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女性から婚約破棄されたらどうする?解決の方法や対処法・お金の精算方法についても解説

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.02 公開
いよいよ結婚と思っていたところで、婚約していた女性から婚約破棄されてしまった。そうなると、本当に言葉では表せられない複雑な感情になってしまいますよね。結婚に向けて、実際に準備を進めていくには、男性側がたくさんお金をかけて動いているケースもあるでしょう。お相手の事情はどうであれ、それらのお金はどうなるの?と心配になることもやむを得ない感情です。そこで今回は、女性から婚約破棄された場合の解決方法やお金の精算方法について解説していきます。少しずつ、無理のないように気持ちの整理を進めながら、解決法を探していきましょう。
この記事を読んでわかること
結婚を約束した女性から婚約破棄をされることは、精神的にとてもつらい出来事ですよね。話し合いが可能であれば、女性が婚約破棄をしたいと思った理由としっかりと向き合うことが大切です。改善点を提案することで、まだやり直せることもあります。それが難しい場合、お相手にお金を請求することも選択肢の一つです。これから新しい道を歩むために、お金が少し気持ちの整理を後押ししてくれることもあります。
もくじ
1. そもそも婚約破棄とは?条件はある? 2. 女性から婚約破棄される理由 3. 女性から婚約破棄された時の対処法 4. 女性から婚約破棄された場合に請求するお金 5. 婚約破棄から早く立ち直る方法 6. 婚約破棄の理由を知って次に生かそう!

そもそも婚約破棄とは?条件はある?


そもそも、婚約破棄とはどんな状態を指すのでしょうか。最初に、婚約破棄について説明していきます。婚約破棄とは、婚約が成立した後に、どちらかの一方的な申し出で婚約を取り止めることです。近しい言葉では、婚約解消という言葉があります。婚約解消は、一方的でなく、お互いの合意の元に婚約を取り止めることを指します。婚約は、法的な規則がないため、破棄を行うことは自由で、特に条件がありません。ただ、婚約破棄で相手に慰謝料を請求する場合は、いくつか条件があります。婚約は、お互いの気持ちの元にして結ばれるため、特に書類上の契約をしないことが多いです。そのため、婚約破棄が起きた場合に、婚約をしていた事実を証明することが難しい場合があります。

女性から婚約破棄される理由


交際していた女性から、婚約破棄の理由を伝えられる場合もあれば、しっかりと伝えられないまま関係が終わってしまうこともあると思います。婚約破棄の理由は、2人の関係性に関連することの他に、女性自身やお互いの家族の問題が要因で生じるケースもあります。ここでは、女性から婚約破棄される理由として挙げられやすいものを詳しく解説していきます。

女性がマリッジブルーになってしまった


マリッジブルーとは、女性が結婚前や結婚後に、不安になったり、気分が落ち込んでしまったりする現象です。女性は、結婚によって苗字を変える人が多いです。苗字が変わるとなると、免許証や銀行口座などの名義変更など、やらなければならない手続きがとても多いです。そのため、苗字を変える側に、どうしても負担が大きくなってしまう現状があります。また、苗字が変わることで、これまでの自分がいなくなってしまうような喪失感を感じることもあるでしょう。さらに、同棲やパートナーの家族との同居を選択すれば、環境の変化による彼女たちの負担はとても大きいです。結婚によって、自分の生活や環境が大きく変わってしまうこと、またその不安によって、マリッジブルーになってしまう女性は多いです。その不安がなかなか解消できないことで、婚約破棄を考えてしまうことがあります。もし、今後もお相手の女性と話し合いをすることがあるならば、彼女たちが抱えている不安や悩みを「大したことない」と自分の基準で判断せずに、まずは認め、受け入れることから始めていきましょう。

先ほど紹介した苗字の件も、日本の法律や社会体制が理由ではあるものの、「なぜ私ばかり負担を強いられるのだろう?」と感じている女性は多いです。苗字のことは、すぐにどうこうできる問題ではありませんが、他のところでも、女性の負担を軽減したいという行動を起こしていけると良いですよね。


