恋愛と結婚の具体的な違いは何?
まず初めに、恋愛と結婚の具体的な違いについて解説していきます。恋愛と結婚の違いを理解すると、恋人と結婚相手に求めるものの違いを理解できるようになっていきます。あなたにとって恋愛とは、そして結婚とはどんなものなのでしょうか、どんな違いがあると考えているのでしょうか。まずは、恋愛と結婚の具体的な違いを知り、理解を深めていきましょう。
婚姻関係の有無
恋愛と結婚では、婚姻関係の有無が大きな違いです。恋愛では、法的な拘束力はありませんが、結婚になると法的に認められた関係になります。それによって、家族として社会的に受け入れられるため、パートナーの急病時にも、家族として説明受けたり、判断する責任が生まれたりするようになります。婚姻関係があることで、浮気は不貞行為となり、慰謝料が発生するケースも。恋人の急病時に医者から説明を受けることができなかった、家族しか受けられないサービスがあったことなどをきっかけに、結婚を意識する方もいます。
金銭的な関わりの違い
結婚すると、夫婦として法律上では、お互いの生活を保障しなければならないとされています。そのため、自分の人生だけでなく、相手の人生に責任を持つようになるのです。夫だけでなく、時には夫の両親や兄弟に対しても責任を負うことがあります。ともに生きるうえで、お互いの生活を保障していくとなると、金銭的にも深く関わるようになります。お金について、話し合うことが増えると思っておくとよいでしょう。夫婦によって、どの程度金銭的な関わりを持っているかは異なりますが、カップル時代より、お金について共有し合ったり、話し合ったりする機会は増えていきます。家計管理はすべて片方がやっているというケースもあり、金銭的に深く関わることもあるのです。
恋愛はふたりのこと・結婚は家族のこと
恋愛は、ふたりだけの関係ですが、結婚するとお互いの家族を巻き込んだ関係性になっていきます。関わる人が増え、責任を持つ人も増え、両家を交えた大きな家族として動いていくようになるのです。また、個と個が一緒にいる感覚が強いカップル時代とは違い、家族としてのふたりの関係も変化していきます。社会から共同体とみなされることも増え、チームのようになっていく夫婦もいます。結婚することで個がなくなるわけではありませんが「○○家」として、家庭を築いていくようになることは、恋愛との大きな違いになってくるでしょう。
別れを決断するときの重さ
カップルだと「別れよう」のひとことで別れることができますが、離婚となるとそう簡単にはいきません。役所に離婚届を提出し、もろもろの事務手続きやお金、子どもについての話し合いなど、さまざまな壁を乗り越えなければなりません。また、一度は一生を誓い合った人と別れることを決めるとなると、大きな決断になります。別れを決断するときの重さは、恋愛と結婚の大きな違いになるでしょう。離婚するとなると、戸籍にバツがついてしまうため、それを気にして離婚を考えているという方もいます。結婚届をただの紙切れと表現する方もいますが、その1枚があることで、頭を悩ませてしまったり、時間がかかってしまったりすることもあるのです。
恋愛と結婚に求めるものの違いとは?
