恋愛

恋愛のトラウマどう乗り越える?過去を克服し幸せなパートナーシップを築く方法

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2024.05.17 公開
恋愛したい気持ちはあるけど、またあんな思いをするかもしれないと思うと怖くなってしまう。そんな気持ちを抱える女性は、少なくありません。一度抱えてしまった恋愛のトラウマは簡単には消えず、頭を悩ませてしまいやすいのです。今回は、恋愛のトラウマをどう乗り越えるか、過去を克服し幸せなパートナーシップを築く方法を紹介していきます。恋愛への不安な気持ちはあるものの「これから幸せな恋愛がしたい」と少しでも思っている方は、一緒に解決策を探していきましょう。
この記事を読んでわかること
浮気・DV・別れ・トラブルなど、恋愛のトラブルの原因は様々ですが、一度心に傷を負ってしまうとトラウマ化してしまいやすいです。一度トラウマになってしまうと、愛情を試したり、顔色を伺ってしまったりと適切な関係を気付けなくなってしまいます。過去を反省し、次に生かすという前向きな気持ちで、今の自分を受け入れ相手と向き合っていきましょうね。
もくじ
1. 恋愛のトラウマとは?原因になる経験 2. 恋愛のトラウマによる影響とは? 3. トラウマを抱えるような恋愛をしてしまう人の特徴 4. 過去の恋愛のトラウマを乗り越える方法 5. 相手と幸せなパートナーシップを築く方法 6. 恋愛のトラウマを乗り越えて幸せになろう

恋愛のトラウマとは?原因になる経験

まず初めに、恋愛のトラウマについて、トラウマの原因になる経験について解説していきます。恋愛のトラウマは、さまざまな過去の経験から生まれています。その経験は、人それぞれで、トラウマになってしまうまでの過程も人それぞれ違います。あなたは、どんな理由から恋愛のトラウマを抱えてしまうようになったのでしょうか? つらい記憶もあるかもしれないので、無理はしなくて大丈夫ですが、振り返れるようならこれまでの経験を振り返ってみてくださいね。

浮気など信じていた人からの裏切り

トラウマの原因になる経験として、よくあげられるのが浮気など信じていた人からの裏切りです。大好きで心から大切にしていた元彼に浮気されてしまったり、騙されてお金をとられてしまったりなど、信頼していた相手からの裏切り行為により、トラウマを抱えてしまう人は少なくありません。

付き合っていた人からのDV

付き合っていた人から身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力など、DV(ドメスティック・バイオレンス)を受けた経験から、恋愛にトラウマを抱えてしまうケースもあります。DVを受けていた場合、男性恐怖症になってしまっていたり、洗脳されてしまっていたりするため、なかなか次の恋に進むことができなくなってしまいやすいです。
 

突然の音信不通や別れ

恋人が突然音信不通になったり、恋人に突然別れを告げられたりしたことが原因で、恋愛にトラウマを持ってしまうこともあります。相手が何の前触れもなく自分のもとを去ってしまうとなると「自分が何かしたのかな」と考えてしまったり、自分を責めてしまったりしてトラウマになってしまいやすいのです。

金銭的なトラブル

元カレからお金を騙しとられてしまったり、結婚詐欺をされてしまったりして金銭的なトラブルが発生してしまうと「もうこんなことはこりごり」とトラウマになってしまいやすいです。金銭的なトラブルが解決しないかぎりは、前の恋愛のことを考えざるを得なかったり、元カレと連絡を取り続けなければならなかったりするケースもあります。

家庭環境によって下がってしまった自己肯定感

機能不全家族で育っていたり、過保護・過干渉の親と生活していたりすることで、自己肯定感が下がってしまう女性は少なくありません。自己肯定感が下がると「私なんかが」と考えるようになってしまい、恋愛で相手へのアプローチがうまくできなかったり、相手に希望を見いだして依存してしまったりすることもあります。

過去の恋愛での失敗で生まれた後悔

 過去の恋愛で失敗してしまったことがあり、その後悔をずっと抱えていてトラウマになってしまうケースもあります。「自分に恋愛は無理なんだ、向いていないんだ」と、諦めるようになってしまい、恋愛や異性自体に対して苦手意識を持ってしまうケースもあるのです。


恋愛のトラウマによる影響とは?

