恋愛

恋愛感情がわからないのはどうして?大人になり恋愛ができなくなった人が幸せをつかむ方法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2024.05.31 公開
学生時代は、異性にキュンとしたり、ドキドキしたり、恋をしたり付き合ったりできていたのに、今では恋愛感情がわからない。人をなかなか好きになれない。そんな悩みを抱えている大人は、少なくありません。そこで今回は、大人になって恋愛ができなくなった人が幸せをつかむ方法を紹介していきます。大人になってからの恋愛、恋愛感情について理解を深めていきながら、これからの動き方を考えていきましょう。
この記事を読んでわかること
「恋愛感情が分からない、でも結婚はしたい」これは多くの婚活女性が抱える悩みの一つです。原因は相手ではなく自分にある場合が多く、親子関係や自己肯定感の低さにある場合も多いです。まずは自分自身としっかりと向き合い、恋愛や結婚で大切にしたいことを明確にしましょう。自分を知ることが、恋愛感情を理解する第一歩かもしれません。
もくじ
1. 「恋愛感情がわからない」のはどうして? 2. 「恋愛感情がわからない」と悩む人の特徴 3. 「恋愛感情がわからない」状況を克服する方法は? 4. 大人カップルの結婚の決め手とは? 5. 自分を知れば恋愛感情もわかるかも?

「恋愛感情がわからない」のはどうして?

はじめに、恋愛感情がわからないのはどうしてなのかについて解説していきます。大人になって恋愛感情がわからないということは、もう少し若い頃は恋愛感情がわかっていた、恋愛に対する気持ちが変化してきているということでもあります。年齢を重ねるにつれて、どんな変化がでてくるのか。まずは、そこから理由を考えていきましょう。
 

大人はドキドキしづらいから

中学生や高校生のときは、すぐにドキドキしていたという方もいるのではないでしょうか。それに比べ、大人はドキドキしづらい傾向があります。学生時代は、思春期特有の心の不安定さや感情の振れ幅の大きさから、ドキドキ感を強く感じていた場合もあるのです。

条件を冷静に考えてしまうから

大人になると物事に分別がつき、素直な感情や感覚的な好きな気持ちよりも、一般論や正解を求めてしまう傾向があります。そのため「この人に惹かれるな」という気持ちがあったとしても、相手の条件を冷静に考えてしまい、自分の気持ちにブレーキをかけてしまうことがあります。

仕事が忙しく心に余裕がないから

社会人になると、日常生活のほとんどを仕事が占めるようになります。そのため、仕事が忙しいと心に余裕がなくなってしまい、恋愛に気持ちが向かなくなってしまうのです。余裕がないと、素敵な相手に出会ったとしても恋愛感情が生まれにくい場合があります。

自分の本当の気持ちが分からないから

大人になると、自然と考えることが増えていきます。そして、周りの目や社会の風潮も気になるようになっていきます。そのため、自分の素直な気持ちを信じることができなかったり、素直な気持ちを見失ってしまったりして、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまいやすいのです。

アセクシャル・性的指向が変わったから

学生時代は、異性と付き合うことがあったとしても、性的指向(どの性別を恋愛対象とするか)は生きている中で変わることもあります。そして、昔はまわりに合わせていたけど、恋愛感情を持たない、他者に性的欲求を抱かないアセクシャル(アセクシュアル)だったことがわかり、恋愛感情がわからない状態になっていることもあります。
 

「恋愛感情がわからない」と悩む人の特徴

続いて、恋愛感情がわからないと悩む人の特徴を紹介していきます。恋愛感情がわからないと悩む方は、大人になって恋愛感情がわからなくなってしまった方もいれば、もともと恋愛感情がわからないという方もいます。あなたは、どちらに当てはまるでしょうか。あなたの特徴と照らし合わせながら確認してみてくださいね。

恋愛経験が少ない

恋愛経験が少ない人は、恋愛感情がわからないと悩みやすいです。LOVEとLIKEの違いがわからず、自分の気持ちに悩んでしまったり、相手の好意をどう受け止めたらいいのかわからなかったりしてしまう傾向があります。経験が少ないと自分が抱いている気持ちがわからないこともあるのです。

