婚活

年の差婚でも幸せになれる?知っておきたい現実と幸せな結婚を掴む秘訣

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.09.15 公開
年の離れた恋人と結婚を考えているけど、将来が不安。そんな方も多いのではないでしょうか。大切な人とこの先も一緒に歩んでいきたい。でも、結婚を即決はできない。その即決できない気持ちには、不安や心配など複雑な感情が詰まっているのだと思います。そこで今回は、年の差婚の現実と幸せな結婚を掴む秘訣について解説していきます。大切な人との将来について、しっかり考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
年の差婚をして幸せになれるかどうかは、年齢差から生じる現実や不安を二人で解消していけるかにかかっています。例えば、10歳上の夫と結婚をする女性にとって、将来の金銭的な不安や介護のこと、子どもをどうするかなど、実際に考えることはたくさんありますよね。それらを考慮した上で、今の経済力や頼りがいだけでなく、この人が好きという自分の気持ちを大切にしましょう。そうすることで、きっと素敵な夫婦になることができますよ。
もくじ
1. いったい何歳からが年の差婚? 2. 年の差婚の知っておきたい現実問題 3. 年の差婚はやめておいた方がいい人の特徴 4. 幸せな年の差婚を叶える人の特徴 5. 年の差婚で幸せになるための考え方やポイント 6. 年の差婚の現実を見て覚悟を決めれば上手くいく!

いったい何歳からが年の差婚?


年の差と言っても、1〜2歳差のご夫婦もいれば、10歳以上、中には20歳以上離れているご夫婦もいます。コメディアンの加藤茶さんは、45歳差の綾菜さんと恋愛結婚され、当時話題になりましたね。今でもとても仲良く結婚生活を楽しまれているようです。ここでは、何歳離れていれば年の差婚と呼ぶのかについてお話ししていきます。年の差婚の枠組みを知るところから始めていきましょう。

婚活では10歳以上離れていると「年の差婚」


基本的に、婚活では10歳以上離れている場合に年の差婚と呼びます。年の差があるとはいえ、1歳〜2歳の差だと、ほとんど年の差を感じない場合が多いと思います。10歳離れてくると、育ってきた環境や流行っていた物などがだいぶ変わります。そのため、お互いに対して違いを感じる部分が多いです。さまざまな違いを受け入れながらも、生涯を共にしたい。そういった思いで、結婚を決断した年の差夫婦は多いのではないでしょうか。

年の差婚でも男性が10歳以上年上のケースが多い


年の差婚では、男性が10歳以上年上のケースが多いです。逆に、女性が10歳以上年上の年の差婚はごく少数となっています。元々、結婚相手に対して、女性は年上の男性を好み、男性は年下の女性を好む傾方が多いようです。そのため、男性が年上、女性が年下の年の差婚夫婦が生まれるのは、自然な流れなのかもしれません。年の差婚が多い芸能界でも、男性が年上のご夫婦が多いですが、中には女性が年上のケースもあります。

年の差婚の知っておきたい現実問題


ここからは、年の差婚をする上で知っておきたい現実問題についてお伝えしていきます。年の差婚では、さまざまな問題が生じやすい現実があります。ただ、年の差婚ではなくても、生涯全く問題が起きないご夫婦はいないのではないでしょうか。大切な人と生きていくことは、とても幸せなことであり、時にお互いの理解や努力が必要なことでもあります。大切な人と幸せな結婚生活を送るために、年の差婚の現実問題から予防策、解決策を探していきましょう。

相手が先に老いていく現実


年の差婚の場合、年上である方が先に老いていってしまう現実があります。これは、どうしようもない部分になりますよね。同世代の夫婦の場合は一緒に老いていきますが、年の差婚の場合はそうではありません。パートナーより先に老いる、先にパートナーが老いていく現実があります。パートナーより先に老いることも、パートナーが老いていってしまうことも、両者それぞれに不安があるでしょう。

子どもについての意見が合わない


年の差婚で子どもを考えている場合、子育ての体力や将来的な金銭問題が出てくることが多いです。夫が年上である場合、年上の夫と子どもを育てていけるのかと悩む女性は少なくありません。自身の体力や先に老いていくことを考え、年上の夫が子どもを望まないこともあります。男女で考え方が違うこともありますね。課題意識は早めに持っておき、話せるようならばパートナーと相談してみてください。

