそ、自分の軸を大切に、あなたにとって幸せな選択は何なのかを改めて考えていきましょう。

親の反対は実はよくある話


親の反対は、珍しいことではなく、実はよくある話です。そのため「こんなことに悩んでいるのは自分だけなのではないか」と悩む必要はありません。絶望することも、悲観する必要も全くないと覚えておいてくださいね。そのため、もし相談できそうな人がいるなら、周りの人に相談してみるのもよいでしょう。また、結婚相談所で婚活をしている場合は、仲人にも相談してみてくださいね。

結婚してから認めてもらってもいい


「親に認めてもらえなければ結婚できない」と考えている方は多いです。ただ、人生はあなたのもの。あなたが結婚したいなら、その気持ちを優先していくことは何も悪いことではありません。結婚してから長い時間をかけて認めてもらうという形をとってもいいのです。まずは、親の気持ちではなく、あなたの気持ちを大切に考えていきましょう。

孫の誕生が関係改善の転機になることも多い


親の反対を押し切って結婚した場合、孫の誕生が関係改善の転機になるケースも多いです。妊娠した、出産した報告をし、初めて孫と顔を合わせるときに和解できることも。今は反対されていたとしても、後々結婚が認められること、関係がよくなることもあるのです。その可能性があることも頭に入れて、今後の決断を考えてみてくださいね。

結婚はふたりが決めること


結婚は、親が決めることではなく、ふたりが決めることです。そのため、ふたりの思いを大切にしてくださいね。親の存在は大きいからこそ、反対されると気持ちが傷ついてしまったり、罪悪感を感じてしまったりすることもあると思います。ただ、親に従ってしまったことで、一生独身になり、後悔してしまうことも。後悔してしまわないようにするためにも、あなたの本当の思いに耳を傾けて、行動を起こしていきましょう。

親が結婚を反対しても諦めないことが大切


大好きな人と結婚できることになり、気持ちが高まっていたところで親に反対されてしまうと、大きなショックを感じてしまうこともあると思います。親が結婚を反対するときは「あなたのために」と口にするケースが多いですが、実際のところは「自分のため」であることも多いです。あなたの人生は、親のための人生ではなく、あなたのための人生です。自分の気持ち、ふたりの決心を大切に、結婚を諦めないようにしていきましょう。ふたりの決断を大事にして、幸せな結婚を叶えていってくださいね。