 恋愛のトラウマは、恋愛のどんなところに影響があるのでしょうか。ここでは、恋愛のトラウマによる影響について解説していきます。あなたも、これまで生きてきた中で、恋愛のトラウマによる影響を感じたことがあるでしょうか? どんな場面で影響を感じたのか、可能であれば思い返してみましょう。

人を信じられない・疑ってしまう

恋愛のトラウマがあると、人を信じられなかったり、疑ってしまったりしやすくなります。例えば、浮気をされた経験があることで、すぐに「浮気をされているのではないか」と思ってしまい、相手を監視してしまったり、束縛してしまったりしてしまうのです。
 

相手の顔色を伺いすぎてしまう

恋愛のトラウマによって自己肯定感が下がってしまっていたり、すぐに不安になってしまっていたりすると、相手の顔色を伺いすぎてしまう傾向があります。「嫌われないようにしないと」と考え、相手に合わせるようになっていってしまいます。

相手の愛情を試してしまう

育ってきた家庭環境が悪かったり、自己肯定感が下がってしまっていたりすると、相手の気を引こうとしてわざと相手を困らせるようなことをしてしまうことがあります。困らせるようなことをしたときの相手の反応を見ることで、相手の愛情を試してしまうのです。

恋愛をする(男性と関わる)のが怖くなってしまう

恋愛で過去に嫌な思いをし、トラウマを抱えてしまっていることで、恋愛をすること、男性との新しい出会いや関わること自体が怖くなってしまうケースもあります。男性と関わること自体が怖くなってしまうと、恋愛に発展することもなくなってしまい、恋愛から遠のいてしまいやすいです。

トラウマを抱えるような恋愛をしてしまう人の特徴

ここでは、トラウマを抱えるような恋愛をしてしまう人の特徴を紹介していきます。ここで紹介する特徴は、トラウマを抱えるような恋愛をしてしまう原因になっていることも。これからの恋愛に向けて、トラウマを抱えるような恋愛をしてしまう人の特徴から、その原因をより深く考えていきましょう。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、自分の気持ちをうまく相手に伝えられず、不満を溜め込んでしまったり、相手の言いなりになってしまったりして、トラウマを抱えるような恋愛をしてしまいやすいです。また、自分で何かを決断することが苦手であることも多く、相手にさまざまな決断を任せることで負担をかけてしまっていることがあります。

恋愛体質で依存してしまう

 自己肯定感の低さや自立(自律)できていないことが原因で恋愛体質になっており、依存してしまう人も、トラウマを抱えるような恋愛をしてしまいやすいです。依存してしまうことで、相手と共依存関係になってしまったり、気づかぬうちにDVを受けてしまっていたりすることもあるのです。

親子関係に問題がある

家庭環境が悪く、愛情不足で育っていたり、過保護過干渉な親に育てられていたりするなど、親子関係に問題がある人も、恋愛でトラウマを抱えてしまいやすいです。親子関係に問題があると、自己肯定感が下がってしまっていたり、自分の本音を伝えることが苦手になってしまっていたりして、恋愛で苦労してしまう傾向があります。

過去の恋愛のトラウマを乗り越える方法

ここからは、過去の恋愛のトラウマを乗り越える方法について解説していきます。恋愛でトラウマを抱えてしまうと「私は、もう新しく出会った男性と幸せになるのは無理なのではないか」と考えてしまいやすいです。過去の恋愛のトラウマは、乗り越えられないと決まっているわけではありません。段階を踏んで、少しずつ進めていけば乗り越えていくこともできます。まずは、どんな乗り越え方があるのか、そしてどんな段階があるのかを確認していきましょう。

自分の生い立ちを分析し理解する

難しいことではありますが、過去の恋愛のトラウマを乗り越えるためには、まず自分への理解を深めることが大切です。自分への理解を深めるとなると、生い立ちからたどっていく必要があります。家庭環境や親との関係、自分は幼少期に本当はどうしたかったか、どう思っていたかなど、少しずつ思い返して客観的に理解を深めていきましょう。親子関係やアダルトチルドレン、共依存についての本などを参考にするのもおすすめです。また、メンタルクリニックを受診して、第三者と一緒に理解を深めていく方法もあります。

過去の恋愛を分析する

 自分の生い立ちを分析し、理解することができてきたら、過去の恋愛やトラウマのもとになった経験について分析を進めていきましょう。生い立ちを先に理解することで、過去の恋愛についても「だからこうしてしまったんだな」とより理解が深まっていきます。また、過去の恋愛を分析するときは、相手の行動についても分析を進め、自分が悪かったところ、相手の悪かったことをわけて考え、客観的に理解するようにしていきましょう。