介護の問題


年の差婚だと、年齢に開きがあればあるほど、同世代の友人達よりも早くパートナーの介護が始まる可能性があります。時期によっては、介護と仕事、子育てを両立することになる可能性もゼロとは言えません。その場合は、精神的にも、身体的にも、金銭的にも大変な状況になってしまうことが考えられます。
先に老いていく可能性が高いパートナーがいるなら、介護についても予め少しは考える必要があるでしょう。でも、早めに考えておけば、実際に介護が始まった時の不安要素を消しておくこともできます。介護が早めに始まるかもしれないということは、頭に入れておくと良いですよね。

主導権を年上が持つ場合が多い


お相手と、あなたの性格にもよりますが、時として夫婦でありながら、上司と部下のような関係性が続いてしまうことがあります。その場合、年上であるパートナーが主導権を握ってしまい、対等な関係性が築けなくなってしまうこともあります。付き合う前から、その傾向があるカップルは、結婚後もその状態が続いていく可能性が高いです。
その関係性を続けていくのも1つですが、結婚生活において安らげないのは大きなリスク。変えていきたい場合は、話し合いが必要でしょう。主導権を握られている場合は、自分の意見がなかなか言えないということもあると思います。まず、お互いの気持ちを伝え合えるような関係性を目指しましょう。
案外、現状の悩みをお伝えすれば、お相手もきっとあなたを尊重してくれるかもしれません。そうすれば、結婚後も安心できますよね。もし今の関係性を変えたいという場合は、話し合いの機会を持ってみてください。
話し合いに応じてくれない男性の場合は、本当にその方で良いのか再考が必要かもしれません。

年の差婚はやめておいた方がいい人の特徴


年の差婚には、不安や問題が生じやすいという現実があります。その上で、年の差婚はやめておいた方がいい人の特徴をご紹介していきます。人それぞれに性格があり、向いているものも違います。それは、結婚のスタイルや結婚相手でも同じで、人それぞれに適性があります。年の差婚に向いている人もいれば、合わない人もいるということです。ここでは、改めて年の差婚の現実問題に触れながら、解説を進めていきます。年の差婚をするか迷っているというあなたは、参考にしてみてくださいね。

不安や心配が絶えない人


年の差婚では、先ほども解説したように、さまざまな問題が起こる可能性があります。将来への不安を感じてしまいやすい結婚のスタイルであるとも言えるでしょう。そのため、不安や心配が絶えない人が年の差婚をした場合、常に不安や心配に侵されてしまう可能性があります。常に不安や心配が尽きないとなると、人によっては辛い結婚生活になってしまうかもしれません。

世間や周りの目が気になる人


年の差婚の場合、周りから反対されたり、批判されたりする可能性があります。実際に、加藤茶さんと45歳差で結婚した妻の綾菜さんは、世間からバッシングを受けました。年の差がありすぎることで、保険金狙いではないかという疑いをかけられてしまっていたこともあります。彼らは芸能人であったことで、特に世間から非難の的となってしまいました。ただ、芸能人でなくても、意外と周りから年の差婚を反対されたという人はいます。両親が反対している場合は、心配の裏返しで反対をしていることもあります。そういった世間や周りの目が気になる人は、年の差婚にはあまり向かないかもしれません。周りから反対されても、やっぱりこの人と生きていきたい!と思えるかどうかは、大きな別れ目になるでしょう。

老後や介護を今から不安に感じている人


先ほどもお伝えしましたが、年の差婚では老後や介護の不安が生まれることが多いです。その不安を、結婚前から強く感じている人は、年の差婚の生活に疲れてしまう可能性があります。老後や介護に不安を感じるのは自然なことですが、その不安が強すぎると年の差婚を乗りきれないことも。今感じている不安は、パートナーと共有したり、相談できる人に話したりして、少しでも減らしていけると良いでしょう。

子どもがどうしても欲しい人


年の差婚では、子育ての体力や将来的な金銭面の不安から、パートナーが子どもを望まないこともあります。自分は絶対に子どもが欲しい、子どもを産みたいと考えている人は、年の差婚は向かないかもしれません。年の差婚をする場合は、パートナーがいれば他に何もいらないという覚悟が必要になることもあります。子どもがどうしても欲しい人は、年の差婚でそれが叶わなかった場合、後々後悔の気持ちを感じてしまうかもしれません。年の差婚で子どもを望む場合は、パートナーとしっかり話し合うことが大切です。

幸せな年の差婚を叶える人の特徴


ここからは、幸せな年の差婚を叶える人の特徴について解説していきます。年の差婚では、不安や心配事が生まれやすいことをお伝えしましたね。ただ、さまざまな問題を抱えながらも、幸せな年の差婚を実現しているご夫婦はいます。そんな幸せな年の差婚夫婦は、どんな人たちなのでしょうか。

