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男にとって付き合うとはどういうこと?女性との考え方の違いと男性心理を詳しく解説

ライター
くるみ編集部
監修者
結婚相談所イノセント 代表 坂田
2023.10.12 公開
彼の言動から「男にとって付き合うってどういうこと?」と思ったことはありませんか?デートよりも趣味を優先される、LINEの返事が全然来ない、結婚の話に対して消極的、セックスを断ると機嫌が悪くなるなどなど…。
彼氏の言動が理解できなかった経験は多かれ少なかれあるでしょう。ただ、彼女の気持ちを理解できない男性の肩を持つわけではありませんが、男性には男性なりの愛情表現や「付き合うとはいったいなにか?」の解釈があります。この記事では、男にとって付き合うとはなにか、女性との考え方の違いと男性心理を詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
「付き合うとは?その意味は」と聞かれた時に、男女間で認識は大きく異なります。「見栄を張りたい」「性欲」「普段はカッコつけてるのに甘えたい」などの部分は、男性ならではになりますよね。行動が短絡的だなぁと思ってがっかりすることもあるでしょう。そんな男性に、女性の気持ちを「なんで理解してくれないの?」と責めるのではなく、歩み寄る心を大切にしましょう。男性は、好きな人に対して真っ直ぐで単純です。彼女の幸せを真剣に考えている側面もあり、納得できない点を伝えると、真剣に改善しようとしてくれることもあります。不満を伝えたことがきっかけで、ますます素敵な関係を築けるかもしれません。ぜひよりよい関係を目指してくださいね。
もくじ
1. 男にとって付き合うとは?男女で違う認識 2. 男性にとっての「付き合う」とは 3. 女性にとっての「付き合う」とは 4. 男女で付き合うことの意味が違うのはなぜ? 5. 男性にとっての付き合う意味をなぜ女性は考えてしまう? 6. 女性が「男にとって付き合う意味とは?」と悩んでいる時の男性心理とは? 7. 男性にとって「付き合う」から結婚を意識するタイミングは? 8. 男にとって付き合うとは?と考える女性へのアドバイス 9. 男性にとって付き合うとは?を理解して、関係を進展させよう

男にとって付き合うとは?男女で違う認識


「10人いたら10通りの答えがある」といわれる恋愛。すべての人が当てはまるルールや法則は存在しません。ただ、男女それぞれの大まかな傾向はあります。男女別の「付き合うとは?」の認識について見ていきましょう。

男性にとっての「付き合う」とは


日常に刺激を与えてくれるスパイス


「ひとりで過ごすのも、友達と過ごすのも飽きてきた。そうだ、彼女でも探してみるか」といった軽い気持ちです。今の生活に充実感をもたらしてくれたらそれで満足で、将来のことは深く考えていません。そのため「可愛いから付き合えるけど、性格的にこの子と結婚するのは絶対無理」なんて思いながら女性と付き合っている男性もいます。

心置きなく甘えられる唯一無二の存在


「屋外デートでは、常にクールでスキンシップも控えめな彼。一方、ふたりきりのおうちデートではベタベタ甘えてくる彼」こんな経験ありませんか?誰かに甘えるという行為に対して「恥ずかしい」「格好悪い」と思う男性は意外と多いです。「自分の弱い部分や隙を見せたくない」という男性心理がそこにはあります。
ただ、人間誰しも常に気を張っているのは疲れますよね。どこかで息抜きをするタイミングが必要です。そこで「弱みや隙を見せて甘えられる存在」という役割を付き合う相手に求めます。

自分のすごさを周囲に誇示する方法のひとつ


「こんな可愛い彼女がいる俺、すごいだろう?」という自己顕示欲や、ほかの男性との競争に勝った優越感という意味合いで、彼女をつくる男性もいます。たとえば、有名な女優やアイドルと付き合っている一般男性がいたら、なんとなく「すごい」と思いますよね。このように、周囲から「すごい」と思われたいがために女性と付き合うのです。

結婚を考えられる相手かどうか見定める準備期間


「この人と結婚しても大丈夫か?」と将来を見据えて女性と付き合う男性も、当然ながらいます。20代半ば以降の男性に見られる傾向です。たとえ「私はあなたとの将来を見据えて付き合っている」と言葉にして言わなくても、頭の中では結婚相手にふさわしいかどうか考えながら付き合っているケースもあります。