結婚を進めていく上での価値観の違い


婚約をした段階では特に問題はなくても、結婚を進める過程で話がより深まっていくことで、価値観の違いを感じてしまうことがあります。結婚するとなると、家を探したり、改めてライフプランを話し合ったりして、決めることは山積みですよね。今までの自分達では経験したことがないことや、想像できなかったことにも話が及ぶ場合もお互いの負担は大きいでしょう。その結果、パートナーとの価値観の違いや性格の不一致を感じたことで、婚約破棄を考えてしまうことがあります。価値観の違いは、話し合いを重ねれば解決していけることもあるでしょう。価値観の違いで婚約破棄になってしまう場合は、価値観の違いに不安を抱いていたことを、パートナーに相談できないまま思い詰めてしまった場合に起こりやすいです。もし、お相手とまだ話し合いが可能であれば、お相手の悩みをしっかり聞いてあげられるよう、将来の不安に寄り添ってあげてくださいね。

親の反対や親族との関係


結婚に対して、両親から強い反対を受けていた場合は、婚約破棄に繋がってしまうことがあります。また、家庭環境や親族との関係性に問題があり、それをパートナーに背負わせたくないという思いから婚約破棄を考えることも。自分の親や親族の問題だけでなく、パートナーの家族に問題を感じて婚約破棄を考えるケースもあります。今までは当人同士が幸せであれば問題なかったことも、結婚となると家族が関わってきます。2人の関係性には何も問題がなくても、結婚に至ることができなかったというカップルは意外と多いです。

婚約中の浮気や嘘の発覚


婚約中に浮気や嘘が発覚した場合は、結婚後も同じことで苦しむ可能性があるのなら……と婚約破棄に至ることがあります。婚約中の浮気や嘘については、男性の嘘や浮気が発覚するケースもあれば、女性自身の浮気や嘘が発覚することもあります。他に心惹かれている人がいる状態で結婚できない、と女性に打ち明けられるケースもあるでしょう。浮気や嘘の発覚は、その事実だけでなく、トラブルによって相手を信頼できなくなってしまったことでの婚約破棄が多いです。

女性から婚約破棄された時の対処法


女性から突然婚約破棄されたとなると、何も手につかなくなってしまうこともあると思います。ここでは、女性から婚約破棄された時の対処法について解説していきます。一気に対処していくのではなく、段階を経て対処していくことが大切です。段階を踏みながら、ゆっくり気持ちを整理し、解決へ向かっていきましょう。

まずは距離を置いて冷静になる


婚約破棄をされた直後は、大きく動揺して、感情が落ち着かないことが多いと思います。特に、相手と一緒にいると、気持ちが落ち着かず辛くなってしまうことがあると思います。そのため、まずはできるだけ距離を置くようにしてみてください。そして、1人の時間を過ごす中で、自分の今の気持ちを整理していきましょう。別々の道を歩むのか、やはり相手と結婚したいと思っているのか、ゆっくり考えてみてください。自分の気持ちが分かり、判断ができた時は、話し合える状態であれば、相手と話す機会を作っていきましょう。

話し合いをして改善点を提案する


女性からの婚約破棄は、女性が1人で不安や悩みを抱え込んでしまって起きることが多いです。そのため、女性が抱えている不安や問題を2人で共有し、話し合うことで解決できることもあります。話し合いで悩みや不安が解決できた結果、婚約破棄自体を無くし、予定通り結婚するカップルもいます。話し合いの機会を持てる状況なら、まず相手の声を聞き、その上で自分の思いもしっかり伝えていきましょう。お互いの気持ちを伝え合えたら、改善点を提案しつつ、話し合いを重ねてみてください。

これまでのお金を精算する


話し合いを経て、婚約破棄状態で進んでいく場合、これまでのお金を精算することもあると思います。結婚に向けた婚約指輪やプロポーズにかかった費用、結婚式場の予約のキャンセル費用など、これまでかかったお金を話し合いの上で精算していきましょう。また、女性からの婚約破棄にどうしても納得ができない場合は、和解金を支払ってもらう、慰謝料を請求するパターンもあります。話し合いで解決できるのが理想的ですが、どうしても婚約破棄に納得できない、連絡も取れないなどの場合は、和解金や慰謝料の請求を考えてみるのも1つの選択です。

女性から婚約破棄された場合に請求するお金


ここでは、女性から婚約破棄された場合に請求するお金について解説していきます。結婚するはずだった相手に対してお金のことを……と思うと複雑な気持ちになってしまう方もいると思います。ただ、これから新しい道を歩むために、お金が少し気持ちの整理を後押ししてくれることもあります。お金を請求した方が、自分としては気持ちが割り切れるかもしれない、整理ができるかもしれないという場合は、お金を請求することを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