異性とのコミュニケーションが苦手

異性とのコミュニケーションが苦手で、異性と話すとすぐに焦ってしまう、パニックになってしまうという方も、なかなか恋愛感情がわからないことが多いです。異性と親密になろうと思うと、lineやメールでのやり取りも必要ですが、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。異性と関わること自体に苦手意識があると、恋愛にたどりつくまでに疲弊してしまい、関係性が終わってしまうこともあります。

相手を減点方式で見てしまう

特に婚活をしている方に多いのが、相手を減点方式で見てしまうことです。婚活をしていると、希望の条件をもとに相手を探していることが多いため、いつのまにか相手を条件だけで見てしまい、減点方式で判断してしまっていることも。減点方式で見てしまうと、恋愛より面接やオーディションのような感覚になってしまい、恋愛感情がわきづらいです。

親子関係に問題がある

機能不全家族で育っていたり、過保護過干渉の親に育てられていたりして親子関係に問題がある人の多くは、自分の本音を胸の奥に押しこんで生きてきてしまいます。そのため、大人になってからも自分の本音がわからなかったり、感情を失ってしまったりしやすいのです。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低いことで「自分なんかが、こんな素敵な人を好きになっていいわけない」と考えてしまう方もいます。自分には、そんな権利がないと考えてしまうのです。また、自己肯定感が低いことで、誰かに許可されたり、背中を押されたりしないと自分の感情を信じることができず、恋愛感情がわからない状態になってしまっていることもあります。

「恋愛感情がわからない」状況を克服する方法は?

恋愛したいのに、結婚したいのに恋愛感情がわからないと、なかなか相手を選ぶことができず、次のステップに進むことができなくなってしまいます。「恋愛感情がわからない」状況を克服するには、どうしたらよいのでしょうか。ここでは「恋愛感情がわからない」状況を克服する方法を紹介していきます。今の状況をなんとかしていきたいという気持ちがある方は、克服を目指していきましょう。

自己肯定感を高める

恋愛感情がわからない状況を克服するためには、自己肯定感を高めることが大切です。自己肯定感が低いと、自分の本当の気持ちがわからなかったり、自分の気持ちを信じられなかったり、相手の好意を信じられなかったりしてしまう傾向があります。自分の心にしっかり耳を傾け、自分の本音をしっかり知ろうとすること、誰よりもまずは自分が自分の味方になり、自分を認めてあげることを続けていくと、少しずつ自己肯定感は改善していきやすいです。

恋愛や結婚で大切にしたいことを考える

自分がどんな人を探しているのか、どんな人と恋愛したいのかが明確ではない状態で恋活、婚活を続けていても正解がわからず、戸惑ってしまいやすいです。恋愛感情がわからない状況を克服するためには、恋愛や結婚であなたが大切にしたいことを考えておくことがポイントです。恋愛や結婚で大切にしたいこと、どんな人とどんな恋愛、結婚をしたいのかを考えておくと相手を選びやすくなっていきます。そして、自分に合う相手だからこそ、恋愛感情も生まれやすいのです。

安心感・信頼感を恋愛感情と認める

「恋愛感情=ドキドキ」と考えている方は、多いです。確かに、恋愛感情だと認識するときにドキドキやときめきがきっかけだったという方もいますが、恋愛感情はそれだけではありません。相手といるときの安心感や相手への信頼感も恋愛感情のひとつです。「ドキドキしないということは、恋愛感情ではないのでは?」と考えてしまうこともあるかもしれませんが、安心感、信頼感も恋愛感情と認めることで可能性は広がっていきます。

時間をかけて関係を築く

大人になると、感情が大きく動かされなくなっていきます。特に女性は、男性よりさらに冷静に、現実的に恋愛について考えてしまいやすいため、なかなか恋愛感情が生まれません。そのため、まずは恋愛感情が育つまでには時間がかかることを認識するようにしましょう。それだけでも、現状への不安は少し軽くなっていきます。時間をかけて関係を築いていけば、ゆっくりと恋愛感情が育ってくることもあるのです。