好きなタイミングでセックスができる状態


身体の関係を重視して女性と付き合う男性もいます。このケースに当てはまる男性にとっての最優先事項は、満足度の高いセックスができるかどうかです。また「せっかく見つけた身体の相性がいいパートナーを手放したくない」という心理から、まるで性格が合わなくても我慢するケースも。

女性にとっての「付き合う」とは


思い出作りの重要な要素


「彼氏とたくさん思い出を作りたい」とか「夏休みやクリスマスを素敵な彼氏と過ごしたい」というふうに、人生を彩る要素のひとつとして恋人を探します。学生や20代前後の若い女性に多く見られがちで、将来のことはあまり考えていません。

結婚を考えられる相手かどうか見定める準備期間


将来を見据えて付き合うケースです。女性は男性にくらべ、結婚を意識し始めるのがはやい傾向があり、20代前半~半ばにはすでに意識している人もいるでしょう。また、出産や子育ても考慮して、具体的なプランを持っている人もいます。
一方、同世代の男性は「結婚はまだはやい」「まだまだ遊びたい」と思う人も多く、将来については「いつかは結婚して子どもができたらいいな」という程度にとどまっているケースも多く見られます。

心の充足感を与えてくれる存在


心の充足感に重きを置く女性は多いでしょう。たとえば「彼と一緒にいると安心できる」「彼の声や匂いが心地いい」などが挙げられます。
手を繋いだり、ハグをしたりといった最低限のスキンシップで満足できるので、何度もセックスを求めてくる彼にうんざりすることも。

高め合える存在


たとえば、彼の仕事ぶりを見て「私も頑張らないと!」とモチベーションをもらえるなど、いい刺激を与え合える関係を指します。独立心が強い女性に多く見られる傾向です。

経済的な支えになってくれる存在


経済的な支援を期待して、男性と付き合う人もいます。男性も合意のうえで支援しているケースもあれば、男性の恋心をもてあそんで金銭的な支援を得ている女性もいるでしょう。実際、パパ活や「女性の学費を代わりに払っていた男性がトラブルを起こし…」といったニュースを耳にすることもありますね。

男女で付き合うことの意味が違うのはなぜ?


前述の通り「付き合うとはなにか?」については男女間で違いがあります。いったいなぜこのような違いが生まれるのか。理由について見ていきましょう。

違う理由①男性は「今」が大切


「一緒にいて楽しいから」「思い出を作りたい」「セックスを楽しみたい」と今現在の楽しみを重視して付き合う相手を選ぶ男性は多いです。また「そろそろ結婚したほうがいい」と思いつつも、結婚という言葉にプレッシャーを感じ、今現在の楽しみに現実逃避する男性もいます。
「将来を見据えて付き合いたい」と考えている女性は、価値観のギャップを感じるでしょう。

違う理由②男性は「付き合う」と安心する


男性は、付き合う前の女性に対して「他の男に奪われるかもしれない」「嫌われるかもしれない」といった危機感があります。付き合い始めると「俺のものだ、他の人のところへは行かないだろう」と安心します。「付き合う前は熱心に愛情表現してくれたのに、付き合って数ヶ月経ったら冷たくなった」なんて経験ありませんか?まさしくこれは、彼女を「自分のものだ」と認識し、安心しきっている状態です。

違う理由③男性は「恋人」だけでは満たされない


仕事や友人関係、趣味などを、恋人と同じくらい(あるいはそれ以上)の優先順位と考える男性もいます。これは、決して恋人にたいする愛情が弱いわけではありません。ただ単に、すべて同じくらい重要で、すべてを楽しみたいと思っています。

男性にとっての付き合う意味をなぜ女性は考えてしまう?


女性はどんなとき「男性にとって付き合うってなに?」と考えてしまうのでしょうか。自分の中で理解できている人もいれば、理由がはっきりわからずモヤモヤしている人もいるでしょう。原因をクリアにするため、ここでは、なぜ女性は「男性にとっての付き合う意味」を考えてしまうのか紹介します。

彼の友人や元カノと自分を比べている


他の女性と自分を比べて「あの子に比べて私は…」と悲しくなることってありますよね。彼の元カレが素敵な人であれば、なおさらそう考えてしまうでしょう。しかし、彼女として彼に選ばれている時点で、彼にとってあなたは魅力的なのは明らかです。また、人それぞれ違った魅力があるので、誰かと比べる必要はありませんよ。