慰謝料


慰謝料は精神的苦痛や精神的損害に対する賠償として、払われます。婚約破棄は、これから長い人生を一緒に歩んでいこうと決意した相手から別れを告げられることです。そのため、辛い感情になってしまうことも当然ですよね。その精神的苦痛に対する賠償として、慰謝料を請求するのも1つの選択です。また、結婚に向けて仕事を辞めたのに婚約破棄になった場合は、損害として認められるケースもあります。慰謝料の相場は、50万円〜200万円程度となっています。また、婚約破棄が不当な理由であり、納得できない場合も慰謝料を請求できるケースがあります。ただ、お金を請求するに条件があるため、当てはまっていない場合は請求できないことも。慰謝料の請求を考えている場合は、情報集めから始めてみましょう。

結婚準備関連のお金


結婚のためには、引っ越しや結納、結婚式の準備などでお金がかかることが多いです。婚約破棄によって、結婚のためにかけた費用は無駄になってしまうことが多いので、そのお金を請求することがあります。結婚準備関連のお金のみを請求する場合もあれば、慰謝料と同じタイミングで、その他の結婚準備関連のお金を請求するケースもあります。話し合いができる状況であれば、交渉しながら費用を設定していきましょう

お金を請求できるかどうかは破談の原因や理由による


婚約破棄によって相手にお金を請求できるかは、婚約破棄の原因や理由によります。また、婚約をしていた事実を証明できなければ慰謝料を請求できないため、まずは婚約が成立していた事実を証明する必要があります。万が一、あなたの浮気や暴力があったなどの正当な理由で婚約破棄をされた場合は、慰謝料を請求することができません。お金を請求できるかどうかは、婚約成立を証明できるか、婚約破棄の理由に大きなポイントがあります。不安な場合や、相手に対応してもらえない場合は、弁護士に相談して対応を検討してみましょう。

婚約破棄から早く立ち直る方法


婚約破棄があってから、すぐに立ち直るというのはなかなか難しいと思います。女性不信になってしまい、恋愛自体怖くなってしまったという男性もいるのではないでしょうか。最後に、ここでは婚約破棄から早く立ち直る方法について解説していきます。あまり焦らなくても良いですが、少しでも早く気持ちが晴れていくように、よかったら参考にしてみてくださいね。

婚約解消の手続きは早く終わらせる


婚約破棄された相手とのやり取りはかなりのストレスになります。相手とやり取りをすることで、さまざまな感情が湧き上がり、辛くなってしまうことが多いでしょう。相手に対して好きな気持ちが残っている場合は、さらに辛い時間になってしまいます。そのため、なるべく婚約解消の手続きには時間をかけず、短い期間で終わらせられるように心がけてみてください。

楽しめる時間や趣味を見つける


まずはあなたが普段楽しいと感じるもの、好きなものと触れ合う時間をたくさん作ってみてください。好きだったことをしていても辛くなってしまうという場合は、今までにやったことがないことをあえてやってみるのも良いです。今まで知らなかったことを知ったり、やったことがないことをやったりすることで、興味が分散され、辛さが緩和されていくことがあります。また、しばらくは友人と過ごす時間を増やし、あまり1人でいないようにするのも良いでしょう。

結婚に執着しないこと


婚約破棄があったからといって、すぐに次の人を探さないと!となると、心がなかなか追いつかないでしょう。まだ相手への感情が整理できてない状況で次の人を見つけてしまうと、次の人を悲しませてしまうこともあるかもしれません。そして、何よりもあなたの心に負担がかかってしまうのではないでしょうか。無理に早く、次の人を見つける必要はありません。焦らずに、まずはあなたの心の回復を優先してくださいね。

婚約破棄の理由を知って次に生かそう!


女性から婚約破棄をされることは、精神的にとてもつらい出来事ですが、理由としっかりと向き合うことが大切です。一度結婚を誓い合った2人なので、諦めずに話し合うことで関係の修復ができ、結婚へ向かうこともあります。
まずは、お互いの気持ちをしっかりと受け止め合い、話し合いを進めてみてください。男女で意見がすれ違うことも多いですが、女性は男性に自分の気持ちを話すこと、男性は女性の気持ちを受け止め、その不安が和らぐ方法を一緒に考えることが大切です。その上でもし、婚約破棄、婚約解消として進めていく場合は、まずはあなたの心の回復を第一に、焦らずゆっくり気持ちを整理してみてくださいね。