反省点を次の恋愛に活かす

さまざまな分析を重ねて反省点が見えてきたら、あとは次の恋愛に活かすだけです。失敗したら終わりではなく、失敗してしまったことはまたやらなければいいのです。次の恋愛で活かしていくことを考え、自分が恋愛をするうえでの軸や大切にしたい価値観を整理しておくと、より次に繋げていきやすくなります。

相手と幸せなパートナーシップを築く方法

 最後に、トラウマを乗り越え、相手と幸せなパートナーシップを築く方法を紹介していきます。相手と幸せなパートナーシップを築いていくためには、意識しておいたほうがいいポイントがいくつかあります。過去の恋愛のトラウマを乗り越えられたのであれば、次は素敵な相手と幸せなパートナーシップを築いていけるように、ポイントを押さえておきましょう。

自分らしくいる

 相手と幸せなパートナーシップを築くためには、自分らしくいることを意識することが大切です。自分を偽って相手に合わせてしまったり、無理をし続けてしまったりすると、いつのまにかストレスが溜まってしまっていたり、相手と上下関係ができてしまっていたりすることがあります。恋愛を始める前に、まずは自分が今自分らしく過ごせているか、自分の心を自分で満たすことができているかを考えてみましょう。

ネガティブに考えない

 過去のトラウマからすぐに不安になってしまったり、怖くなってしまったりすることもあるかもしれませんが、まずはネガティブに考えない意識を持っておくことが大切です。ネガティブに考え、不安になってしまうということは相手を信じられていないからこそでもあります。「俺って、信じてもらえてないんだ」と思うと、男性は傷ついてしまうことも。まずは、相手を信じることを大切にしてみてくださいね。

自分の感情をコントロールする

自己肯定感が低かったり、恋愛にトラウマを抱えていたりすると、相手に依存してしまいやすく、相手がどうにかしてくれるという思想になってしまいやすいです。まずは、自分の感情は自分でコントロールする、相手にコントロールしてもらうものではないことを認識しておきましょう。何をしているとき、自分は心が安らぐか、楽しいかを考え、自分の機嫌は自分でとれるようにしておくことも大切です。

精神的・金銭的に自立する

精神的、金銭的に自立できていないと、相手に依存してしまう傾向があります。そのため、精神的、金銭的に自立することを大切にし、自分の人生に焦点を当てていきましょう。常に誰かがそばにいないと不安になってしまう、孤独感を感じてしまう状態なのであれば、少しずつひとり時間に慣れていくことからチャレンジしてみてくださいね。

相手に期待しすぎない

恋愛でトラウマを抱えてしまいやすい人の特徴として、相手に期待しすぎてしまうという特徴があります。「相手はこうしてくれるだろう」と自分の理想どおりの行動や言葉を相手に期待してしまうため、相手が丁寧に向き合ってくれても不満を感じてしまったり、相手の優しさをまっすぐに受け取れなかったりしてしまうのです。相手は違う人間であり、自分の思いどおりにはできません。相手に期待しすぎないようにすると、相手の行動に素直に感謝することができ、幸せなパートナーシップを築いていくことができますよ。

自分の本音を伝える練習をする

過去の恋愛でトラウマを抱えていたり、自己肯定感が低かったり、家庭環境によって本音を伝える経験が少ないまま育ってきてしまうと、恋愛で相手に本音を伝えられず、不満を溜め込んでしまいやすいです。そして、相手ともうまく話し合いができず、そのまま関係性が終わってしまうことも。幸せなパートナーシップを築くためには、自分の本音を伝える練習をしていくことが大切です。最初は時間がかかっても大丈夫なので、自分の本音を相手に伝えることに慣れていき、スムーズなコミュニケーションがとれるようにしていきましょう。

恋愛のトラウマを乗り越えて幸せになろう

恋愛のトラウマを抱えている人は、過去に家族関係で嫌な思いをしていたり、つらい経験をしていたりすることがあります。また、過去の恋愛で深く傷つき、つらい思いをしたことがある場合も。恋愛でトラウマを抱えてしまうと「もう私に恋愛や結婚は無理だ」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、そんなことはありません。時間をかけて自分への理解を深め、少しずつ自分の過去を受け容れていくことができれば、乗り越えていくこともできるのです。まずは、自分の幸せを考え、自分の機嫌を自分でとれるようになっていくこと、自分の本音をしっかり相手に伝えられるようになっていくことを目指していき、出会えた素敵な相手との幸せなパートナーシップを築いていってくださいね。