自分との予定を優先してくれない


仕事や趣味を優先してばかりの彼氏。会えない日々が続くと「彼にとって、付き合うってなに?私ってなに?」と思ってしまいますよね。彼から雑な扱いを受けたら、不満を抱くのも当然でしょう。しかし、男性側にはいっさい悪気がない可能性があります。というのも、仕事や趣味など、なにかに熱中していると周りが見えなくなってしまう男性はけっこう多いです。
熱中している彼をそっとしておき時間が経つのを待つか、あるいは一度話し合ってみるといいでしょう。

身体目当てを疑ってしまう


会うと毎回セックスを求められ、セックスをしないデートプランは断られる。「身体目当てかな?」と疑ってしまいますよね。しかし、これだけでは身体目当てとは言えず、単に「彼女もセックスも大好き」という可能性もあります。

結婚の話をしてくれない


長く付き合っているのに結婚の話が出ない、結婚の話を避ける。こんな彼の態度は、不安になりますよね。実際のところ、結婚する気がないのかもしれません。しかし、彼なりに結婚を考えている可能性もあります。結婚の覚悟を決めるのに時間がかかっている、結婚の話をするための段取り・プランが頭の中にあるなど、彼なりの準備ややり方があるのかもしれません。

女性が「男にとって付き合う意味とは?」と悩んでいる時の男性心理とは?


ここからは、具体的なシチュエーションごとの男性心理を解説します。

元カノや女友達の話題を出す男性心理


「彼女に嫉妬して欲しい」という意図で話す男性もいれば、なんの考えもなく話す男性もいます。「元カノはもう終わった関係だし、女友達はただの友達だから話題にしても問題ないだろう」といった心理で、ごく普通の日常会話として話してしまうのです。
たとえ悪意がなかったとしても、彼の口から元カノの名前が出たり、女友達と楽しく過ごした話を聞かされるのは、あまりいい気はしませんよね。不快な場合は、きちんと伝えたほうがいいでしょう。

彼女との予定より友人を優先する男性心理


友達ばかり優先する彼氏。「冷められているのかな?」なんて思ってしまいますよね。たしかに、彼女に冷めてしまった男性は友人を優先するでしょう。しかし「今は友達と遊びたいけど、彼女のことももちろん大好き」という人もいます。前述しましたが、男性は彼女だけでなく仕事や趣味、友人関係も大切にしがちです。

会うたびにセックスを求める男性心理


会うたびにセックスを求められるのは、うれしい反面「身体目当てかも?」と身構えてしまう場合もあるでしょう。しかし、必ずしも身体目当てとは限りません。「彼女が好き、セックスも好き。つまり彼女とのセックスは最高だ」という心理もあります。

結婚の話をしない男性心理


出産、子育て、自身のキャリアなど、きちんとした将来設計を持っている女性は多いです。特に出産と子育てについては、リスクや体力的な問題もあるので、具体的に「何歳までにしたい」というプランを持っている人もいるでしょう。一方、男性は「いつかは結婚したい」というふうに、女性に比べて具体性がないケースも多いです。「何歳までにしたい」という女性と「いつかは結婚したい」という温度差は、女性が「彼はいつまで経っても結婚の話をしてくれない」と焦れてしまう原因のひとつでしょう。
また、結婚にプレッシャーを感じ、結婚に向けて積極的になれない男性もいます。

男性にとって「付き合う」から結婚を意識するタイミングは?


男性はいつ「恋人」から「夫婦」になろうと覚悟を決めるのでしょうか。具体例を紹介します。

お互いに結婚適齢期に差し掛かった時


年齢をきっかけに「そろそろ結婚するか」と考え始めるパターンです。おおよそ20代半ば~30代前半の、結婚適齢期に見られがちです。しかし、適齢期に対する価値観は人それぞれで、一概に「何歳が結婚適齢期だ」とはいえません。20代半ば~30代前半よりもっと歳上、あるいは歳下と考える人もいるので、想定していたタイミングと異なる可能性があります。

周りが結婚して遊ぶ人が減った時


会社の同僚や学生時代の友達など、周りの結婚に触発されるパターンです。友人の結婚式なども、羨ましいな、家族って良いなと感じる機会になります。遊ぶ相手がいない退屈さや「まわりのみんなは結婚しているのに、自分はまだしていない」という焦りにより、結婚を意識し始めます。また、友人や兄弟の子どもをみて、子どもがほしいなと思うときもあるようです。