柔軟でポジティブな人


年の差婚では、子育てや介護、老後のことなど、不安が生まれることが多いですね。そんな状況でも、状況に合わせて柔軟に対応でき、ポジティブな人は、年の差婚を楽しめるでしょう。年の差婚において、片方が心配性であっても、片方がポジティブであれば、2人で乗り越えられることもあると思います。さまざまな問題をポジティブに捉えていけるかどうかが大切になっていきます。

経済的に自立している人


年の差婚では、老いていくタイミングが違うので、子育て中に片方が定年を迎えたり、介護が始まったりすることがあります。その場合、金銭的に生活が厳しくなってしまうこともあるでしょう。経済的にそれぞれ自立していれば、金銭的な不安は解消できる部分もあります。歳が離れている分、いつ何が起こるか分からないということを頭に入れておくと、将来への対策が立てやすいでしょう。

将来を受け入れる覚悟がある人


ここまで、年の差婚にはさまざまな現実問題があることをお話ししました。そういった現実問題、将来を受け入れる覚悟がある人は、幸せな年の差婚を叶えられるでしょう。人間なので、不安や心配な気持ちを抱えるのも、当たり前のことです。その上で、この人と生きていけるなら、将来のことは受け入れる。その覚悟がある人は、年の差婚を楽しんで過ごしていけるでしょう。ただ、1人で気持ちを固め、覚悟を決めるのは大変なことです。年の差婚への不安や心配を、あまり1人で抱え込みすぎないようにしてくださいね。

年の差婚で幸せになるための考え方やポイント


続いて、年の差婚で幸せになるために考え方やポイントについて解説していきます。年の差はあるけれど、大切な人とこの先も一緒に生きていきたい。その気持ちがあるのなら、幸せな年の差婚は叶えられるはずです。大切な人と幸せな結婚生活を過ごせるよう、2人でたくさん話し合ってみてください。

周りと比べない


年の差婚と同世代夫婦の結婚では、さまざまな違いがあります。介護問題や子どもの有無、子育ての大変さなど、周りより問題が多く感じることもあるでしょう。周りとの違いを感じた時、周りと比べないことが幸せへの近道です。私たちは私たちだと、時に強い気持ちを持っておくことが大切になっていきます。

結婚前に将来について話し合う


年の差婚では、さまざまな問題が生じやすいので、あらかじめ話し合っておくことが大切です。子どもや老後について、何歳までにいくら貯めておくかなど、不安になりそうなことは解消しておきましょう。何事も1人で抱え込まないことが大切です。抱えている不安や心配事はしっかりパートナーに共有し、話し合いを重ねてみましょう。

「年の差」は関係なく好きな人と結婚すること


年上のパートナーの経済力や頼りがいで結婚するのではなく、その人が好きだからという気持ちが大切です。相手の経済力や頼りがいで結婚してしまうと、それがなくなってしまった時に、気持ちが切れてしまいかねません。金銭面の苦労や介護問題に直面した際も、後悔に繋がってしまう可能性があります。年の差関係なく、その人だから、あなただから好き。その気持ちが何よりも大切です。お互いに、あなただから好きという気持ちと覚悟があれば、乗り越えていけることも多いでしょう。いつまでも2人で元気でいられるように、普段から健康を意識していくのも重要です。

年の差婚の現実を見て覚悟を決めれば上手くいく!


年の差婚には、さまざまな現実問題がありますが、まずはその現実を把握し、2人で話し合うことが大切です。そして、将来に対するさまざまな不安や心配事を2人でしっかり共有していきましょう。
すぐに「こう!」という解決策は見つからないかもしれません。お互いの心配事のイメージを共有するだけでも、きっとあなたの気持ちは楽になりますよ。思いやりが感じられれば、それがお相手と人生を歩もうという前向きな希望や、覚悟につながっていくはずです。
大変なことがあるかもしれないけど、この人と生きていきたい。その覚悟ができれば、きっと幸せな年の差婚を叶えることができるでしょう。1人で抱え込みすぎずに、パートナーと2人で乗り越えていくことを大切にしてみてください。
結婚相談所イノセント代表:坂田
婚活での年の差婚は、年下の方が不安を抱えるケースが多く、その不安に寄り添って解消するための行動ができるかどうかがポイントです。年齢差はどうしようもありませんが、安心させようとする姿勢が結婚に踏み切ることができるかどうかに大切です。