続いて、恋愛と結婚に求めるものの違いについてみていきます。恋愛と結婚には、さまざまな違いがありますが、それぞれに求めるものについても特徴や違いがあるのでしょうか。恋愛と結婚に求めるものの違いがわかれば、恋人、結婚相手を選ぶうえでの軸がわかるようになっていきます。あなたにとっての軸が見つかるように、まずは恋愛と結婚に求めるものの違いについて考えていきましょう。
恋愛はドキドキ・結婚は安心感
一般的に、恋愛にはドキドキやときめきを求めることが多いです。感情的に心を揺さぶられ、ドキドキやときめきといった恋愛感情を強く感じる相手に惹かれていきます。その一方で、結婚には安心感を求める方が多いです。一緒にいて心が安らぐような、居心地の良い相手に惹かれていきます。もちろん人によっては、結婚にもドキドキを大事にしたいという方もいますが、ドキドキを感じる相手であっても、安心感がまったくない相手は選ばない女性が多いです。生活をともにしていく相手として、一緒にいて安心できないとなると、疲れてしまいますよね。
恋愛は容姿・結婚は性格
恋愛では、容姿を含めた自分の理想のタイプの男性を求める傾向があります。自分のタイプの男性であれば、自然とドキドキしたり、ときめいたりしやすいのです。逆に結婚では、性格のいい男性が求められる傾向があります。長い人生をともにする相手として、容姿より性格が大事だと思う女性が多いのです。また、容姿は年齢を重ねれば変化していくことがありますが、性格はあまり大きくは変わりません。そのため、一緒に生きるパートナーを選ぶ際には、相手の変わらない素敵な部分である性格が重要視されやすいです。
恋愛にお金は関係ない・結婚は経済力
デート代やプレゼント代など、恋愛でお金が必要になる場面もありますが、結婚に比べるとその金額も頻度も少ないです。ある程度、交際を続ける中でのデート代やプレゼント代を捻出できる経済力があれば、恋愛で困ることは少ないでしょう。ただ、結婚となると日々の生活費に結婚式費用、新婚旅行費用、妊娠出産や子育てへの費用など、大きな出費が必要になっていきます。そのため、20代前半なら気にならなかった人も、30代前後になると、ともに生活を成り立たせ、望みを実現していくための経済力が必要と考えるようになるのです。結婚相手には、容姿や性格より、仕事や金銭感覚、経済力が重要だと考える女性は多いです。
恋愛は夢・結婚は現実的な生活
タイプの男性と付き合うことになると、マンガの世界のような、夢のようなふわふわとした感覚になる女性も多いです。恋人は、現実離れしたアイドルのような存在であることもあるのです。ただ、結婚となると夢ではなく、現実的な生活になります。日々の家事など結婚生活を一緒に過ごしていき、いいところだけでなく悪いところも見せていくことができないと、大きなストレスになってしまいます。大変なことも、一緒に乗り越えていくなど、現実を見ていく必要があります。「相手に自分の弱いところを見せられるか、一緒に現実を見ていけるか」は、恋愛と結婚の大きな境目です。夫婦とはいえ、お互いのプライバシーは大切ですが、いい部分だけでなく、お互いのダメなところも許し合えるか、補い合えるかがカギになっていきます。結婚相手選びにおいても、その点は意識していくことが必要になってくるでしょう。
婚活での結婚に恋愛の要素は必要ない?
続いて、婚活での結婚における恋愛の要素について解説していきます。結婚には、容姿やドキドキ感、ときめきなどより性格や経済力を重視する女性が多いです。では、恋愛の要素である容姿やドキドキ感、ときめきなどは、結婚には必要ないと考えてよいのでしょうか。恋愛の要素はどの程度、婚活での結婚で大事にしていけばよいのか実際の女性の心理を交えて紹介します。
割り切って条件重視で結婚できるならOK
婚活での結婚とはいえ、恋愛の要素がまったくないとなかなか次に進めません。相手の容姿が自分のタイプとはかけ離れていたり、生理的に無理と感じる相手であったりすると、どんなに条件がいい相手であったとしても、結局ズルズルと結婚を決断できないパターンは本当に多いです。ただ、割り切って経済力や性格などの条件重視の考え方で結婚できるのであれば、恋愛の要素がなくてもOKです。「自分が結婚相手の望むものはこれ」とはっきり条件がわかっていて、それで割り切れるかどうか。その点が、恋愛の要素が必要か、不必要かで大事になっていきます。
多くの女性は割り切れずに悩む
