男性は女性に比べて失恋を引きずりやすい
男性は、女性に比べて、失恋を引きずりやすい傾向があることを知っていますか? 昔から、女性の恋愛は「上書き保存」、男性の恋愛は「名前をつけて新規保存」といわれています。「上書き保存」には、新しい恋で上書きし、切り替えて次に進んでいく女性の様子が表されています。一方、男性の「名前をつけて新規保存」には、男性が過去の恋愛の思い出を、美しい状態でそれぞれに保存している様子が表されています。失恋しても、次の恋で上書きしていく女性に比べて、男性は過去の思い出を大切に胸の中にしまっていることが多いため、失恋をした際にも引きずってしまいやすいのです。
男性が失恋を引きずる理由は?
男性が失恋を引きずってしまうのは、男性が過去の恋愛の思い出を「名前をつけて新規保存」する傾向があるからですが、他にも理由があります。それは、男性が女性に比べて「我慢」をする特徴があるからです。「男なんだから泣いちゃいけない」「男だから強くいないと」といわれて育った経験や、そういった風潮を感じたりすることで、自分の弱さを人に見せてはいけないと思ってしまっているのです。そのため、あまり自分の感情を吐き出したことがない男性は多いです。ひとりで抱え込み、苦しんでしまうため、失恋を消化し、過去にしていくのが遅くなっていってしまいます。
失恋をしたときの男性心理は?
続いて、失恋をしたときの男性心理について解説していきます。失恋をしたときに感じる気持ちは、人それぞれ違いますね。あなたは、失恋してしまったときに、どんな感情を抱いたのでしょうか。悲しくなったのか、相手に怒りを感じたのか。まずは、あなたの素直な気持ちはどんな感情だったのかを、思い返してみましょう。
自分を否定された気持ち
失恋したときに、別れてしまった事実に悲しむだけでなく、自分を否定されたと感じてしまう男性もいます。付き合い続ける未来を選ばなかったということは「自分とはもう一緒にいたくないんだ」と考えてしまい、自分を否定されたように感じてしまうのです。自分を否定された気持ちになってしまうことで、悲しみだけでなく、怒りの感情を女性に向けてしまう男性もいます。
プライドが傷つけられた
男性は、女性に比べて競争心が強いため、比較的プライドが高い人が多いです。そのため、失恋するとプライドが傷つけられたと感じてしまい、落ちこむよりも女性に対して怒りや憎しみを感じてしまうことがあります。プライドが傷つけられたと感じてしまうと「自分の〜ところが悪かった」と考えるより、被害者の立場から女性を責めてしまいやすく、それが失恋した事実を過去にできずに執着してしまう原因になってしまうことも。また、プライドが傷づけられたことで、新しい恋愛をする自信がなくなってしまうケースもあります。
何がダメだったのかわからない
失恋に対して、何がダメだったのかがわからず、もやもやした気持ちを抱えたままになってしまう男性もいます。考えても何がダメだったのかがわからず、気持ちの整理がなかなかつかなくなってしまうのです。原因がわからないと「次に活かそう」とも考えられず、同じ場所で停滞してしまいやすいです。そして、新しい恋愛をしたとしても、同じことを繰り返してしまうことがあります。
また1からやり直しだ
結婚を考えていた女性との失恋となると、結婚するためには「また1から婚活・婚活をしないといけないのか」という気持ちになってしまう男性も少なくありません。片想いから女性とここまでくるのも大変だったと感じているならなおさら、また1から頑張らなければならないことがつらく感じてしまうでしょう。「あのとき〜していれば、こうならなかったのに」と後悔してしまう男性もいるのではないでしょうか。また1からであると、失恋後に焦ってすぐに動き出せる男性もいれば、憂鬱でなかなか行動にうつせない男性もいます。
失恋から立ち直る方法6選
「このままじゃ嫌だな……失恋から立ち直りたい」と思ったときは、どうしていけばいいのでしょうか。ここでは、失恋から立ち直る方法を6つ紹介していきます。あなたの今の気持ちや心の状態と向き合い、あなたに合った方法を選んでみてくださいね。
趣味や友達との時間を楽しむ
恋愛のことは一度忘れて、趣味や友人との時間を楽しむことに全力投球するのもひとつの手です。気持ちが切り変わらないうちに婚活を再開してしまうと、元カノのことを思い出して余計につらくなってしまうことがあります。まだ気持ちが切り替えられないのであれば、まずは恋愛から離れ、思いっきり自分の好きなことを楽しんで過ごしてみるのもよいでしょう。
仕事を頑張る
一度スイッチを切り替え、仕事をひとまず頑張ってみるのもおすすめです。人はひまな時間があると、いろいろと考え、頭を悩ませてしまいやすいです。そのため、仕事に没頭して、仕事で日々を忙しくさせてしまうことで、失恋のことを考える時間を減らすことができます。時間ができると、失恋のことを考えてしまうのであれば、その時間を作らないことを考えてみるのもありです。
友達や周りの人に話を聞いてもらう
もし話せるのであれば、友達や周りの人に失恋のことを話してみてください。自分の心にひとりで抱えている感情を人に話して、共感してもらえるだけでも、心は軽くなっていくことが多いです。無理に話そうとすると、それはそれでストレスを抱えてしまうこともあるため、あなたが話せることだけでもOKです。ときには周りを頼ってみることも、大切にしてみてくださいね。