辛い時に支えてくれた時


大きな怪我や病気など、辛い時期を支えてくれた人との結婚を考えるパターンです。「人生のどん底を一緒に乗り越えてくれた」という経験は、強い信頼関係と絆で結ばれているにちがいありません。そんな特別な相手と「一緒に生きていきたい」と思うのは、ごく自然のことといえるでしょう。特に男性は、弱みや不安を見せられる相手を特別に思うようです。女性にとって何気ない気遣いや優しさであっても、男性の心に深く刺さることも。自分がしてもらったことを、結婚を通じてお相手に返してあげたいというような、案外義理堅いところもあります。こんな素敵な彼女を手放しちゃいけない。結婚したいと気持ちが盛り上がるのがこのケースでしょう。

女性から結婚をせかされた時


女性に背中を押されて結婚を意識する男性も多いです。なかなか煮えきらない男性には、やりすぎない範囲で結婚を迫ってみるのもアリかもしれません。彼氏からプロポーズをしやすいように、状況をつくったり、結婚を意識させるデートに誘うのもおすすめです。

男にとって付き合うとは?と考える女性へのアドバイス


「男にとって付き合うとは?」と考えている人は、多かれ少なかれ思い悩んでいるでしょう。そんな方へ向けて、アドバイスを2つお伝えします。

自分を大切にする


たとえば、趣味に没頭する彼氏がいたとします。「本当はもっと彼氏と一緒にいてデートをしたい。」「でも、言ってしまうと、めんどくさいと思われないか不安です。」
このように、自分の気持ちを、嫌われないことを優先して、「彼のために私は我慢しなきゃ」と無理をしていませんか?我慢できる忍耐強さはとても素敵です。しかし、相手の都合だけを考えて成立している関係は、健全とはいえません。お互いが心地よく過ごせる関係になるためには、自分の価値観も大切にすべきです。相手のやり方や付き合い方に無理に合わせる必要はありません。「自分を大切にする」というマインドは常に持っておきましょう。具体的には、あなたも自分の友達と旅行に行ったり、自分の趣味に没頭する時間もあって良いのです。

自分の気持ちを言葉で伝える


「自分を大切にする」というマインドセットができたら、次は彼とコミュニケーションをとりましょう。いくら仲のいい恋人同士でも結局は別の人間なので、理解を深めるにはコミュニケーションが不可欠です。男は元来察するのが苦手な生き物。ですが、婚活においては女性も男性の気持ちをうまく理解できていないこともあります。お互いにとって付き合うとはどういうことか、なにをして欲しいのか、なにをして欲しくないのか。付き合っているなかで、なんとなく理解した気になっている部分もあるでしょう。しかし、誤解している可能性もありますので、お互いの考えを擦り合わせましょう。ひょっとしたら、彼は彼なりの愛情表現を絶えずしていて、それにあなたがまったく気づいていなかったなんてケースもあるかもしれません。心のモヤモヤ、わだかまり、我慢していたことを、コミュニケーションで解消してください。また、このような大事な話をするときは、常に敬意と感謝を持って話しましょう。責める口調や感情的にならないように注意してください。男性は、本来好きな人に対して一途な気持ちを持ち合わせています。「気持ちを伝えてくれてありがとう」と、彼女の前向きなアクションを喜んでくれる人は多いはずですよ。

男性にとって付き合うとは?を理解して、関係を進展させよう


「付き合うとは?」の認識は、男女間で似ている部分もありますが、大きく異なる点もあります。「男性にとって付き合うとは」の項目でお伝えしたような特徴で、特に「見栄っ張りなところ」「性欲」「普段はカッコつけてるのに甘えたい」などの部分は、男性ならではになりますよね。そこから、行動が短絡的だなぁと思ってがっかりすることもあるかもしれません。

これらの違いについて「なんで理解してくれないの?」「もっとしっかり考えてほしい!」と責めるのではなく、歩み寄る心を大切にしましょう。男性は、好きな人に対して本当に真っ直ぐで単純です。彼女の幸せを真剣に考えているなんて側面もあり、不満や納得できない点を伝えると、真剣に改善しようとしてくれることもあります。恋人に対して不満や納得できない点があっても、決してネガティブに考える必要はありません。不満は「もっと仲良くなれるのびしろ」ともいえるので、これからますます素敵な関係を築けるかもしれませんよ。男性自身も、女性の「付き合うとは」をわかっていないことが多いので、ぜひ自分の気持ちを伝えて、よりよい関係を目指してくださいね。