相手とのさまざまなシチュエーションを想像する

恋愛感情がわからないときは、相手とのさまざまなシチューションを想像することがおすすめです。たとえば、相手との関係性が終わってしまった、彼に他の気になる人ができた、彼氏にスキンシップをされたなど、さまざまなシチュエーションを想像し、どう感じるかを確かめてみましょう。そのときに、もう会えなくなってしまうのは悲しい、他の人にとられたくない、スキンシップされたら嬉しいなどと思ったのであればすでに恋愛感情がある可能性が高いです。
 

大人カップルの結婚の決め手とは?

結婚は、人生の大きな決断ですよね。そんな、人生の大きな決断である結婚を決めるのはどんなポイントがきっかけなのでしょうか。ここでは、最後に大人カップルの結婚の決め手を紹介していきます。あなたが、出会った相手と交際に進むきっかけになるヒントもあるかもしれません。先輩カップルの決め手から、あなたが相手に感じたことのある気持ちをぜひ探してみてくださいね。

素でいられた

素でいられたことが結婚の決め手だったカップルもいます。結婚して一緒に暮らすことを考えると、素を出せない状態が続くのはストレスになってしまいかねません。好きだったとしても、素を出せないと一緒にいることに疲れてしまい、結婚生活が苦痛になってしまう可能性があるのです。あなたは、これまで知り合った相手、現在関係構築中の相手に素が出せたことはあるでしょうか。これまでのことを一度振り返ってみてください。

一緒にいて居心地がよかった

 一緒にいて、とにかく居心地がいい。このポイントが、結婚の決め手になったカップルは多いです。長い人生をともにしていく相手として、居心地のよさは欠かせません。仕事をしたり、育児に奮闘したりして帰る家、一緒に過ごす家族に居心地のよさがないのは、大きなストレスになってしまいやすいのです。一緒に過ごしていて居心地のよさがある相手だったら、恋愛感情があとで生まれることもあります。

この人なら大丈夫という「安心感」

この人なら大丈夫という安心感があることが、結婚の決め手になるパターンもあります。この人となら楽しくやっていけそう、大変なことも力を合わせて乗り越えていけそう。そんなふうに思えたことで、結婚を決断することもあるのです。一緒にいること自体が癒しであり、力になる。そんな相手となら、この先どんなことも楽しみながら乗り越えていけると思えるようになっていくでしょう。

一緒にいるのが素直に楽しかった

素直な感情である「楽しい」という気持ちも、とても大切です。楽しいという気持ちだけでは決断できないこともありますが、それだけで決断に至ったカップルも中にはいます。「楽しい」「楽しくない」は、頭で考えることではなく感覚的な問題です。そのため、嘘がつけません。「あぁ、この人といると楽しいな」と思えたのであれば、それはあなたの素直な気持ち。結婚だからこそ、さまざまな現実的な条件を気にして、頭で考えて答えを出していくケースが多いですが、感覚的な「一緒にいて楽しい」「一緒にいていまいち楽しくない」という気持ちも大事にしてみてくださいね。

自分を知れば恋愛感情もわかるかも?

すぐに胸が高鳴ったり、好きな人ができていたりしていた時期があった方は、大人になって恋愛感情がわからなくなってしまっていることにより頭を悩ませてしまいやすいです。恋愛感情がわからないときは、まず自分に焦点を当てて考えてみましょう。自己肯定感が下がってしまっていないか、自分の本音を無視して相手に合わせることに慣れていないか、人から肯定されないと決断ができなくなっていないかなど、自分の現状をまずは把握してみてくださいね。自分のことをしっかり知り、分析を進めていくことで、自分にはどんな相手が合うのかがわかるようになっていきます。ドキドキだけでなく、安心感や信頼感、一緒にいるときの居心地のよさも大切なポイントとして考え、じっくり相手と関係構築をしていきましょう。