元カノと距離をとり思い出の品を処分する
別れてからも、元カノと連絡を取り合う男性もいます。中には、仕事でつながっていることで、連絡をとらざるを得ない方もいるでしょう。ただ、その必要がないのであれば、元カノとの接点はなくしていくことが大切です。つながっていると、なかなか恋人同士だった関係から切り替えることができません。SNSをブロック(ミュート)したり、SNSを見ないようにしたり、自分にできることをして、元カノと距離をとるようにしていきましょう。また、男性の中には元カノとの思い出の品をとっておく方もいますが、なるべく処分するのがおすすめです。物が残っていて、日常生活の中にあると、元カノがいた生活からなかなか抜け出せません。少しずつでいいので、元カノと距離をとること、思い出の品を処分することを進めてみてください。
生活リズムを整えて健康的に過ごす
失恋し、深い悲しみを感じてしまったり、自分への自信がなくなってしまったりすると、日常生活に影響してしまうことがあります。眠れなくなってしまったり、何にもやる気が起きなくなってしまったりするケースもあるのです。失恋し、大きなストレスを抱えているときほど、生活リズムを整えて、健康的に過ごすことが大切です。心だけでなく、体にも不調を抱えてしまわないように、まずは健康的な生活を意識していきましょう。体が元気であるだけでも、気持ちは前向きになっていきやすいです。
新しい出会いに向けて動き出す
少し気持ちが落ちついてきたり、婚活へのやる気が出てきたりした場合は、新しい出会いに向けて動き出すのもありです。やっぱり恋愛したいな、結婚したいなという気持ちがあるのであれば、少しずつ婚活を再開させていきましょう。婚活を再開させるのであれば、前回の恋愛での改善点を考えることも大切です。次の恋愛で同じことを繰り返してしまわないように「どんなところを改善していけば、より幸せな恋愛、結婚ができるのか」を考えていきましょう。そして、マッチングアプリや婚活パーティー、結婚相談所など、さまざまな婚活方法からあなたに合うものを探してみてくださいね。
失恋から立ち直るためにやってはいけないこと
最後に失恋から立ち直るためにやってはいけないことを紹介していきます。失恋をすると、大きなショックを受けたり、大きなストレスを感じたりするため、情緒が乱れてしまいやすいです。そうなると、冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。選ぶ行動次第では、余計に失恋のつらさを感じてしまうこともあるため、失恋後に何かを選択するときは、一度深呼吸をして、冷静になってから選択するようにしてみてくださいね。
すぐに元カノと連絡をとる
失恋したあと、すぐに元カノと連絡をとるのは、やめておきましょう。いくら復縁を希望していても、すぐに連絡をとってしまうと気持ちの切り替えができず、立ち直れなくなってしまいます。また、たくさん悩んで別れの決断をし、切り替えようとしている元カノに迷惑をかけてしまうこともあるのです。また、失恋したことで、元カノに怒りの感情を向けてしまったり、元カノを責めてしまったりすることにも気をつけていきましょう。元カノと連絡をとるとなると、いい感情も悪い感情も動いてしまいやすいため、注意が必要です。
お酒やギャンブルに逃げる
別れた事実に向き合うのがつらいから、苦しいからといって、お酒やギャンブルに逃げてしまうと、苦しみから抜け出せなくなってしまいやすいです。お酒やギャンブルに逃げてしまうと、心の中にある苦しみや悲しみに向き合っているわけではないため、処理できないまま時間が経ってしまいやすいのです。お酒やギャンブルに逃げてしまった結果、気づいたら依存してしまい、お酒やギャンブルがないと生きていけなくなってしまう可能性もあります。失恋に向き合うことは大変であるため、ときには周りの人や第三者への相談(メンタルクリニックの受診など)も考えてみてくださいね。
ひとりで思い悩む
男性は、自分の苦しさやつらさをひとりで抱え込んでしまいやすいです。そのため、自分の弱さを人に見せず、ひとりで思い悩んでしまいます。「男だから弱音を吐いてはいけない」「男だから泣いてはいけない」なんてことはありません。悲しいとき、つらいときは泣いていいのです。周りを頼って、弱さを見せてもいいのです。失恋したとき、ひとりで思い悩んでしまうことは、なるべく控えるようにしてみてくださいね。まずは、我慢せずに自分の感情を外に出す、認める。そして、話せそうなら周りの人に話して、少しでも心を軽くしていきましょう。
失恋はひとりで抱え込まず吐き出してみて
男女の違いから、男性は、失恋を引きずってしまう傾向があります。つらい気持ちを我慢してしまったり、ひとりで抱え込んでしまったりして、失恋の傷を癒やし、消化させていくことができないのです。弱さを見せるのはかっこ悪いと感じてしまったり、プライドが邪魔していえなかったり、人に相談することに勇気がいる男性もいると思います。無理に人に話す必要はないですが、信頼できる人に話すだけでも、心は軽くなっていきます。そして、人に話すことで失恋に対して客観的に分析できるようにもなっていくのです。失恋してしまったときは、どうかひとりで抱え込まずに、まずは吐き出してみること、感情を外に出してみることも大切にしてみてくださいね。