割り切れるのであれば、結婚相手を選ぶうえで恋愛の要素がなくても大丈夫ですが、多くの女性の心理としては、割り切れずに悩んでしまいます。婚活をしていると経済力や年齢、職業などの条件で相手を選び、相手が結婚相手に相応しいか見極める作業をしがちですが、最終的に相手を決めるとなると、相手の容姿やドキドキ感の少なさ、ときめきの少なさに引っかかってしまい、「決め手」に欠けるという状況に陥ります。恋人、そして結婚相手となると、手を繋いだり、ハグをしたりと、身体的な接触があることもあります。そのため、生理的に無理と感じてしまう相手だと、どんなに条件が良くても悩んでしまうのです。結局のところ、女性は結婚となると感情と切り離して理性的に考えてしまうものの、理性のみで選んだ相手との結婚には踏み切れない人が多いのです。これが、婚活で出会った相手を好きになれないという問題です。
婚活で大切な条件と感情のバランスの取り方のコツ
最後に、婚活で大切な条件と感情のバランスの取り方について、おすすめの方法を解説していきます。人生の大きな決断となる結婚、そして結婚相手選びでは、失敗できないからこそ条件で相手を見て吟味し、選びがちです。ただ、感情をまったく無視するわけにはいかないため、条件も大切にしつつ、自分の感情も大切にしていく必要があります。条件と感情のバランスをうまくとりながら、運命の相手を選ぶポイントを押さえていきましょう。
本当に大切な条件以外に固執しない
男女が結婚相手に求める条件にはさまざまなものがあるかと思いますが、本当に大切にしたいと思う条件以外は、あまり固執しないことが大切です。さまざまな条件すべてに固執してしまうと、完璧に条件に一致していない男性は「なし」となっています。あなたと相性がいい男性との出会いがあったとしても、自らいい出会いを手放してしまうことになるのです。これは譲りたくないという条件以外は、あまり固執せず、広い視野を持って婚活に取り組むようにしていきましょう。まずは、自分にとって、どんな条件は譲りたくないのか。その点を深掘りし、答えを見つけてみてください。
相手に対する直感や感情を大切にする
婚活を続けていると、相手を条件でばかりみてしまい、自分が相手に対してどう思っているかというところが抜け落ちてしまっていることがあります。条件も大切ではありますが、相手に対する直感や感情にはしっかり向き合うようにしていきましょう。相手に対する直感や感情は、「一緒にいて楽しい」「心が落ち着く」などの相手に対するあなたの素直な本音です。頭で考えても答えが出ないことも、直感や感情では答えが出ていることもあるのですよね。婚活の最終的な判断では、自分の感情に対して素直に動けることが大切です。大事な決断だからこそ、条件で判断してしまいたくなるかもしれませんが、あなたの直感や感情も信じてみてくださいね。
傷つくことを恐れずに相手と向き合う
人生をともにするパートナーになる結婚相手を探すうえでは、傷つくことを恐れずに相手と向き合うことが大切です。お互い条件だけを見て相手を選び、進んでいってしまうと、お互いの本質を理解できず、表面上の付き合いのみで結婚が決まっていってしまいます。後悔のない決断をするためには、お互いの気持ちの部分を大切にしていくことが必要です。お互いの本音を伝え合い、それぞれの感情、価値観を理解し合ったうえで決断へと進んでいきましょう。相手に対して気になることはしっかりと確認し、価値観をすり合わせながら、お互いを理解してみてくださいね。お互いをさらけ出し、そのうえで「この人と一緒にいたい」と思い合える相手となら、うまくやっていくことができるでしょう。
恋愛と結婚の違いを知って婚活に活かそう
恋愛では、ドキドキやときめきが大切にされますが、結婚では安心感が大切にされます。ただ、結婚では恋愛的な要素がまったく必要ではないかというと、そうではないのです。「この条件の男性なら、恋愛的な魅力がなくてもいい」と割り切れている女性なら、後悔しないかもしれませんが、割り切れない女性が多いのが現実です。婚活では、条件で相手を見ることが多いため、自分の感情が置いていかれてしまっていることがあります。無意識のうちに条件でばかり考えていて、感情が見えなくなってしまうのです。ただ、なぜか決断ができない、何かが引っかかると感じている場合、あなたの直感や感情など、本音の部分がブレーキをかけている可能性があります。あなたの中の素直な感情が「嫌だ、違う」と思っているのです。確かに結婚相手には、ある程度条件も大切ですが、人間同士であるため、感情の部分も大切になっていきます。素敵な相手と婚活で結婚を決めていく女性は、自分の感情に素直になって行動できる方が多いです。婚活で幸せな結婚を叶えていくためには、まず恋愛と結婚の違いをしっかり理解していきましょう。その次は、恋人と結婚相手に求めるものの違いを、自分で考えてみてください。そして、最後に大切になるのが、あなたの感情の部分です。あなたの心の声をしっかり聞き、本音に素直に従いながら、決断をしてみてくださいね。